回想と新しい秋

2008-11-26 | 育児
優くんが、お腹にいると判明したちょうど2年前のこと。


本当は私は、なによりまず、自分のカラダの変化ばかりを心配していた。

これから10ヶ月、いったいどうなっていくのか、
そして10ヶ月目はいったいどんな痛い恐ろしいことがまっているのだろうか、
これから始まるだろうつわりはどんなだろう、
毎日が二日酔いみたいだったら生活できるのだろうか、

しみじみと喜びを噛み締めるというよりは、
本当に自分のことばっかり気にして、
毎週毎週お腹の中がどんな状態なのか、
来週の私はどういう状態なのか、
ネットで調べてばっかりいた。
(今改めて書くと、相当に、どうしようもないな…)


すなわち、30年間で染み付いていたのだろう、
相当に自分勝手なプレママのまま、10ヶ月を過ごしていたと言う事だ。
その10ヶ月の間に、いろいろな意味でとてもとても重い我が子を、
大きく受け止めるだけの母親には全然なれていなかったという事だったのだ。


そんな私だもの、
優くんがおぎゃあと生まれた日から、
何となく人様より育児に右往左往しすぎたり
自分が泣いたり喚いたりしてきたのも、
優くんが手がかかる子だからというよりは、
私自身の方に責任があったのだろうと、
今になってはそう思う。



で、それからちょうど2年。

優くんが生まれてから、もうすぐ1年と5ヶ月になる。

大怪我させたり手術を受けさせたり、
大きな波、小さな波がありながら、
この子は、すくすく、心の優しい、いい子に育っている。


ママは相変わらず自分勝手で駄目な人間だけど、
ちょっとだけ変われたこともある。

「待つこと」でしか解決し得ないことがたくさんあると
おまえさんに教えてもらったこと。
「待つこと」って、ネガティブな待ち姿勢とは全然違っていたということ。

それから、もう自分のことでじたばたしたり、くよくよ考えたり
必要以上に心配したりしないんだ。
というより、おまえさんとの毎日にはそうする余裕がないのだな。


で、この、少し前からの気持ち悪さとか、異様な眠気とか、
そういうのも、まあ今だけだし、と割と前向きにとらえていられる。

何もネットで調べることなんてない、
自分の体のことだもの、
「○週目おなかの赤ちゃんは聴覚が発達してお腹の中でお母さんの声を聞くようになります。
優しく話しかけて。」、とかいちいち意識していなくても、
私は今もそれから半年後も、優くんと笑い、時に怒り励ましたり一緒に歌ったりしているのだからそれがママの声なのさ、
と思って準備してくれればいい、と思う。
ゆっくりゆっくり準備しておいで、たっぷり準備して元気にみんなに会いにおいで、と話しかけることが出来る。

お前のお兄ちゃんは、心の優しい子なんだよ。
楽しみにしているんだよ。


というわけでして、
優くんの弟か妹かになるお腹の子は、
まだ7週に入ったくらいで安定期もまだまだ先ですが、
順調に育ってくれれば、来年の7月頃、
今度はすこーし成長したママとパパと優くんのところに来てくれる予定です。


回想、していられるのも、いまだけの余裕だよね。。



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