北岳・間ノ岳(2) ~間ノ岳~

2005-07-19 | 登山
(Photo:間ノ岳山頂直下。強風に耐えるキタダケソウ(?))

2日目は、朝、間ノ岳をピストンします。
夜中からテントのフライがバタバタいうのが気になっていましたが、
稜線に出てみるとまっすぐ歩くのが大変なほどの強風。(私に言わせると突風。。)
特に西側からの風が強いようでしたが、最終的には上下左右どちらから吹いているのか分からない、
というかどうでもよくなってしまいました。

間ノ岳、往復3時間の間中、ずーっと、まっすぐ歩けないほどの強風。
その代わり、強風のため、雲が結構飛ばされたようで、
思ったより遠くまで、いろいろな山が見えました。

間ノ岳山頂、3189m。
すぐ北側には北岳、後ろに甲斐駒、少し西側にずれて仙丈ケ岳。
北岳のバックには八ヶ岳、鳳凰三山のバックには左右に長い奥秩父連山。
南方面は農鳥、西には青く中央アルプス。そして富士山。

間ノ岳はこれまでなんとなく「あいだ」とか「中間」とかのイメージで記憶もあまり無かったのですが、
今回改めて強風で印象を深めてみると、
100名山だけあって、周りは気持ちがいいくらい山に囲まれていて展望抜群、北岳からの道のりは
稜線のとてもいい道です。

今度、また北岳に行く機会があれば、間ノ岳はセットにしたいですね。

体験的には面白かったのですが、強風は結構体温を奪ったと見え、何気に体に力が入らないと感じたのは、
山荘のテントに戻った頃でした。
前日、せっかくの北岳が展望ゼロだったので、もう一回トライしてパノラマを見てもらいたかったのですが、
わたくしの体力の限界、というかバスに間に合うには時間的に私の体力の限界を感じ、そのまま下りる事になってしまいました。

申し訳ありませんでした。

でもやっぱり帰り道の大樺沢は長く、足に来て素早く下りられなかったから、バスの時間ぎりぎりになってしまいました。

さて、最終バスは16:30に広河原を出、1時間で市営芦安駐車場に到着します。
駐車場に隣接した建物には温泉があります。

温泉はこの日の営業が18:30くらいまでだったのか、誰一人入っておらず、
少し開いた窓からは山の涼しい空気が入ってきて、全面の窓から山々を見る事が出来ます。
まだ暗くなるには間があって、お風呂には電気がついていませんでしたが、
それがまた「癒し」の感じで、私は一気に深くしあわせを感じてしまいました。

そして翌日、関東の梅雨明けをNewsが伝えました。

※私は今回も筋肉痛にはなりませんでした。

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