20150808-0810_立山_3015m

2015-08-15 | 登山



今年の夏は暑すぎて、
高山に行くしか選択肢がなかった。

立山は遠いが、
しかし標高があってテントで2泊くらいできて
2泊分*4人の荷物持ってテン場までまず移動することが可能で
子どもたちと登れるところ、

というと候補地は絞られる。


扇沢から
トロリーバスやケーブルカーやロープウェーや果てしなく乗り継いでの




室堂であった。


いやぁ。
お久しぶりです。残雪たっぷりですね!

さすが!
涼しいですね…  アレ?

でも、ちょっと…暑い?!





標高があっても、
異様なくらい暑かった。

雷鳥沢キャンプ場までの移動が苦痛なほどであった。





しかしチングルマをはじめとするお花畑は盛りで
残雪も多めだった。





沢の水も数秒しか足をつけられないほど冷たい。

やはり暑い夏でもまだ山の上はなんとか健全なのだ、とホッとする思いだった。



その日の夜、
なかなか静かにならない近くのテントのせいで眠れず
テントから顔を出してみた。

満点の星空に、
天の川がくっきり。

あわてて子どもたちを起こす。

妹、起きる。

「わあーー…」と感動の声。

兄はゆすってもひっぱってもたたいても起きず、見逃す。残念です…。






二日目は気温が高くなる前に雄山を攻めてしまおうと3時半起き。
5時前に出発。





雷鳥沢キャンプ場からそのまま一ノ越を目指す。





まだ月が。
しかし雲一つない。





来るぞ来るぞ、灼熱の光がもうすぐここまで。

と思うと、早く登ってしまいたい。

でも景色が。





景色が素晴らしくて。

ずっとここにいたい、とも思う。





一ノ越から上は
がつがつ標高を稼ぐタイプ。

岩場は室堂方面から合流した人々で時々渋滞する。





息切れしながら振り返ると、

薬師~雲の平の向こうに槍もくっきり。











8:00。
立山雄山頂上に到着!
雄山本宮3003m。






今日は天気も申し分なく
大汝~富士ノ折立まで周回コースを行く。

ここから先は人もぐっと少なくなる。





9:30。
大汝山山頂。3015m。





富士ノ折立頂上は岩峰。
地図の実線も頂上は巻いていて
ちょっと子どもたちは無理かな。

父と母が交互に登ることにした。

直下にはちょうど遊ぶのによい雪渓が。






富士ノ折立山頂。2999m。剣岳と一緒だ。






ここから下る。
妹がすこし疲れを見せ始めた。
別山行きたかったが今回は我慢。




大走りを使ってキャンプ場へ。





ザレザレでガラガラで急で、

暑かった。
やっぱり今日も暑くなった。

はやく最後の雪渓下りに。それを合言葉に。






きったーー!

すべろー最後まですべっちまえー


キャンプ場に着いたのは13:30。
たっぷりゆっくりする時間があった。

ロッジ立山連峰に行って、
お風呂と生ビールコース。
すばらしい。
明日、私たちは予定なし。
解放感。素晴らしい。




夕方面白い現象。

夕焼けが立山に反射して、一部分だけオレンジになったのだ。
時間にして約10分。

外にいれば見逃すこともない。だからキャンプは面白い。


その夜も満天の星に天の川。
だけど子どもたちは今度は2人とも、ゆすってもたたいても起きなかった。
爆睡だった。



その真夜中をついて、
もぞもぞ用意を始めた男。

お父さん、1:45起床で2:00過ぎに剣岳へむかっていった。


我々はそのあともたっぷり寝て、
起きてゆるゆる朝ごはん作って、
撤収してよそのおじちゃんとお茶していたら、
帰ってきた。




10:30。

剣山荘の手ぬぐい買ってきた。

42歳、もうすぐ43歳。けっこう健脚ですよね。というか遊びすぎですよね。。



そしてその後、お昼にかけてだんだん雲が多くなってきた。
室堂へ向かう道中、灼熱の太陽をうまく隠してくれて助かった。

長い長い扇沢までの移動中も、
周囲の山々はだんだんと雲に覆われていった。

今年の夏休みも終わった。




【次回増刊号】

お父さんの剣岳。


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