西吾妻山 2035m _ 20130922

2013-10-07 | 登山
山形県米沢市と福島県の県境に大きな山塊あり、西吾妻山を最高峰とする吾妻連峰である。
県境をずっと西へたどると飯豊山がある。

この山塊の大きさが良いと思う。
まあもう少し大きくとらえて磐梯山・安達太良山までいれるとして、
この西吾妻山が一番高いことになる。2035m。

さて、私は吾妻山に登ったことがない。西・中・東、とあるがどれにも登ったことがない。

せっかくの初めてのお山である。
写真も見ないで行ってみたい。等高線は緩やかである。
そのため、ガスってしまうと少し迷いやすいかもしれないと、宿のおじさんは言った。

今回は、天元台高原の方から、
ロープウェイ・リフト3基を乗り継いで1810mまで行ってしまおうという案。

雲行きは非常に怪しく、
宿のおじさんが心配した通りの真っ白な中、リフトに30分も乗って
体は冷え冷え。





雨具も着こんでとりあえず行けるところまで。




白いのである。




行く手は白に吸い込まれそう。

ついた「かもしか展望台」は、




ばりガス。



今日は降られるなあきっと。テンション、上がらず。





おや、木道ですか。
子供らは木道好き。(段差が少ないと楽だものね。)
きゃいきゃい楽しそうに歩いていく。



ガスの向こうに山肌かな。



うーんどうかなピークっぽいな!。

はやる心とリンクして、ガスがスーッと流れて行った。





なんと!高層湿原!
天国みたい!


微妙な光の具合で、草黄葉の中に続く木道がぴかぴか光っている。
時折流れ込んでくる濃淡の雲も幻想的。

母さん、さいこーさいこーと連呼していた。




大凹(おおくぼ)という清涼な水場。




そこからがっつがつ登って





美しいを20回くらい言い





ごつごつ歩いて





ふんわり歩いて





とことこ登って





大きな岩場が現れる。







「梵天岩」という巨岩の重なり。





少し進むと

今度は「天狗岩」という広場みたい。





思っていたより、大きな岩を越えていく道で、娘はしょっちゅう抱きかかえられながら
しかし自分の足で歩いてきた。





ただ、まあ
このおじさんが強いことは確かだと思う。






西吾妻山の山頂は視界がない。森の中である。
しぶくて好きだなあ。
山頂ではソロの人とあっただけ。
天気も良くなかったし、みんなさっさと下山してしまったのだろうか。





とか言っちゃって、良くなっちゃって、天気!
西大顛を望む。とか言っちゃったりして。




復路。
本当に人はまばらになった。


もう一度「かもしか展望台」。うん、綺麗。ちゃんと綺麗。









最後の樹林帯を下る。

あーあ、お山が終わっちゃうなあと久しぶりに、思った。





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