ドッグスポーツ奮闘記

■ホリー&陽子・・・・ドッグスポーツの迷チーム二人組の奮闘記

第一関門は・・・

2006-08-03 | ララ奮闘記
病院が決まったからといって、ララがよくなる保障はない。
まず、道中何事もなく、病院へたどり着けるのか。
血糖値は52のララが、耐えられるのか。
それが、第一関門だ。

そして、朝10時に健康診断をする。
CT検査に耐えられるかどうかを診断するのだ。

できるという判断であれば、
午後からCTを実施する。
そこで、バイパスがどこへつながっているのかを見つける。
3日後に手術。
2週間後2回目の手術。
という見通しを立てている。

ララがその難関を一つ一つ突破して行くことを
福岡から祈っている。
ちぇりーママもニコばあちゃんもホリーおばさんも
乳母も犬舎のおじさんもみんなで一生懸命祈っているから
しっかりがんばれ!ララ!

岡山の病院へ

2006-08-03 | ララ奮闘記
「陽子さん!ララの病気が分かりましたよ!!」
電話の向こうから、ララままの明るい声が聞こえた。

病気は決して安心できるものではない。
しかし、「ララ何だか変だなぁ...」という全く見えない状態が
一転し、はっきりと見え、次のステップが決まったことで
希望が出てきたのだ。

連れて行くには、手間も費用もかかる。
ララを引き取ろうと申し出たけれど、ララままは受け入れなかった。
「行きますよ!パパもすぐに行こうと言ってくれたんです。頑張ってきますよ!」
我が子を助けたい一心と、手を尽くさなければ後で後悔するという気持ちが
強く伝わってきた。
ララが一人で苦しんでいたことを思うと・・・と、ララままの声が詰まった。


ララは本当にラッキーガールだ。
早いうちに病気が見つかった。
更に、H病院の先生が研修に行く道中で
ララと同行してくださることになった。
道中何かあったらと、自分の車にララを乗せ
ララママとパパは後続という事になった。
たくさんの方に支えられて、検査に向かうララ。

離れていても、たくさんの人がエールを贈っている。
今夜出発。
道中気をつけてと、心から願う。

門脈体循環シャント

2006-08-03 | ララ奮闘記
そんな病気は聞いたことがなかった。
純血種に起こる奇形だそうだ。
血液は肝臓を通って解毒されるが、肝臓へのバイパスが
別のところにできているわけだ。
だから、解毒されていない血液が回っているため
体調が悪かったのだ。
この病気の行く末は、様々な症状に苦しめられ
命を落とす。
途中で恐ろしくなって、説明を読むのを止めた。

ララがそんな病気だったとは、思いもよらず
何だかララふらふらして変だなぁ・・・と思っていた。

ララままが、ララの乳歯がなかなか抜けないと病院へ行った。
「問題は歯どころではなく、他にある。」
そう言われて、とことん検査をしてくださいと
H病院へ駆け込んだ。

入院。
休日は挟まり、ララは充分に看てもらっているだろう。
1日経ち2日経ち・・・。
「ララは一体どうしているの?検査はどうだったの?」
やきもきした時間が過ぎた。
ララの姿を見ることができない寂しさを
溢れる涙で語ったララまま。
「ララ、頑張れ!ララがんばれ!」と
病院のある町の方を向いて叫んだと聞いたとき、ララがもう
「N家の家族」になっていることを強く感じた。

ララママとパパと娘さんは、病院へ押しかけて、半ば強引に面会させてもらった。
以前飼ったマイケルくんのように、最後の時を一緒に居れなかったらいやだと
強引に先生にお願いしたそうだ。

そして、病名がわかった。
H病院の先生は、その病気のことや治療で有名な病院を紹介してくれた。
岡山の専門の病院。
できるだけ早いほうがいい。
しかし、ララが検査に耐えられるのか・・・。