ピンズ屋のひとりごと

オーダーメイド専門のピンズメーカー「ピンズファクトリー」のスタッフが、交代で日常を語っていきます。

☆踏まれても、踏まれても☆

2009-09-18 23:30:25 | Weblog
ぽひゅん。最後の打ち上げ花火のような、銀色週間もおしまい。
みなさまいかがお過ごしでしょう?

ワタシは父が隠遁生活を営む、京都府は久美浜町で羽を伸ばしてきたのですが
新米とともに懇願して送ってもらった、漫画がコチラ↓↓


中沢啓治/はだしのゲン

作者の中沢啓治さんが、視力の衰えのため続編を断念したことで
少し前にニュースになっていた、はだしのゲン全10巻。
元は父が兄に買い与えたものを、キャンディーひとつで妹に譲り渡すという
珍事件を経て、我が手元にやってきたこの漫画を
ワタシは何度も何度も読んだものです。
太平洋戦争の中でも、凄惨を極めた原爆投下前後の広島が
舞台なので漫画とはいえ、正直ウッとなる描写もたくさんあり
「子どもに読ませるにはちょっと・・」と思うかも知れません。
でもね、今になってですがあの頃、確かワタシは小学生でしたが
この漫画を読んでおいてよかったな、と思うのです。

大人になると、色んな人に出会い
いいことと悪いことは、人によって考え方が全然違う事を知ります。
いいことと悪いことが、混じり合ってうまく選べない時もあります。
戦争について調べものをしていた時、戦争が正しいという考えの本を読んで
びっくりしましたが、理路整然としたその本を読んでいるうちに
どうして戦争がいけないのか、と問われたら
ワタシは上手に返答できない気がして、なんだか後味の悪い気持ちに
なったこともあります。
そういう時、この漫画は人間のいちばん熱い部分でもって
戦争の理不尽を教えてくれると思います。
稚拙な言葉ですが、痛いのは、お腹がすくのは、
好きな人が死んでしまうのは、嫌ですもん。
学級文庫にもあるはずなので読んでみてくれ、子どもたち。

おハナでした☆

PINS FACTORY(ピンズファクトリー)は
オリジナル・デザインのPINS(ピンズ・ピンバッジ・ピンバッチ)を
受注製作する専門メーカーです。
http://www.pins.co.jp
コメント
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