実に3ヶ月近くも更新していませんでした。
ブログとしては、化石同然ですね。
冬の寒~い間も、まったくバイクにさわっていないわけではないのですが
書き綴るネタが無いというか、まあ書くほどのことはやっていなかったです。
そろそろ、走り初めのお誘いもあったことだし、やりたかったことを実践してみるか!
ってことで、まずは消耗品の交換。
リヤタイヤも1年半(5,000km程度)でツルツルになりましたので、ここらで交換です。
ネットで探してみると、メッツラーのレーザーテックがお手頃なんで
今回はこれをチョイスしました。
サイズも標準?の、120/90-18に変更
※今まで装着していたのは、120/80-18
サイドがしっかりしている感じがします。
走ってみた感じですが、新品を付けた感動が無いっていうか
それだけ自然な特性ってことでしょうか。
でも、明らかにコシがしっかりした感じはします。
家の近所を少し走っただけなので、何とも言えませんが
そのあたりは、お山で確かめたいと思います。
ついでにリヤのブレーキパッドも交換しました。
ここまでは単なる消耗品の交換ということですんなりと終了です。
で、今回やってみたかったこと。
今まで、どうしても車体をバンクさせると、内側に切れ込もうとする挙動を
手で押して抑えるような乗り方をしていたのですが
これやっぱり疲れますし、自然な感じではないです。
前輪を19⇒18に落としていることが原因なんでしょうが
フォークの突き出しを極端に変えても、満足する状態にはなりませんでした。
当時の主流(フロント19インチ)を考えても、一応スポーツバイクですから
極端なキャスターアングルが付いているわけでもないですし
それでいて、見た目結構なオフセットの付いたステム周りですから
フォーク突き出しを極端に変えても、十分な効果がないってことを考えると
これは、トレール量が少なくなりすぎているのかなあ~なんて思ったわけです。
35Фなんていうフォーク用のステム周りなんて、
今ではなかなか見つけることが難しいですねえ。
SR400、500なんかも同じフォーク径なんですが、見た目からして
同じようなオフセット量ですし、どれもオフセットが大きいなあ~なんて
物色しているときに、ある車種のボトムケースに目が止まりました。
XS750なんですが、意外に気づかなかったですねえ。
何が気になったかって言うと、当時のアメリカン風バイクは
今のようにキャスターが寝ていませんから、それでも雰囲気的に長いフォークに
したいため、リーディングアクスルになっていたわけです。
ボトムケースを長~くして、前足を長く見せる作戦ですね。
アクスルシャフトがボトムケースの中心を貫通しておらず前に移動した分、
GXと同じディメンジョンでは、ものすごくトレール量の小さな車体になってしまうわけです。
だから、そこを補うためにオフセットが少ないのでは??
ってことで、まさにその通り。
GX750の上に、XS750のステムを重ねています。
かなり違うことがわかります。
2つを並べてみました。(左:GX750 右:XS750)
おおよそですが、寸法差はこんなにもありました。
GX750用
XS750用
図面を描いてとかしてませんので、だいたいですが20mm程度の差がありました。
装着そうのものは、基本構成が同じということで、ほとんど加工はないです。
ハンドルポストの幅が若干違うとか(取り付け方で調整可能)そんな程度です。
ただ、XS750って、フォーク径が36Фなんですね(汗
仕方ないので、0.5mm厚のスペーサーを作成してフォークをクランプしました。
実際に乗ってみた感想はって言うと、ヘルメットの中で笑ってしまいました。
もう、これが純正だよねえ~って感じの、実にニュートラルな感じです。
車体の切り返しなんかも、前と比べると雲泥の差の軽さです。
いつも通るとハンドルが小刻みにとられる場所も、
まったくすんなりと通過してくれちゃいました。
あとは、走りながらフォークの突き出しを少しずつ変えて
微調整を楽しんでみようと思ってます。
ただですねえ、オフセットが少なったおかげで、フォークがタンクに当たってしまう
弊害もあったりして・・・
というオチがあったのも事実・・・
GXのタンクもそのまま乗るかな~と思ったら
乗りませんでした
切って溶接しないと
ヤマハ恐るべし(*_*)
XSはフォーク全面に、GXはフォーク中心にアクスルセンターがあります。XSの方が、アクスルシャフトが前にあるということですね。
サービスマニュアルで見ると、キャスター角も少し違いがあるみたいです。
XS750:28.3度 トレール103mm
GX750:26.5度 トレール109mm
少しXSが寝ているということです。
アメリカンの雰囲気を出すためでしょうか。
トレール量が少ないほど、ハンドリングが敏感になる傾向がありますが、キャスターとの兼ね合いがありますので、上記の違いを見ると、キャスターとトレールで、双方の運動性はイコールに近づけているのではないかなあ~なんて想像しています。
見た目を異にしても、運動性に双方差がないような味付けをしているなんてことなら、技術者ってすごいなあ~って思いますよね。
タンクは乗らないのですか?取り付けボルトの位置がちがうのでしょうか。どちらにしても、なかなか大変そうな改造ですよね。