秋の夜長工作は続いております。
今日はトランジスタの固定と基盤への結線を行いました。
まずはトランジスタの取り付け位置です。
側面に取り付けることにしました。そのための穴あけをします。
合計6ヶのトランジスタを使用しますので、片側側面に3つ穴を開けました。
側面にした理由ですが、まず底面に取り付けようとした場合
どうしてもトランジスタ同士が接近した位置になってしまいます。
スペース的な制約からこれは仕方ありません。
しかし、トランジスタ同士が接近するということは、少ない範囲のケース面に
放熱をさせるということになり、当然ながら放熱効果も落ちるわけです。
出来るだけ均等な面積に対して放熱させるためには、側面配置しかないわけで
このようなレイアウトとしました。
そして、トランジスタを取り付ける前に、リード線の取り出し穴を開けなくてなりません。
あれこれ考えましたが、片側に寄せて出すことにします。
リード線を保護するために、ゴムのグロメットを入れます。
グロメットって、こんなゴムのブッシュです。
外周上に溝が切ってあり、ケースの切り口にそこがハマるようになって
金属面にリード線が当たらなくなります。
3つの穴にグロメットを装着しました。
さて、いよいよトランジスタを固定するのですが、放熱効果を高めるために
接着面にシリコングリスを塗布します。
電子部品屋さんで売っていますが、結構高かったりします。
まあ、そんなに頻繁に使うわけでもないので、グレードの良い物にしました。
ビスでトランジスタを固定して基盤にリード線を結線します。
どうせ蓋をしてしまうのですが、ちょっと配線には拘ってみました。
トランジスタはこんな感じでしっかり固定されました。
これらを3つ繰り返して、リード線と基盤をハンダ付けします。
3つ並んで、同じように配線すると、何だか複雑っぽい感じになってきました。
実際にはすごくシンプルな回路なんですけど。
これは、元の設計者が上手く作られたおかげですね。
後はトランジスタに抵抗とダイオードを繋いで
外部への配線引きをすれば完成です。
次回に続く
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