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ルクラ空港の景色 Landscape seen from Lukla airport
エベレスト街道トレッッキング(4) パクディングへ To Phakding
第1日目: 2015年3月28日(土) 晴れ First day: Mar. 28, 2015 (Sat) Sunny
行程: カトマンズ Kathmandu (1330m) → ルクラ Lukla (2840m) → パクディング Phakding (2610m)
この日は、早朝のフライトだったので、5時半に起床しました。6時にロビーに下りると、ガイド兼ポーターのゴカルナ君が迎えに来ていました。彼の年齢は30代前半で、私の子供よりも数年年下の若者でした。
ホテルで用意してくれたサンドイッチと飲み物を携えて、空港に向かいました。カトマンズ空港は、既に多くのトレッカーたちで賑わっていました。
カトマンズ空港の待合室
8時前後に、ルクラに向かって飛び立つ小型飛行機が数機程集中しているので、混み合っているのです。私が搭乗した飛行機の写真を次に示しますが、非常にちっぽけな機体です。
カトマンズ空港で搭乗した飛行機
飛び立ってから30分ほどで、ルクラに到着しました。カトマンズを出発するときは暑かったのですが、ここではひんやりとした涼しさを感じました。ルクラの高度は、富士山の7合目に相当するので、涼しいのももっともです。飛行場の周囲を見回すと、真っ白な山々が広がっていました(記事冒頭の写真参照)。ついにヒマラヤに足を踏み入れたことを実感しました。
空港のターミナルを出てから、すぐそばにあるロッジでしばし休憩しました。ガイドによると、帰路はこのロッジに宿泊予定とのことでした。
休憩したルクラのロッジ
私は、二つのリュックを持ってきましたが、10kgのリュックはゴカルナ君に背負わせ、私も別途6-7kgのリュックを担いで、9時半頃にトレッキングを開始しました。
今日のコース概要ですが、タド・コシガオン(Thado Koshigaon:2580m)までは下り坂ですが、そこからパクディン(2610m)までは緩やかな登り道となります。トレッキングの距離は、8-10kmくらいです。
出発してから1時間ほど歩いた付近で、まだ3月なのに、背丈の高い木に咲いているシャクナゲの花を見かけました。
街道脇で見たシャクナゲの花
この付近から先は、谷底にドゥド・コシ川(Dudh Koshi River)が流れる山道に沿ったトレッキングとなります。因みに、ドゥド・コシ川は、コシ川水系の一つで、世界の大河たるガンジス川の支流の一つです。 このトレッキング道路では、何度か荷物を運ぶロバ達と、何度か出会いました。
街道を登るロバたち
トレッキング中に、所どころで吊り橋を渡りましたが、床が揺れるので体のバランスを崩さぬよう十分な注意が必要です。
谷川の上に架かる吊り橋
チュタワ(Chhuthawa:2591m)の村に入ったところで、チベット仏教独特のマニ石を見かけました。
チュタワの村で見たマニ石
パクディンの村に入ると、重い荷物を背負って更に先に進んで行くシェルパの姿がありました。
パクディンを通過するシェルパ
13:30、やっとパクディンのロッジに到着しました。ルクラを出発してから、約4時間でした。
今夜泊まるパクディンのロッジ
このロッジは、相部屋ではなく1人部屋だったので、とてもラッキーでした。トイレは共同ですが、洋式の水洗だったので、よいロッジに恵まれました。
ロッジに到着して間もなく、遅くなった昼食を取ることにしました、 “モモ”と言うネパールの定番料理のひとつを試食してみました。 モモは、蒸した餃子の様なモノですが、調味料は風味が乏しく、またライス付きでもなかったので、これだけでは、なんとなく物足りない感じでした。
”モモ”と言うネパール料理
尚、夕食には、サン・ミゲール・ビールで喉を潤しながら、骨付きのチキン・ロースト、ポテトチップと野菜炒めの盛合せを頂きました。これは、一応満足でした。
この様にして、エベレスト街道トレッキングの第1日目の夜を迎え、9時頃に眠りに就きました。
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