


今回で第5回を迎えた北信越選手権、会場であるアスパーク亀田は今年4月にできたばかりで新築の香り漂う素晴らしい会場でした。
当日は地域のお祭りも開催され、大阪、千葉など県外から参戦の選手も多く見られ、活気ある試合会場となりました。
そんなお祭りムードの中、試合はかなり白熱したものとなりました。
昨年全日本出場のフェザー級の若林選手、独特の構えから得意の足関節へ流れるような攻撃で、決勝は一本勝ちでの優勝 を決めました。
フライ級の決勝、10代の箕輪選手が打撃も組技も圧倒して優勝でした。
ウェルター級の久保村選手、圧巻の首相撲、相手の顔面を砕くような膝蹴りで順当に決勝進出。
決勝の相手はテイクダウン狙いの山子選手。山子選手の寝技のコントロール能力が優り、山子選手が判定勝ちで優勝。
激戦のライト級、1回戦を勝ち上がった児玉選手、斉藤選手、星野選手、高橋選手は実力が拮抗していました。
2-1で割れる試合も多く、ジャッジはとても難しい判定だったと思います。
児玉選手と斉藤選手の試合は水と油のような試合でお互いが相手の間合いに踏み込めず一進一退の攻防が続く。
きれいなステップで要所、要所で打撃をあてた斉藤選手が決勝へ。それでも児玉選手のパンチから膝蹴りをあててからの寝技への引き込みはピカイチでした。この試合は全日本で再戦して欲しいです。
星野選手VS高橋選手は去年の再戦。去年2-1で星野選手でしたが今年は2-1で高橋選手でした。
決勝はステップワークの斉藤選手、リラックスした構えの高橋選手。2-0で斉藤選手の優勝。お互い打撃が得意で、斉藤選手は中に入りたいが手足の長い高橋選手がそれをさせない、そんな攻防でした。
反則に対して少し寛大であった今までのルールに対し今回の試合からは反則ポイントが導入され、厳しく反則を取っていた印象がありました。
試合の進行はスピーディーに進み、動きのある試合が多く見られました。
しかし、計量失格の選手が1名おり、この試合に向けて仕上げてきた相手選手はかなり落胆したことと思います。この様なことが繰り返されないよう、試合に出る選手の体重・体調管理について、ジムの代表者も常に気にかけてチェックしてほしいと思います。
今年も北信越地区からプロ昇格選手がでるよう、心から祈っております。
全試合終了後には草柳和宏グラップリング&MMAセミナーが行われ16名の参加でした。去年に続いてタックルでのテイクダウンの攻防。
バックからのエスケープ。印象的だったのは『背中でベースを作る』でした。
草柳さんらしくメリハリあって楽しく、穏かな60分間のセミナーでした。
今回、習ったことをしっかり復習して、新潟の技術力を上げて行きたいと思います。
風田陣
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