Lupinus-ルピナス-

絵本のルピナスさんのように自分なりの「世の中を美しくすること」を見つけたいと思っています。

こどもの絵

2006年02月04日 | シュタイナー
先日、幼稚園の未就園児の会に行ってきました。子どもが遊んでいる間は親は先生と話し合いの時間なんですが、その日はこどもたちの絵についてでした。

お弁当を食べ終わった子から先生のところでお絵かきをしているんですが、そのスケッチブックを見せてもらいました。うちの娘の絵は、最初の頃は○だったりぐちゃぐちゃだったりしたのが、夏ごろから頭足人(顔に直接手足がついている)を描き、そのあとアンパンマンを描き始めていました(泣)。幼稚園でも書いていたのか・・・。一応シュタイナー教育をベースに育児をしているつもりなんですが、こういう状況です(笑)。なぜこんな感じになってしまったのかはまたいつかお話したいと思います・・・。

こどもの絵はその子のいまの気持ち・状態があらわれているそうです。子どもの絵の中には○や十字などがよく見られるそうですが、○は「私」を、十字は「強い意志」の表れなんだそうです。十字を書く頃は強い意思行動が出ているとき「ああ、したい」「いやだ」とよく言っているときのようです。でも、娘の絵には十字のモチーフは出てきていませんでした。
先生が一人一人の子どもの絵の特徴を説明してくれましたが、うちの子は12月に太陽を書いていたことについて説明してくれました。それは自分が言葉によってコミュニケーションを充分にとれるようになったシンボルということらしいと先生は話していました。
確かにあたっているかも。お友達に対して積極的になったころとちょうど合うんです。言葉によってコミュニケーションをとることに自信がついたということなのかな?

家に帰ってから娘のお絵かき帳をぱらぱらとめくると、十字の発展したモチーフをいくつかみつけました。長い横線にいくつもの縦線が描かれているものでした。娘に聞くと線路をかいたものだといっていました。そういう図形は、こどもの体、背骨や内臓が出来上がりつつあることを表しているという話もありました。

娘はアンパンマンが好きで絵が描けるようになったら、どうしても自分で描いてみたかったようです(笑)。それまでは「ママ、かいて~」の人だったので、自分で楽しんで描いているのを見るとまあしょうがないか、と黙認しています。本当は何かを見ながら真似て描いたステレオタイプの絵ではなく、自分で感じたものを描いてもらえるようになればいいなあと思っています。
なので、うちのお絵かき帳にはアンパンマンの絵ばかりではありますが、その絵の中にも子どもの心や成長のシンボルが隠れているんだなと発見することができてほっとしました。


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