
画像/見上げたら綺麗な空だった。気分も晴れる。
■ 今、私がやっているビジネスは3種類あるが、メインは貿易物販だ。わりと専門的な物も扱っていたりせいもあるのか、ライバルも多くなく、売り上げが順調に上がってきている。
最近、だんだん法人顧客が多くなってきて、領収書を出す回数も増えてきた。とは言っても、毎日何枚も発行しるというわけでもないので、近くの名刺屋でプリントアウト後にスキャナし、PDFにして送っている。でも、名刺屋に行く回数も増えてきたし、そこの名刺屋のスキャナ性能がてんでだめで、1回のスキャンに2分くらいかかるので、せめてスキャナくらいは買わないと時間の無駄だなぁと思うようになってきた。
そこで、どこかで一生懸命値切って買うのと同じくらい安くて偽物を掴まされる危険もない京东商城で買おうと思った。キャノンの縦置き可能タイプにしようと思い、購入手続きもしたのだけど、ふと考えたら、文字化けするんじゃないかと思った。私のPCは日本語版WindowsXPが入っているので、キャノンのスキャナと言えども文字化けをするだろうと思い、早々に注文の取り消しをした。
それで今度は、日本で売っている同じ機種を買おうと思って調べた。この機種は電源がUSBタイプなので、PCから直で電力供給されるわけだが、日本キャノンのウェブサイト製品概要欄には、「1つのUSBポートから500mAの電力が供給されている必要があります」と記載がある。言ってることはわかるんだけど、それじゃ中国は電圧が違うから、USBポートからは500mAじゃないかもしれないと思った。
こうなってくると面倒くさく、中国のPCのUSBポートは何mAなのかを確認する必要が出てきた。しかし、日本から持参した他のUSB系製品も問題なく使えているので、おそらくこのスキャナについても大丈夫だと思うが、もし壊れたりしたら保証対象ではなくなってしまうだろうと思い、ここのところで止まっている。
まあ、こういうのは小さな問題だし、急いでいないからどうでもいいのだけど、仕事の規模が大きくなるにつれ、新たな問題も出てきた。法人顧客が多くなったということは、だいたいにおいて1回の注文数量も増えるということで、これは嬉しいことだけど、輸送の問題が出てくる。
今までは国際航空便の範囲で済んでいたけれども、数量が100だとか1,000くらいになってくると、とても航空便では運べない。というか、運賃の問題もあるので、やはり船便ということになる。だが、船便というのは色々と条件があるようで、またひとつ勉強しなければいけないことができた。クリアしても次から次へと問題が出てくる点は同じだが、学校で出される宿題とは違い、少し面倒だが楽しい勉強だ。
そんなこんなで法人顧客が増えてきているのだが、とあるエンタメ関係プロダクションからの注文が来た。このお客さんとは、いくつかの形態でのタイアップを予定していて、弊社のロゴを映画のスタッフロールにも入れてくれるとのこと。これが宣伝になるとはあまり思わないが、弊社の実績としてはよい印象を与えられる素材になるだろうと思い、ありがたくお受けすることにした。
こうして仕事をしていると、当たり前のことながら色々な問題が出てくる。当然、雇われて働いていても克服しなければいけないことはどんどん出てくるわけだけど、自分で仕事をしていると、会社として物事の始まりから終わりまでを考えてやっていく必要があるから面白さも違う。特に、海を隔ててのビジネスとなってくると、様々な人とも関わることになるから余計に楽しい。日本から、弊社を信用してくれて注文をくれるのだと思うと、とても嬉しい。感謝のメールをいただくときもよくあるが、本当に励みになる。
この調子でじっくりと、しかし着実に前進していこうか。