寺院の入り口には仁王門があり 何故か仁王がいる
子供ころ あの恐ろしい顔立ちが怖くて入れなかった
金剛力士像は 仏教の守護神とされ 「大宝積経・だいほうしゃくきょう」の
お経によると仁王さまは ご本尊さまを守る力士として置かれたとされている
右は那羅延金剛(ならえんこんごう)
口を開いているのが阿形像で 怒りの表情をあらわにしている
左は密迹金剛(みつしゃくこんごう)で
口を閉じているのが吽形像・うんけいぞうで 怒りを内に秘めている表情
門の左右に二射(にたい)置かれているので二王門
十王は 亡者の罪の多寡を鑑み 極楽か地獄へを裁く10人の王
没して後 七日ごとにそれぞれ秦広王(初七日)・初江王(十四日)
宋帝王(二十一日)・五官王(二十八日)・閻魔王(三十五日)
変成王(四十二日)・泰山王(四十九日)の順番で一回ずつ審理を担当し
七回の審理で決まらない場合は 追加の審理が三回 平等王(百ヶ日忌)
都市王(一周忌)・五道転輪王(三回忌)となる
仏法要は大抵七日ごとに七回あるのは 審理のたびに
十王に対し死者への減罪の嘆願を行うためであるという