前回は分解方法が判らず、放置する事にした不調のバルブですが、今日吹雪いて暇になったので
壊す覚悟で分解に挑戦しました。
結果、無理に壊さなくてもネジ一本外せばすんなり分解できました。
構造はシンプルで、LED素子がレジン基盤の裏表に実装されていて、発熱を銅の箔に移動→熱伝導シート(グレー)を介して外殻へ→外殻から放熱部分(黒)へ
といった熱移動の仲介をシート状の熱伝導物質に頼った仕組みです。
ルミレッズのLUXEON Z ES素子を銅の箔に直接半田付けする方法で熱を効率よく銅箔に移動させるこの方式はよく見かけるけど、一枚の基盤の表裏にその仕掛けを施すなんて今までちょっと見たこと無かったので目から鱗でした。
再度組み立てるに当たり、ナノダイアモンドグリスDX1という熱伝導グリスを重要と思われる箇所に適量塗布して、放熱部との結合部分では、シートがもみくちゃになってて再使用が難しそうだったので
グリスのみで組みました。
30分ほど点けっ放しにしてみましたが今度は切れることなく一応直ったと判断できる状態になり、一安心です。
総括として、製品を組み上げる段階でのいい加減な仕事の所為で、熱伝導がほぼ機能していない部分があり、一定時間が経過すると熱害で6つの素子のどれかで電流が途切れていた。