いつ来るのやら本当のメリークリスマス

残酷

ミンダナオで起きた選挙がらみの大量虐殺事件。
既に国家警察はアンパトゥアン現同州知事一族の事件関与を初めて指摘したものの、実行犯特定など具体的な捜査進展は見られない。
フィリピン名物そのものがはっきりと知らされた事件だ。


死亡者は今回土中から発見された11遺体を含めて57名。
マスコミ関連関係者が殺害された。今でもおきているのだが、これも政府が関与した事件で諸外国から非難を浴びているのだが、これだけはっきりした証拠があっても捜査進展が見られないのは？
アロヨ大統領が次期下院選挙に立候補することを表明したのは、政界通の噂では、現状の不正を表面化させないためとか。
どの国でも利権で動くのが政界。
日本とて既に政治献金問題で鳩山首相始め小沢氏まで黒い噂が出ているように「つき物」なのだろうが、ここまで来るとこれは単なる虐殺事件としか言いようが無い。
フィリピンで利権を得るには、軍と警察を手中に。そしてコントロールして初めて膨大な利権が転がり込んでくる。と言い切る方が多い。
そのコントロールとはどのようなことなのか？
すなわち「金」そのものなんだそうです。
大統領。その権力は国を私物化してしまう。これがりぱぶりっく共和国の大きな特徴なのかもしれません。
大統領ばかりではなく、バランガイから始まって下院まで、どんなきれいごとを言ってもこの国がいまだに良くならないのは、議員各位が利権を私物化し、金をかき集めるからなのかもしれません。
選挙が行われるたびにこんな醜い事件がおきる。今回は国連初め諸外国から相当の非難や講義を受け、国家の破滅行為にもなると大統領が表明しているようですが、こんなことが状態的に起きているこの国の今後ははっきり言って先行き暗いのかもしれません。
改めてフィリピン共和国の危険さを再確認させられたような事件です。

銃社会の危険さを再確認され、どうぞフィリピン共和国ファンの皆様こういった事件の報復や内紛のとばっちりで被害をこうむらないよう十二分配慮されてお楽しみください。
何をするのも個人の勝手です。楽しみが失われるような場所へは決して行きませぬよう。
来年は大統領選挙初め多くの選挙があります。既にライバルを銃殺する事件が勃発しています。
選挙が終わるまでは近寄らないほうが良いのかもしれません。

いつ「メリークリスマス」と雑念の無い気持ちで言える日が来るのやら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・