天然ものと養殖もの

　昔は養殖//栽培技術が未発達だったためか、
あまり美味しくなかったのか、天然ものという
と、上級な魚がという感覚があったものです。
しかし、最近の養殖技術は大したもので、味に
遜色はありません。
　最近は、海産物の養殖を海ではなく、陸上で
行うことの研究が進んでいます。これはエサの
プランクトンに有害なものが含まれたり、海水
の汚染による育成不良の心配があるからです。
それに、天候にも大きく左右されますからね。
　ここ数年では漁業でも同様の動きが盛んで、
マグロ、牡蠣、サンマ、フグ等の養殖行われて
います。タイなんかもそうかも。

　さらに、海産物を陸上で育成しよう、という
動きがあります。エサはもちろんのこと、海水
の状態も管理できるし、何よりも廃棄物の管理
が可能ですから、自然環境への影響も最小限に
留めることが可能です。育成の環境を管理でき
ますから、年中いつでも出荷可能、ということ
にもなりますね。反面、季節ものという概念が
無くなるのは、日本人としては少し寂しい感じ
もしますね。
　それでも、安全性や収穫量の面から、海産物
も野菜と同様に、今後は養殖ものが増えて行く
のでしょうね。

　野菜も栽培がメインになっており穀物も同様
です。山菜などは天然ものが多いのでしょうが
天然のものより、品質や収穫量が栽培ものの方
が良い優れていますからね。　
　畜産物でも同様で、黒和牛などは最高品質と
言われています。牛の天然ものなんて、聴いた
ことがありませんからね。

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