STAP(スタップ)細胞の論文問題について、
責任著者の一人である米ハーバード大の
チャールズ・バカンティ教授が15日、
京都市で開かれた気管支関連の国際会議で基調講演した。
陳腐な嫉妬でまた日本の頭脳が流出する。
小保方氏に責任押し付け
“金満体質”理研の
異常な成果主義と天下りの蔓延~理研研究者証言
小保方氏について
「初歩的なミスとはいえ科学者として失格」
「説明が稚拙」といったような批判が数多くなされ、
「魔女狩り」の様相を呈しているような気がする。
確かに小保方氏の説明には
納得のいかない部分も多々残るが、
論文作成のプロセスで落ち度があった程度なのに、
「国民オール裁判官」気取りで、
まだ将来のある若き研究者を断罪していいものなのか。
科学技術バブルと呼ばれて科学分野に莫大な国の予算が付くようになり、
理研の風土は短期的な視野での「成果主義」に変貌した。
そして、その成果を対外的にやたらと大げさに発表したがるそうだ。
そうした風潮を助長させているのが野依良治理事長だ
理研の金満ぶりは近年さらに加速している。
所管官庁である文部科学省(旧科学技術庁)が
原子力関連に予算を回しづらくなった分、
理研にその金が流れているという。
その結果、
予算消化のために何百万円もする海外製の高級家具を
調度品として買うようなこともしている。
ただ、野依理事長だけが悪いわけではない。
権力欲が強いといわれる野依氏はうまく神輿に担がれている面もあるという。
「
野依氏は一流の研究者だが、一流の経営者ではない。
しかし、自分は一流の経営者だと思っている。
そこを天下り官僚と取り巻きにうまくつけ込まれて、利用されているだけ。
今、理研内ではよく『野依さんの指示だから』
といったような言い方がされますが、
実際には野依氏は指示をしていません」
(理研関係者)
●強まる天下り官僚の支配
こうした背景には、理研を独立行政法人化したことで、
文部科学省の支配力がよりいっそう強まったことも影響している。
野依氏を文科省出身の天下り官僚が操り、
役所に逆らわない研究機関化した。
その結果、理事がどのような根拠で選ばれているかももわからず、
天下り官僚とその取り巻きたちがすべて「談合」で決めていく組織となった。
加えて、補助金面などでさらに優遇される
「特定国立研究開発法人」化を狙ってその実績づくりのために、
STAP細胞の発見を華々しく打ち上げたものの、
事態が急変すると組織としての管理の問題には頬被りして、
小保方氏一人に責任に押し付けようとしている。
これもいかにも役人のやりそうな手口だ。