■イ・サン 解説
この物語の主人公でサド世子の次男で、英祖の孫にあたる。後の李氏朝鮮第22代国王・正祖。
11歳の頃に老論派の陰謀によって父が刑死させられる直前にソン・ソンヨン、パク・テスら
と出会い、身分を超えた友情を結ぶ。
人間に対する暖かい見解が祖父とは異なる。
学問が好きで、武芸にも優れる。
「聖君になれ」という父の遺志を継いで王になることを決意し、祖父である英祖から後継者
として多くを学び、成長後は父を死に至らしめた老論派を敬遠し、少論派や南人派などの臣
下を身の回りに置き老論派を牽制するようになるが、即位を阻もうとする老論派の敵対勢力
に命を狙われる。
「宮廷女官 チャングムの誓い」に続いて4本目の史劇は「イ・サン」を観ています。
こちらも77話と長編ですが、43話まで観終わりました。
世孫役の「イ・ソジン」さんはとても心温かく、また幼少のころから過酷な運命を背負った
人生をとてもうまく表現していると思います。
イ・ビョンフン監督の史劇は職業にスポットを当てているということで、今回は図画署(トファソ)
に勤めるソンヨンが世孫様の助けとなっていてとても面白いです。
「トンイ」では監察官、「チャングム」では料理人と医女と様々な職業が興味深く、当時の様相が
わかって面白いです。
「イ・サン」では、トンイの息子「英祖」も世孫の強い味方となっていき、それが厳しくもあり
心温かく見守りながら世孫を王位につけるべく教育していくところも面白いです。
この後、英祖が亡くなり世孫がいよいよ王位を継いでいくのですが、これから先も楽しみです。
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