■韓国映画「バーニング 劇場版」 予告
2018年の韓国映画
小説家志望の主人公の周囲で起こる不可解な出来事を、
現代社会に生きる若者の無力さや怒りを織り交ぜながら描く。
83年村上春樹の短編小説「納屋を焼く」をイ・チャンドン監督が大胆に翻案したミステリー。
『オアシス』や『ポエトリー アグネスの詩』などで国際的な評価を勝ち取ってきた
イ・チャンドン監督の最新作!
第71回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に出品され、
批評家から絶賛を浴びた。
そして、第91回アカデミー賞外国語映画賞の韓国代表に選出された。
主演は『ベテラン』『ワンドゥギ』『シカゴタイプライター』のユ・アイン。
ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」などのスティーヴン・ユァン、
オーディションで選ばれたチョン・ジョンソらが共演する。
(Webより抜粋)
■韓国映画「バーニング 劇場版」
第71回のカンヌ映画祭パルム・ドール『万引き家族』と競ったこの映画。
「映画業界紙での批評家の星取りでは『バーニング』が頭抜けていたが、
実際の審査でも『万引き家族』と最後まで競った」とあれば、
それは観たいでしょう・・・。
この映画は、最後まで謎の多い映画でした。
姿を現さない猫、突然現れた裕福な男、井戸、泣きながら裸で踊りだすヘミ。
すべてがジョンスの前に次々と起こる不可解な出来事で、
多くの伏線が、ヘミの失踪へとつながっていくのですが、
ジョンスが下した結末も、正しかったのかどうかもわからず終わりました。
消化不良のような感じで、男の正体が「サイコパス」のようにも思えた映画でした。
韓国作品に必ずある「貧富の差」、男が言う「ビニールハウス」とは
ジョンスたちのような低所得者なのだろうと思いました。
ちょっと、難易度は高かったかな?
■STORY
小説家を目指しながら、バイトで生計を立てるジョンス(ユ・アイン)は、
偶然、幼馴染のヘミ(チョン・ジョンソ)と出会う。
昔とはがらりと変わって美しくなったヘミ。
ヘミからアフリカ旅行へ行く間、飼っている猫の世話を頼まれるジョンス。
しかし、猫は姿を見せない・・・。
旅行から戻ったヘミはアフリカで出会ったという謎の男ベン(スティーブン・ユァン)を紹介する。
高級車に乗り、お洒落な自宅ビルの中でくつろぐベンは、ジョンスたちとは
桁違いに住む世界が違い、裕福さを目の当たりにする。
ある日、ベンはヘミと共にジョンスの家を訪れ、自分の秘密を打ち明ける。
ヨハン・シュトラウスのワルツを聴きながら、マリファナを吸って
ワインを嗜む2人の男の間に流れるゆったりとした空気を打ち消すように、
「僕は時々ビニールハウスを燃やしています
前に燃やしたのは旅行の2か月前だった。そろそろまた燃やす頃だ
今日は、その下見に来たんだ」
その日以来、電話にも出ず、マンションにも職場にもいない。
へミの姿が忽然と消えた・・・。
ジョンスはヘミを捜し回り、ベンを訪ねるが、新しい彼女をみせつけられ、
そこから、ジョンスは恐ろしい予感を感じずにはいられなくなる・・・。
そして、その言葉の意味を知るために答えのない迷宮をさまよっていく。
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