韓国映画「ザ・メイヤー 特別市民」

■韓国映画「ザ・メイヤー　特別市民」　予告

2017年の韓国映画
「オールド・ボーイ」の名優チェ・ミンシクが主演を務め、
腐敗した政治家たちが繰り広げるモラル皆無の選挙戦を描く衝撃のポリティカル・サスペンス！



『哭声／コクソン』『アシュラ』のクァク・ドウォン、
『怪しい彼女』「マネーゲーム」のシム・ウンギョン、
「ジョンニョン：スター誕生」のムン・ソリ、ラ・ミランら豪華共演！

　　　

韓国国内では大統領と並ぶ最高権力者であるソウル市長。
史上初の三期当選に挑む現職市長を主人公に偽装、脅迫、賄賂、さらには殺人と、
不正・腐敗のオンパレードと化したモラルゼロの選挙戦を大胆に描く！
（Webより抜粋）

 

■韓国映画「ザ・メイヤー　特別市民」

「バトル・オーシャン／海上決戦」に続いて、またまたチェ・ミンシクさんの映画を観ました。
「みんなに嘘を真実だと思い込ませる。それが選挙というものだ」
この一言を聞いた時、真っ先に先日の兵庫県知事選を思い出してしまいました。
次期も必ずソウル市長に当選したいという欲望が、SNSを駆使したりして
相手を貶めたりする様が、嫌悪感を抱いてしまいます。

候補者たちの悪知恵を駆使した選挙の攻防戦がとても生々しくて
何が真実なのか？本当に候補者を信じてしまってよいのか？
実際にもこういうことが起こっているんだろうな？って思えてしまいました。
権力を悪用し記者やて検事、警察官まで自由自在に操る権力者は、
韓国に限らずどこにでもいるんだなぁ～っと思ってしまう作品でした。



視聴の専属占い師で霊感少女に『新感染ファイナル・エクスプレス』の天才子役
キム・スアンちゃんが演じていましたが、そのシーンがぞっとしてしまいます！
『カニを頬張りながら、一癖も二癖もありそうなアクの強い市長をも翻弄し、
「最近血を見た？」「大殺界に入ってるわ」と今後の一筋縄ではいかない選挙戦を予言』
子供の霊感師って余計に信ぴょう性があるような気がして不気味。
その通りになってしまうところが余計に怖い！

シム・ウンギョンちゃんがそんな裏側を見ながら選挙活動に加わっていますが、
自分が想像していた政治家のイメージが崩れた最後が印象的な作品でした。
この作品にお気に入り俳優のチン・ソンギュさんがちょっとだけ出営していたので
ちょっと嬉しかったです。

 

■STORY

ソウル市長、それは大統領と並ぶ韓国社会の権力の中枢。
現職市長ジョング（チェ・ミンシク）は次期大統領選挙を狙って
史上初の三期当選がかかった市長選に立候補する。

そんな彼を支えるのは百戦錬磨の選対本部長ヒョクス（クァク・ドウォン）と、
市長直々にスカウトされた若手の広報担当ギョン（シム・ウンギョン）。
ジョングとヒョクスは耳障りのいい政策とクリーンなイメージ戦略の裏側で、
対立候補のフェイクニュースやヤクザを使った妨害工作、
賄賂による買収など汚い手段でモラルなき選挙戦を有利に進めていくが、
ギョンはそんな彼らに戸惑いを隠せない。




しかしそんな中、取り返しの付かない事故を起こしてしまうジョング。
隠蔽を図ろうとするが、その様子を盗聴していたのは腹心の部下であるはずのヒョクスだった。
果たしてヒョクスの目的とは？そしてジョングは見事市長に再選できるのか？