■韓国映画「残酷な怪物」 予告
2021年の韓国映画
釜山−ロッテ創造映画ファンドと映画振興委員会国際共同制作の支援作に選ばれ、
企画段階から注目されて来た本作。
最も鮮やかに輝く10代たちの権力と暴力の悲劇を描いた青春ノワール。
実際に起きた「除草剤飲料水事件」を元に描かれた問題作!
毎日いじめに耐え、怪物となっていく主人公・ジェヨンを演じるのは
『太陽を抱く月』を始めとするドラマや映画で活躍し続けているイ・ウォングン。
■韓国映画「残酷な怪物」
「カーテンコール」に続いて、イ・イギョンさんが出演していたので観てみました。
いじめのドラマは「ザ・グローリー」も醜いいじめシーンがありましたが、
こちらは実話だけあって、こんなひどいいじめが本当にあったのか?と驚いてしまいます。
いじめの元凶は親の過剰な圧力だったり、周囲の無関心だったりいろいろあります。
イ・イギョンさんは今回いじめる側のキャラクターでしたが、家庭環境がひどいと思いました。
だからといって、そのストレスを弱い者いじめに向けてはいけないのですが、
こういった行き場のないストレスの矛先が、どのドラマでも立場の弱いものに向けられている
っということが共通していて、心が痛む映画でした。
心優しい青年が怪物に変わってしまう、そう決意するまでの間が
とても過酷な毎日で可哀そうになりました。
■STORY
高校生のジェヨン(イ・ウォングン)とソンウ(チェ・サンウ)は、
クラスのリーダー的存在であるヨンギュにいじめられ、苦しい毎日を送っていた。
ある日、ソンウは復讐を図り、ヨンギュの飲み物に除草剤を混入させ、警察に捕まってしまう。
ヨンギュは死には至らなかったものの、意識不明の重体で入院することとなり、
ジェヨンはこれでいじめが終わると期待していた。
しかし、ヨンギュに変わってリーダーを気取るフン(イ・イギョン)の元でいじめは加速し、
ジェヨンはさらに苦しめられることとなる。
フンは、ヨンギュのせいで話すことができなかったボギョン(パク・ギュヨン)に近づこうと
必死にジェヨンを使い、ボギョンの情報を掴もうとしていたが、
ジェヨンに想いを寄せているイェリ(パク・ギュヨン)がボギョンと瓜二つということが発覚し、
イェリを新たなターゲットにする。
ジェヨンは純粋無垢なイェリを守りたいと思っていが、
フンのいじめから逃れる為にある決断を下してしまうのであった。
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