街の風景

散歩の時に出会った何気ない風景、手押しポンプ、使われなくなったコンクリート製のゴミ箱、懐かしい洋館付き住宅などなど。

西日本100キロビッグハイク全国大会に参加・1…九州

2010-04-09 23:21:33 | ウォーキング
第38回 西日本100キロビッグハイク全国大会

期日  平成22年3月26日(金) 27日(土) 28日(日)

コース 福岡県糸島市前原小学校~福吉小学校~佐賀県伊万里市立花小学校

     ~伊万里伝統産業会館~黒髪山~有田市体育館

主催  北九州ウォーキング協会 

に参加してきました。


そうです、3日間で100キロを歩きます。

小学校の体育館に泊まりながら歩くのです。

歩け歩けの原型と言われています。

そんな大会が、今回で38回目となります。

以前から参加してみたいなと思っていましたが、

3日間で120kmは歩いた事はあるのですが、

体育館に寝袋で泊まり、歩くと言うので敬遠していたのです。

1月の中頃に広島の歩け歩けの会の人に100キロウォークに参加した事を話したら、

その方にこの100キロビッグハイクに誘われたのです。

今までその人は9回も参加しているが、広島の人間はその人一人だけだったとの事で、

好奇心の強い私は、とうとう参加することにしたのです。


集合場所は、福岡県糸島市前原小学校に25日の午後4時から受付となっています。

何時ものように、青春18切符が使える時は利用することにしています。

広島から前原までは、どう見ても6時間半は掛ります。

広島駅を7時39分に出発。

岩国駅で青春18きっぷを記念撮影。2回目の使用。


博多駅はまだ建て替え中。                   博多は久しぶりに来たので街ウォーキングで聖福寺に行く。
                                   広島はまだなのに桜が満開だ。


前原のメインストリート?シャッター通りではないが、平日なのか人通りが少ない。


旧前原市のマンホール。旧前原市の木がカエデ。前原市は今年の1月1日に糸島市になった。
                                   前原小学校。左の建物が体育館。


体育館の中では左手で参加者の受付中。右の方はもう到着している参加者。手前の荷物は宅急便で送られた来た。                           何回も参加されている人は要領がいい。

ここに、自分の寝袋で寝るのだ。今夜は予報では冷え込む様だ。

結団式が21時なのでそれまで各自は夕食をして時間を潰す。

学校の前にコンビニがあったので弁当を買って食べる(これが後で失敗だった事が解る)。

参加者名簿を見ると、九州以外の人は参加者97名中23名で一番の遠方は東京だ。

北九州ウォーキング協会主催なのでやっぱり福岡県の人が多い。

参加回数を見るとはじめては14名でほとんどの人が複数回だ。

今回での30回表彰1名、20回表彰1名、10回表彰4名でうち一人が広島の誘ってくれた人だ。

一度この100キロビッグハイクに参加すると何かに取りつかれるのだろう。

今まで開催した38回の足跡が書かれているのをみると、

鹿児島を除く九州各地と山口県の小学校の体育館や自然の家、キャンプ場などを

泊まりながら100キロ歩いているのが解る。

各回の参加者は平均200名以上ですが今回が一番少なく97名でした。

次々に参加者が到着して、班別に固まって寝場所を確保したりしていたら、

9時の結団式の時間になる。

大会会長の挨拶。

結団式ではウォーキングをサポートしてくれるスタッフの紹介や、予定、注意事項などの説明があったが、

参加者の多くはほとんどの事を知っていて、和気あいあいな内に終わり、

さっさと寝る用意をして寝袋に潜り込んでいる。

私も、この為に購入した寝袋に潜り込む。事前に自宅で試しに寝袋で寝てみた。

窮屈だったが寝る事は出来たが、この広くて寒い体育館で眠れるかな?  つづく






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100キロウォーク・3…舞子公園~大阪城

2010-02-19 23:27:57 | ウォーキング
舞子公園のチェックポイントで看護師さんの健康チェックも受け、少し休憩をして残り55kmを元気に歩きだしました。



明石海峡大橋の真下。                      新長田町の商店街には人気が無い。


JR神戸駅前。                           午前1時52分の三宮センター街入口。                         


御影公会堂付近で大阪までの距離が書いてある標識を見つける。
                                    大阪まで24km。しかし、大阪のどこの地点かな? 


芦屋市のマンホール。                        西宮市のマンホール。
                   一歩づつ歩いていると大阪に近づいている。

ここまでは4人で励まし合いながら歩いてきたが、2人のスピードが落ちてきて休む回数が増えてきたので、

2組に分かれる事にした。

まだ足が元気な組は今までのスピードでゴールを目ざし、

遅れる組はスピードを落としても12時までにゴールを目指す事にして別れる。


まだ元気な私と、山で鍛えた2人で先行して歩き始める。

JR西宮駅前まで来た。                      武庫川大橋で少し空が明るくなる。  


尼崎市のマンホール。                      ボウル阪神の陸橋に大阪まで11kmの標識。


抜いたり抜かれたりしていた若い2人にまた抜かれる。      尼崎の玉江橋あたりで太陽が顔を出し2号線を照らす。


尼崎の色付きのマンホール。尼崎をまだ抜ける事が出来ない。       やっと、左門橋で尼崎市を抜ける。


大阪城のマンホールだ。大阪市に入った証拠。  歌島橋地下道入り口。9番から入り4番から出ると説明が有った所だ。

                                 4番口から出て、道を間違え3kmぐらい遠回りをする。
                                直ぐに地図を確認すればよかったのだが思考力が無くなっていた。


淀川大橋を渡る。                         淀川大橋の上でマンホール発見。
                                 橋の上のマンホールは角島大橋で見つけて以来で珍しい。


淀川大橋を渡り福島区に入った。マンホールに福島区の字入り。

ここら辺りから、私たちより先行していた人たちの足が止まり苦戦をしているが、私たち2人は元気だ。

梅田新道歩道橋も一気に登りゴールに急ぐ。
 
                                    大阪天満宮駅前。後3kmくらいだ。


天満橋。上を高速道路が通っている。            法円坂の交差点から大阪城が見える。ゴールは下るとすぐだ。


後続組の二人も、予定よりも早くゴールして4人で記念写真。

初めて100キロを歩いた3人とも良く頑張りました。

しかし、想像以上に後半の50キロはしんどかったようです。

これに懲りないで再挑戦を狙っているようです。

私は3回目なので、事前の練習はしてきましたが、小指に大きな豆が出来たし、

以前から悪かった左足の甲が腱鞘炎になり少し痛みます。

私も、懲りないで100キロに挑戦するぞ




おまけ。

ゴールして大阪城の入り口に手押しポンプが有るのを聞いて探す。

府庁の一角に大阪府庁グリーンパークが造られていて、その中に手押しポンプが設置されていた。

これで、この100キロウォークで2台の手押しポンプを見つける。

100キロを歩けたのも嬉しいが、手押しポンプを見つけるともっと嬉しい。



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100キロウォーク・2…姫路城~舞子公園

2010-02-18 00:13:06 | ウォーキング
この100キロウォークは「近畿ウオーキング笑会」が主催していて、

第4回みんなで歩こう24時間100キロウオーク

    ~ 姫路城から大阪城 ~

で、平成22年2月13日(土)~2月14日(日)に行われました。

集合は姫路城の家老屋敷公園からのスタートは12時です。

広島からは新幹線で8時過ぎに乗れば十分間に合います。

参加者は、今年は240名との事ですが、

私が今までに2回参加した100キロ大会は900名、2300名と大人数でしたので、

この大会は家族的な雰囲気で、知り合いも大勢いるし、気楽に歩けそうで、

殺気立った雰囲気は有りませんでした。


開会式も石垣の上に乗って委員長の挨拶でしたが、まだ準備をしている人もいます。

受付が手間取ったのです。

前回の第3回の参加者が110名だったのが、今回は200人を超えたので人手不足ですがおとなしく待ちました。

スタートのチェック印も混雑でしたが並んで受けました。





委員長挨拶。最高齢者85歳の頑張れエールでスタート。           2号線に向かって歩き出す。


ブルーのCWHのクラブ旗を背中に掲げたYさん。           しばらく2号線を歩きます。


一部山陽道も歩きます。                      高砂市のマンホール。


加古川のマンホール。       2号線を歩きますが、加古川バイパスが有るので車は少ない。火の見やぐら発見。


山陽道の古い道ですから、コンクリート製ゴミ箱発見。100キロでも色々探しながら歩きます。  
                                    加古川橋だ。ここは加古川ツーデーマーチの時、
                                    河川敷からこの橋を渡るので知っている。


加古川の町の道端で手押しポンプ発見。まだ15kmぐらいだが、疲れが吹き飛ぶ。
                                   最初のチェックポイントの鶴林寺公園だったが、
                                   チェックに気を取られたので、行きすぎて写す。


やっと、明石市に入った。マンホールや消火栓を見ると何処だかわかる。
                                     車のライトが付き急に暗くなる。


西明石駅前。                            やっと、明石大橋のイルミネーションだ。
                                    見えてからも遠かった。


45kmの舞子公園チェックポイントに到着した仲間と。

私以外は、初めての100キロその上ウォーキング初挑戦

(ウォーキングの大会に参加した事はなしだが六甲全山縦走は走破済み)

まだまだ意気軒昂。


あと、55km歩かなければならない。

これからが・・・・つづく~






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100キロウオーク…姫路城~大阪城

2010-02-15 13:03:47 | ウォーキング
2月13日の12時から14日の12時までの24時間で姫路城から大阪城まで歩く大会に参加してきました。

100キロウォークは3回目ですが、やっぱり「しんどい」です。

しかし、経験とは素晴らしいことで、今までで一番楽に歩けました。

ゴールして、頂いた缶ビールで喜んでいる所です。

このビールが堪りません。


完歩賞とメダル。


とりあえず、完歩の報告のみ。

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青春18きっぷ・3回目…大阪~奈良~広島

2010-02-03 00:53:42 | ウォーキング
1月20日、今日で青春18きっぷの利用日が終わります。

今日中に、広島駅に着かなければいけません。

今日の計画は、昨日の新年会で一緒に楽しんだT君と奈良駅に10時半で待ち合わせて、

奈良の町のウォーキング予定です。

昨日は、難波の三角公園と言えば若者の町の公園ですが、そのそばの安ホテルに泊りました。

灘波から奈良に行くには、普通は近鉄難波駅からですが青春18きっぷを使うので、

JR難波駅から大和路線で行きます。

大和路線も意外と早く奈良に行けます。ただし、JR奈良駅なので近鉄奈良駅とは少し離れていて、

東大寺などに行く時は歩く距離が少し増えます。

JR奈良駅は改修の工事中ですが、平城遷都祭2010が始まる4月24日までは完成するのだろう。


JR奈良駅前の郵便ポスト。唐招提寺?の金堂が乗っている。



奈良市のマンホール:中央に市章。鹿と市の花の「ナラノヤエザクラ」の彩色の絵柄。



T君とJR奈良駅前から遷都祭の行われる平城京跡まで歩く事にする。

なるべく、古い町並みを探しながら歩くが、こちらは現在の奈良の町では新興地なので住宅地も古くない。

平城京跡が一望できる所に出る。

広すぎて、1枚の写真では写せない。

下の写真は、北半分。

遷都祭の行われる仮設の建物や復元された大極殿の屋根が見える。



この下は南半分。既に建っている朱雀門も小さく見える。



復元された大極殿。4月24日の公開に向けて工事中。

完成したのを近くから見てみたい。大規模な木造の建物だ。



大極殿から南に平成10年に復元され朱雀門まで歩く。

朱雀門より大極殿を見る。750mぐらい離れているので霞んでいる。


大極殿と朱雀門の間に、近鉄奈良線が走っている。

丁度、電車が来た。

電車が開通した当時には、まさか朱雀門や大極殿が復元されるとは考えてはいなかったのだろう。



朱雀門。平成10年に復元が完成している。

こちらは、純国産の木材で復元されたが、大極殿は国産かどうか解らないとボランティアガイドの人が言っていた。



2条大通りから見た朱雀門。

平城京の南の入口の羅生門は、この朱雀門より4km南に有ったとの事で、

平城京の壮大な事がわかる。

平城京跡は広いので、遷都祭を見学する時はウォーキングのつもりで来なければ、全部の会場は見る事が出来ないかも。



平城京跡から奈良の町にバスで帰る事にしたら、バスが春日大社行きだったので、終点まで乗る。

春日大社も久しぶりだ。

昔、馬酔木の道なども歩いた事を思い出した。

南門と幣殿・舞殿。



表参道。


春日大社からは歩いてJR奈良駅まで約3km。

10時半ぐらいから3時前まで、一部バス移動したが13km位は歩いた。

T君と昔の事を思い出しながら楽しく歩けた。

また、どこかを歩く約束をする。


これからは、一目散に広島まで帰らなければ青春18きっぷの期限がきます。

JR奈良駅発(15時15分)→(途中の新今宮でT君と別れる)→大阪駅着(16時6分)

…乗り換えで下車して駅前の大丸で弁当購入…大阪駅発(17時00分)→姫路着(18時3分)…乗り換え…

姫路駅発(18時5分)→糸崎駅着(20時59分)…乗り換え…糸崎発(21時24分)→広島駅着(22時43分)

今日の列車乗車時間:6時間48分

今日の運賃合計:7,080円

青春18きっぷの1回分2,300円を差し引くと4,780円の得。



これが、今回の青春18きっぷです。

1月18日から20日に使いました。3回目から5回目までの欄に日付印が押されています。

1回と2回は、他の人が使用したものを安売りキップ屋さんで購入しました。購入時期によりますが、大体1回分2,300円です。

余った場合も、安売りキップ屋さんで買ってくれます。その場合は残りの期限により違いますが、0.8掛けから0.5掛けです。

残りの日数が無い場合は買い取ってくれませんので、早く売る事です。

期限ぎりぎりまで持っている場合は、自分で使うのです。

青春18きっぷを私はこのケースに入れて首からぶら下げ、下車する時には見せています。


今回の3回の総乗車時間:22時間13分。       

総運賃:21,780円を6,900円で旅行をした事になる。

私は、青春18きっぷをこんな風に使いました。

疲れたが楽しみました。





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青春18きっぷ・2回目…広島~姫路~大阪

2010-01-31 00:42:05 | ウォーキング
青春18きっぷは残り2回となりました。

1月19日は大阪に行きます。

広島駅発(8時22分)→糸崎着(9時32分)…乗り換え…糸崎発(9時33分)→岡山着(11時02分)…乗り換え…

岡山発(11時14分)→相生着(12時20分)…乗り換え…相生発(12時21分)→姫路着(12時40分)下車


姫路で下車して、改札口を出ました。

今日は、夕方までに大阪に着けばよいので、ゆっくり時間を掛けて行ってもよいのです。

ですから、姫路で下車して昼ご飯を食べることにしました。

姫路名物のおでんを食べようと、駅前の商店街の食堂に入ったのですが姫路おでんは無く仕方ないので、

普通のおでんを食べる。

がっかり。今度来るときは調べてくるぞ。



町散策のお決まりのマンホール               大阪で設計事務所をしている
姫路市は白鷺                         友人に持っていくタイ焼きを買う。
         
                        私のC級グルメ;遊示堂…姫路駅前~タイ焼き100円/匹2010/1/19


旅はつづく。

姫路駅発(13時57分)→新大阪着(15時5分)…地下鉄に乗り換え(青春18きっぷは使えない)…

新大阪→江坂⇒友人の事務所で2時間ぐらいおしゃべり⇒江坂→心斎橋下車⇒ホテル

大阪に宿泊です。


大阪のマンホール
大阪城                               


大阪に来た目的は、昔の会社の友人たちと「新年会」をするために、青春18きっぷを使ってきたのです。

大阪の幹事さんには、青春18きっぷの期間中に新年会をしてくれるようにお願いしているのです。

そうすると、遠方からでも参加しやすいからです。

まだ現役の人もいるので、その人たちはこんなものは使いませんが、私にとっては有効利用が出来てうれしい。

○○会新年会は大阪なんばの「勇吉」でフグを食べました。

東京より1名、広島1名の8名の参加でした。

てっさ                                ふぐちり鍋



ひれ酒。何杯飲んだかな。                        雑炊が美味しかった。
     
「勇吉」で飲んでふぐ食って一人5,000円なり。60過ぎの男たちが2時間もしゃべる、しゃべる。


しゃべり足りないので、2次会。

ギャラリーバー苺。                          ジンリッキーと左のは殻が硬い豆などを割る機械。

ここでも、2時間ぐらいしゃべる、しゃべる。ここは一人2,000円。安い。



大阪市のマンホールを酔っぱらって           三角公園の近くの安ホテルに宿泊。
ホテルに帰る途中に見つける。



今日の列車に乗った時間:5時間12分(地下鉄は除く)

広島~新大阪間の運賃は5,460円。3,160円の得。

青春18きっぷの2回目は終わった。後1回分につづく。




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青春18きっぷ(1-4)…鳥取県智頭町板井原~広島

2010-01-28 21:37:54 | ウォーキング
「野土香」で美味しいコーヒーとシフォンケーキと若い女の子との会話を楽しんでいましたが、

帰りのタクシーが来る時間がきました。


この写真で勘弁して下さい。気が小さい者なので若い女の子の写真が撮れませんでした。
私のC級グルメ;野土香…鳥取県智頭町板井原~ケーキセット700円。2010/1/18


携帯電話は届かないが、「野土香」に電話が有るとの事でしたが、

智頭駅までの帰りは、タクシーを降りるときに、迎えの時間を決めていたのです。

車が通る道まで出て、板井原分校跡地 (何時頃までかは解らないが、ここに小学校の分校が有ったのだ)で待ちました。

その分校跡に、板井原集落の事が良く判るように書かれた案内板が有りました。


県選定伝統的建造物群保存地区
 板井原(いたいばら)伝統的建造物群保存地区
             指定年月日 平成16年2月3日

当保存地区は、板井原川と谷間に沿って形成された小集落で、集落
成立は十五世紀末に遡ると考えられている。集落における主な生業
は、水稲耕作や焼畑であるが、耕地が少なく、江戸時代以来、炭焼き、
養蚕、杉樽材の産出などが行われた。
 集落は板井原川に平行して走る六尺道に沿って、塀を用いずに建物
が密集している。集落内の百十棟あまりの建物のうち二十三棟は江戸
時代から昭和初期までに建てられたもので、それ以外も、多くは養蚕が
行われていた昭和四十年以前のものである。江戸時代から明治期に
建てられた建物の多くは茅葺きであったが、養蚕が盛んになった大正
以降は杉皮葺の二階建が中心となり、これらは昭和に入り、鉄板葺き
に変えられた。別棟で養蚕場を建てる家や、主屋を改築して養蚕場を
二階に設ける家もあった。近代になって養蚕に活路を見出した集落の
歴史を色濃く反映するとともに、当集落の固有の建築的特色となって
いる。また、主屋の特徴として、建物正面に杉の大材を用いた縁桁が
みられ、杉の産地としての特性が現れている。
 集落内に自動車が入らないこともあり、県内でも珍しくなった山村
集落の形態をよく保持している。当保存地区は、農林業を生活基盤と
する山間部の集落であり、集落周辺の山林、谷、川、耕地にいたる生
業形態に対応した伝統的建造物が密度高く残り、周囲の自然環境と一
体となってすぐれた文化的景観を形成しており、価値観が高い。
                     平成十九年三月 島根県教育委員会



帰りの道は、もう凍ってはいませんでしたが、用心のため私もシートベルトをしました。

坂道は急で、この道を歩いて来たら大変だった。板井原に着く前にバテテしまったかもしれません。

智頭駅に着くと16時5分。

16時21分智頭駅発のディーゼルカーに乗ならなければなりません。

しかし、これから広島に帰るには津山で乗り換え。

乗り換え時間は25分間有りますが、駅を出て弁当などを探す時間が取れるかどうかです。

津山の次の岡山の乗り換え時間は8分で、階段を上がって他のホームに行かなければならない。

しかし、何かを買えたとしても、列車の中では、丁度通勤時間なので混んでいるし、

4人掛けのシートで私だけが食べるのは恥ずかしい。

恥ずかしがる歳ではないじゃろうが(ツッコミ


とにかく、この智頭で何かを食べなくては、22時に着く広島まで食べるチャンスは有りません。

駅前で見渡すと丁度向かいにラーメンと書かれた店が有りました。

1階はとうふ屋さんで2階がラーメン屋さんです。

2階に駆け上がって、「10分でラーメン食べる事が出来ますか?」と尋ねると、

「大丈夫です」との返事。

ラーメンが出来るまでに、サービスで出た豆腐を食べていたら、もうラーメンが出来た。

細麺のあっさり吉芳ラーメンを急いで食べる。

これで何とかお腹は落ち着いた。

私のC級グルメ;吉芳(きっぽう)…鳥取県智頭町~吉芳ラーメン680円。2010/1/18

夕暮れ前の因美線の車中。

岡山県に入った位。道路横にはまだ雪が見える。


この後は、列車を乗り換えて広島に帰ります。車中は寝るだけ。



1回分の青春18きっぷの旅は、こんな具合になりました。

広島駅発(6時39分)→岡山駅着(9時29分)…乗り換え…岡山駅発(9時44分)→津山駅着(10時56分)…町歩き…

津山駅発(11時35分)→智頭駅着(12時43分)…智頭宿・板井原めぐり…智頭駅発(16時21分)→

津山駅着(17時37分)…乗り換え…津山駅発(18時02分)→岡山駅着(19時14分)…乗り換え…

岡山駅発(19時22分)→福山駅着(20時11分)…乗り換え…福山駅発(20時14分)→広島駅着(22時00分)

広島駅を出て、広島駅に帰るまでの総時間:15時間21分

                 車中の総時間:10時間13分

    津山と智頭宿と板井原にいた時間: 4時間17分

広島~智頭の旅客運賃は片道4,620円なので9,240円分の旅をしました。

青春18きっぷ1回分は2,300円なので、6,940円分得をしました。


青春18きっぷ2回に続く






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青春18きっぷ(1-3)…鳥取県智頭町板井原

2010-01-26 23:33:43 | ウォーキング
智頭駅に到着してすぐに、駅前の観光案内所で「古い街並みを見たいので何処に行ったら良いですか?」と相談すると、

親切に相談にのって下さいました。

まず智頭宿の見どころ、コースなどを説明して下さいました。

私が「3時間半ぐらい時間が有るのですが・・」と言うと、

「それでは昔のままの村の板井原集落に行かれると良いですよ。

行かれたら、若いい女の子がやっている喫茶店が有るので行かれるとイイですよ」と言われたので、

歩いて行けますかと聞くと「歩いては行けないがタクシーで1500円ぐらいです」と言われました。

「昔のまま・若い女の子の喫茶店」に興味を持ちましたが、まず智頭宿を歩きまわりました。

その後、駅の近くの日交タクシーに行き板井原までお願いすると、

「あそこは高い所なので、ここより雪が積もってて行けないかも・・」と言われ

「最近はあそこに行った事が無いからいけるかな?」とも言われたが、

「昔のまま・若い女の子の喫茶店」ですから、無理矢理でも行ってもらう事にしました。

案の定、雪は無かったが道路は凍っていて急坂でカーブの連続。

おまけに道は狭い。幸い、一台の対向車ともすれ違わなった。



坂を登り切り、トンネルを出ると板井原の集落の車道は凍っていませんでした。

車道は集落の端を通っている。



集落に入る橋が2か所。その他6尺道と集落の上の方からの狭い道。

パンフレットに、「この集落の一番の特徴として、未だかってこの集落内に、

車が入った歴史が有りません。」と書かれている。



集落の一番上。上は巣炭焼き小屋。



上の狭い道とは、蔵の横の通路です。これがメイン道路です。



別棟の浴室とトイレ。風呂は薪炊き。



左手の家が、この集落で一番古い民家。

*パンフレットより「大部分の建物が、50年以上経過しており、中には約270年経過した建物も、残っています。」



喫茶「野土香」(若い女の子のやっているという)



茅葺の家は智頭町指定文化財。平成11年に葺き替えた。



奥の家に行く道。



道の横には、綺麗な水が流れている。



集落の下手の6尺道から、上を見る。



御大典記念(大正天皇即位)のポンプ車。消防団庫の扉の隙間から撮りました。

大八車の様な台車にポンプとホースが見えた。


雪道を滑りながら歩いて廻りましたが、

*「日本の山村集落の原風景(昭和30年代)が残る、全国的にも希少な集落」

は本当でした。


集落の中を一回り歩いてから、若い女の子がやっている「野土香」でコーヒーとケーキで一休みしました。

コーヒーもケーキも美味しかったし若い女の子もイイ感じの人でした。




写真だけでは板井原がどんな地形の集落か解らないかでしょうが、

左の方の駐車場から右の集落の端まで、500m位です。

そして、北側に車が通る道と川が有り、集落の中は1mぐらいの幅の道です。

その細い道の両側に古い建物が建っています。

その細い道には小川が流れています。


冬場は5~6人の住民の方しか住んでいないと言われていましたが、


集落の道を歩いていると、聞こえるのはサラサラと流れる水の音のみでした。



伝統的建造物群保存地区。“板井原集落”保存地区選定年月日:平成13年10月18日

保存地区の面積:約28.11ha

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青春18きっぷ(1-2)…鳥取県智頭町

2010-01-24 23:42:24 | ウォーキング
津山駅を11時35分に発車した一輌のみディーゼルカーは運転席の横から前が見る事が出来ます。

私は、途中から前の方の席に移動して見れる態勢にしました。

津山を出て、だんだん山の中に入って行きます。

雪がまだ残っています。

前方が見える窓には、マニアの若い大人が一人取りついていますが、私もその横の隙間から写真を撮りました。


美作河井はまだ岡山県です。

かわいい駅舎。


智頭駅着12時43分。広島を出て6時間4分かかった。

JR智頭の駅舎。


お決まりの、マンホール。

「ちず」の字入り。智頭町の町章(智頭町の頭文字「チ」と杉を円形に図案化)。

絵柄は町の木:スギ、町の花:ドウダンツツジ。



智頭の町は、鳥取藩の宿場町でまだ、昔の街並みが残っていると聞いていたので、青春18きっぷで遙々来たのです。



町を歩いていると、杉玉が目に付く。

ガレージの出入り口にも。                        民家の欄間にも。



杉玉は酒が出来た事を知らせる為に酒蔵が軒などに下げるのだと聞いていたが、ここでは民家にも下がっている。

智頭宿の通りに、杉玉の工房が有りました。


ガラス戸を引いて中に入ると、青々とした杉玉を製作中でした。

持たして貰うと、ズシリと重く杉の葉がぎっしりと詰まっていました。

町になぜ杉玉が多いので聞いて見ると、智頭は杉の産地で有るし、町おこしで10年ぐらい前から作っているそうだ。

1玉3000円~5000円でした。



智頭宿の通り。

一直線の緩やかな坂で、街並は新旧の建物が建っていますが、なんとなく宿場の街道の雰囲気はします。


石谷家の表門。

江戸時代の大庄屋の石谷家を大正時代から昭和初期にかけて改築した建物で国登録有形文化財。


母屋の広いたたきの上を見上げると、今まで見た事も無いような太い梁組です。

「近世から近代への建築技術の推移を示す貴重な歴史的建造物」で有ると書かれていた。

見る価値は有る。


石谷家の向かいに、これも「国登録有形文化財」の消防屯所が目に入った。

よく見ると、切り妻屋根の上に火の見やぐらが乗っている。

それもはしごが壁の取り付けられていて、建物の外から直ぐに火の見やぐらに登れるようになっている。

半鐘の鐘もまだ残されている。

こんな建物は初めて見た!!

昭和16年に建てられた消防屯所だそうだ。

戦時色濃い時代、こんな建物を建てたなんて驚きです。

宿場の保存より、この建物はぜひ残してほしい。

建物が傷んでいるので早く補修が必要だ。


智頭から帰りの列車は16時21分なので、まだ2時間近くある。

どうしたかは(1-3)に続く。





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青春18きっぷ(1-1)…岡山県津山市

2010-01-21 23:31:56 | ウォーキング
1月17日に青春18きっぷが残り3回分有ったらどうしますか?

青春18きっぷ」を知らない方はクリックして調べてください。



私の1回目の使い方。

1月18日の朝、広島駅発6時39分発で岡山へ。

岡山で乗り換え9時44分発で津山に。津山に10時56分着。

次の列車までの乗り換え時間が39分です。

直ぐに、町歩きの為に、観光案内所で地図を貰う。

津山には、仕事で2~3回は来ているが、人のクルマでその現場に直行、直帰なので全然知らない。

地図を見て、お城の方に行く事にする。


今津屋橋より吉井川を見る、意外と大きい川だ。


広い道路を挟んだ「ごんご商店街」。「ごんご」は河童の事で道の両側に河童の像が置かれている。

夏には「ごんご祭り」も行われていると立て札には書かれているので、市民には愛されているのだろう。


津山のマンホールも直ぐに見つけました。

愛嬌のある河童。                           河童のマンホールと銅像。


ごんご通りの歩道部アーケードは和風に瓦屋根風に統一されている。

この通りに直角にもアーケードが有ったのでそっちに行こうと思ったが時間切れ。


駅の方に帰っている途中に振り返ってみると、やっぱりシャッターが目に付いた。


何処の町の商店街もシャッター通りになっているが、津山もそうなっているのか僅かな時間では解らない。

津山のこの通りだけで有ってほしいが・・・。

観光案内所で貰った観光地図は見やすい絵図なので、今度はゆっくりと時間をかけて町歩きをしたい。

青春18きっぷの旅は、津山駅から11時35分発の智頭行きに乗る。  続く。



コメント (2)
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