セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
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豊田会場リレートークvol.8

2019年09月21日 12時44分50秒 | つぶやき

あいちトリエンナーレ2019豊田会場リレートークシリーズ。
vol.8は豊田会場担当キュレーターの能勢陽子さん。
前回メインは喜楽亭だったそうで、それ聴きたかったな。
新豊田駅地下駐車場に車を停めて地上に出たらそこに台座が。
ライトアップされてないのでひっそりと佇んでいました。


後でバタバタしたくないのでセントレで駐車券を認証した。
駅を通るとラグビーW杯をアナウンスする人々が。
スカイホール豊田でライブビューイングしてるらしい。
サッカーと比べるとまだまだ盛り上がりに欠けてるなぁ。
昭和59年の大分舞鶴vs天理の「あの試合」以来ラグビー大好き。
もっと盛り上がって欲しいけどW杯開催してこの程度とは・・
18時頃にTPACに到着。アイスコーヒーを買って会場入り。


能勢さん登場。
規格違いでPC接続出来なくてノーパソの画面を使うことに。
机を囲むようにして詰めかけた来場者が座りました。


前回はツーニェンに時間を使い過ぎたそうです。
語れなかったアンナ・ヴィットのお話でスタート。
「60分間の笑顔」から「未来を開封する」についても。
作家さんの意図を聴くとやっとあの映像の意味が分かります。
でもそれだと余りにも説明不足だと思うけどな。
折角の来場なのに「なんじゃこら」で早々に退散する人多数。
機会損失のリスクと作家さんのスタイルの乖離が勿体ない。

アンナ・フラチョヴァーの「ミッションからの帰還」
市美のガイドツアーで教えられてから大好きな作品です。
元ネタであるプラハの地下鉄のレリーフを紹介。
彼女のもう一つの作品「アセション・マーク1」についても。

奇しくも「二人のアンナ」の作品には共通するテーマが。
「未来はユートピア?それともディストピア?」
このテーマだと私が連想するのは「スタートレック」ですね。
日本では「宇宙大作戦」として放映されました。
舞台は数百年後の未来。貧困や戦争が根絶された世界。
人々は富のためではなく人間性向上のために働いていた。
そうして目指したのは未踏の地が広がる「宇宙」だった。


レニエール・レイバ・ノボ作品について。
キューバは検閲が厳しい国。だから彼も少女像問題に反応。
展示中止を申し出て来たけど交渉の結果今の状態に変更。
「とても大雑把で」「図面が成立していない」
裏話を含めて作家の人となりが聴けるのは有難い。
ちなみに実際のガガーリン像はチタン製らしい。
もし戦争が起きたらそれも金属供出される?
台座だけになって小田原のどか作品として伏線回収とかw


高嶺作品のプールについて。
壁の製作過程を撮ったタイムラプス動画がネットに。
面白いけどそれを「見ないで欲しい」と言ってたらしい。
考えて貰いたいから。固定観念を持って欲しくないから。
するとアンナ・ヴィットの場合も説明不足などではない?
一つの見方しか出来なくなることを恐れてのことかな。

プール作品は様々な都市伝説を生んだらしい。
「メキシコの壁」「防潮堤」「モノリス」などなど。
そんな反応こそが作家さんにとって無上の歓びなのかも。
「プールの底からトヨタエンブレムの土器が出土」
なんて、トモトシ作品とコラボしたら最高だけどなw

帰りにもう一度、台座を鑑賞。
深まった闇の中で尚更ひっそりと佇んていた。



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