1月17日(火)
「ボンネットを開けてみよ、外は広いぞ」ってか。
トヨタ博物館の展示車の内、約40台のエンジンフードをオープンする初の企画展が「一日限定」で開催された。ははっ、実に面白そう!
まずは2Fから。あれっ、オープンしている?
パナール エ ルヴァッソール(1898フランス)
自動車史上初のFRレイアウトの自動車。
すごく小さなエンジンフード。でも、開口部が多いのでメンテナンスはし易そう。
シボレー シリーズ490(1918アメリカ)
フォードモデルTに対抗して開発された大衆車。車名は発売時の予定価格490ドルから。
フォード モデルT(1909アメリカ)
ベルトコンベアによる大量生産で大衆化に大きく寄与。19年間で1,500万台以上を生産した。
シボレー コンフィデレイト シリーズBA(1932アメリカ)
6気筒エンジンを載せて、更にキャデラックに似せて高級化したGMの大衆車。別名「ベビーキャデラック」
オースチン セブン[チャミー](1924イギリス)
「英国人にとってのフォードモデルT」と云われた大衆車。17年間で約25万台が生産された。
プジョー ベベ(1913フランス)
エットーレ・ブガッティの設計。ユニークな機構を持つ2シーター。
ピアスアロー シリーズ36(1927アメリカ)
パッカード、ピアレスと共に「スリーP」と呼ばれた超高級車。
デューセンバーグ モデルJ(1929アメリカ)
アメリカ最高のコーチビルダーが架装したボディに、レーシングカー並みのパワーを持つエンジンを搭載。バリエーションが多く、展示車はデュアルカウルスタイル。
キャデラック シリーズ 452A(1931アメリカ)
他社に先駆けてV16エンジンを搭載。速さ・パワー・エレガントさで当時のアメリカNo.1の高級車。
フォード モデルA(1929日本)
1925年(大正14年)からフォードは横浜でモデルTの生産を開始。1927年にこのA型にモデルチェンジすると、タクシーでも使われて「円タク」と呼ばれた。
トヨダAA型乗用車[レプリカ](1936日本)
アメリカ車を手本に、トヨタ自動車創業者・豊田喜一郎が中心になって開発したトヨタ初の乗用車。
白楊社 オートモ号(1925日本)
大正13年から昭和3年まで、白楊社の豊川順彌が製作した乗用車。約4年間で約300台が製作された。
タトラ87(1948チェコスロバキア)
タトラ77(1934)の後継モデル。バックボーンとフロアパネルのシャシーに、RRレイアウトで空冷V8エンジンを搭載。
デソート エアフロー シリーズSE(1934アメリカ)
流線形デザイン・エンジンレイアウト・ボディ構造などが画期的なモデル。余りに先進的過ぎて販売面では失敗したが、多くの自動車に大きな影響を与えた。
プジョー 402(1938フランス)
第二次世界大戦前のフランスを代表する高級実用車。流線形を採用しながらも、サイドステップを廃してボディ幅を広げて室内空間を確保した。
フィアット 500[トッポリーノ](1936イタリア)
小さなボディに十分な居住スペースを持ち、トッポリーノの愛称で親しまれた500ccの小型車。フロント独立懸架・4輪油圧ブレーキを装備。
シトロエン 11B(1937フランス)
前輪駆動(FF)方式を採用した世界初の量産車。ボディ構造やサスペンションも革新的で、シトロエンの先進性・独創性はこのモデルから始まった。
ブガッティ タイプ 57C(1938フランス)
アルミ製ツインカムエンジンを搭載。速さに加えて実用性と優雅さ、上品さを兼ね備えたモデル。
シボレー コルベット(1953アメリカ)
第二次大戦後にブームになっていた欧州製スポーツカーに対抗して開発されたアメリカ初の量産スポーツカー。ボディはFRP製。
ジャガー XK120(1951イギリス)
SSジャガー100の後継モデル。美しいスタイルと低価格でジャガーの名を世に広めた。
メルセデスベンツ 300SLクーペ(1955ドイツ)
レーシングカーの市販化モデル。鋼管スペースフレーム構造でガルウイングドアが特徴。ガソリン直噴エンジンの初採用車でもある。
凄く面白い!殆どが縦置きエンジンだったな~。
さて、続いて3Fへ。