面白いミステリ小説もっと読みたいとネットで調べたら、大体似通ったランキングがヒットした。ふと「図書館にあるんじゃね？」と思い付いた。
最寄りの小さな図書館は分室で、蔵書はとても少なかったが最近映画化された「六人の嘘つきな大学生」を借りて来た。読み始めて「面接？11人いる！みたいな展開だったりして？」と予想したけれど全然違った。
就活を舞台にした小説は結構ある。読んでいなくとも映画化された作品の題名くらいはすぐに浮かぶので人気のジャンルなのかもしれない。などと考えながら読み進めて行くと、次々に予想が裏切られる展開が粘り腰の如く二転、三転、四転？と続いた。お陰で終盤は読むのを止められずに夜更かしする破目になってしまった。
掛け違えたボタンを一つ一つ直すような伏線回収が続く終盤は見事だった。気付けば涙ぐんでしまう程に没入していた。いやはや面白いわこれ、映画化される訳だ。
浜辺美波と赤楚衛二はイメージぴったりで、読んでいて二人の顔がめっちゃ浮かんだわ。映画の公開期間は終わっているのでアマプラの配信か地上波の放送を楽しみにしよう。でも、細かいニュアンスを入れ込めるか？きっと小説の方が面白い。
