セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
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あいち2022/有松地区(後編)

2022年08月11日 20時37分21秒 | つぶやき

8月11日(木)
国際芸術祭あいち2022、有松地区。
余りの暑さに途中で挫折した残りをリベンジ。


⑧中濱家住宅は前回も見たけれど改めて。AR01e ミット・ジャイインによるカラフルなリボン状の暖簾。


間近で見ると少し凸凹があって立体的。


離れの小屋にも掛けられていて二つで一つの作品。


⑨有松・鳴海絞会館と⑩碧海信用金庫有松支店。


二つの建物に橋渡しされたリボン、青空に映えていた。


東の端に位置する⑫名古屋有松郵便局。ミット・ジャイインの作品はa~hまで全8カ所で展示している。


⑪旧加藤呉服店で最後。


天井から優雅に垂れ下がる帯状の作品と、小上がりのエリアにはAR09 宮田 明日鹿・有松手芸部の作品を展示。


AR08 イー・イラン《ティカ・レーベン(マットのリボン)》
呉服店での展示に合わせて反物をイメージした織物を用意。本来は敷物の素材で、身分の上下に関係なく使われる物を暗示しているらしい。


帯のロールが置かれた小さな白いテーブル。テーブルは高低差を生む物=支配者と被支配者を暗示。


有松・鳴海絞会館の駐車場の奥に竹田庄九郎之碑。絞りの源流は大分県の豊後絞りということで親近感。


さて、西側エリアをおかわり。
再びの②竹田家住宅でAR02 プリンツ・ゴーラム。仮面は儀式・祭祀・演劇・舞踏会など色んな場面で使われて来た。
コロナ禍の現代は仮面=マスク。付けられた作品名は、衆人環視の世の中を的確に言い表しているのかも。


茶室に立て掛けられた棒って何だ?長さの単位「尺」に触発された作品らしい。このAR03 ガブリエル・オロスコ《ロト・シャク》は六尺(182cm)と三尺(91cm)の垂木に養生テープやマスキングテープで装飾。


④岡家住宅
AR06 AKI INOMATA《彼女に布をわたしてみる》
木の枝だったりモニター映像だったり、色んな姿で表現された作品群。作家のユーモアと見せ方のセンスの良さが感じられて好印象。
花瓶が載った豪華な螺鈿細工の台も凄い。


蛾の羽根の模様を絞りで再現。その現物展示と作業風景の映像も興味深い。


会場の岡家住宅って建物自体もかなりの文化財。どこを見ても素晴らしいのだけれど、梁に架けられているこの長尺の棒って何だ?


一瞬「槍か?」と思ったけれど、よく見ると先端の金具の形状が違う。火事の時に延焼を防ぐ為に周りの家を壊す道具?いや、絞りの染色の時に使う道具?スタッフに尋ねるべきだったなぁ(;'∀')

有松地区のどの作品も特産品・絞りを意識していた印象。名古屋だけではなく、県内各地で開催する意義を感じられた展示だった。
とにかく、有松ではミノムシを見るべし!w



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