セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
ゆっくり旧車ライフの備忘録

言の葉の庭

2013年06月01日 17時46分00秒 | つぶやき

新海誠監督の新作を観て来ました。
昨夜のBSジャパンは「新海誠推し」のラインナップでした。
「秒速5センチメートル」「ほしのこえ」を一挙放送。
併せて新作「言の葉の庭」の冒頭10分間も公開されました。
その映像と新海監督のインタビューを見て「観たい!」となった。
この地方での上映はTOHOシネマズ名古屋ベイシティのみ。
名古屋に出る用事があったので、ついでに足を延ばして鑑賞​。

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46分の短編だから?特別料金¥1,000​でした。
同時上映「だれかのまなざし」は7分弱と更に短編だった。
これが私ら世代にツボな内容で実に良かった!
社会に出るってことは辛い目に遭うことばかり。
親はそれを身をもって知っている。
子供が巣立って社会に出たら傷つくことも分かっている。
それでも社会に出て生きていかなければならない。
“傷ついた時には頼って欲しい”
ただそれだけが親の願い。​
 

続いて新作「言の葉の庭」の上映が始まった。
背景はCGを積極的に取り入れて、実写的な映像が更に進化。
だけどちゃんとセル画っぽさも残している。
この辺りは「さすが良く判っているな」って処理の仕方。
宮崎監督作品だと「もののけ姫」の頃に近いかも。

相変わらず駅のホームや電車の風景がとても魅力的。
鳥を用いた大気感の描き方も秀逸。
ハイライトや挿入歌の使い方など、以前から評価は高かった。
それらの手法を踏襲して、更なる正常進化を見せてくれた。
これまでのファンは安心して観れる作品でした。​​
 

公開前にキャラ設定をアナウンスしていた。
そこから自分なりにストーリーを予想。
かなりの部分で的中していました。
今まで新海作品を支えてきた西村貴世・天門らの名前は無い。
これを「新たなスタッフと組んだ意欲作」と見るべきか?
今回キャラは少し荒削りな印象がした。
デッサンも所々甘い箇所があった。
シリアスな内容に合わせ「骨格や筋肉」を感じるキャラの仕立て。
趣味に走れた自主制作とは違うメジャー志向を感じる作品だった。

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クライマックスはマンション階段踊り場で心からの叫び。
入野渾身の演技は出色の出来だった!​
でも真っ先に抱いた感想は少し違った。
「桜花抄と同じか!やった?やってない?」

公開と同時にDVDも発売されていた!(一般発売は21日)
だから劇場で観る人は少ないと予想して上映館が少ない?
惜しむらくはパンフレットが予想通り「売り切れ」だったこと。
とまれ、何度も何度もDVDを見返す作品になることでしょう。
でも「だれかのまなざし」は収録されていない?
まさか後に「だれかのまなざし」を収録した「完全版」が出る?
それじゃあ「カリ城」の二の舞ですよw



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