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あの社会人時代の、馬鹿なオレ。もうひとつのクリエイティブのほう、の。(そのもうひとつの3)

さておき、
コストカッターは、

機材や、編集室などの、

あらゆる料金表を、入手しており、

見積書に、本来の機材屋の機材費に、

のっけるプロダクションの利益金額、

 

いわゆる、掛け値というものを、

一律、10%以下と決めた。



機材屋の定価料金が、1,000円のモノは、

見積書には、1,100円まで、という設定だ。

1,300円と、見積書に記載したら、


赤ペン先生が、自動的に、添削して、

コストカット、削除する。


全体のパイを、細かく削り、

全体への間接費も削ったのだ。


そこには、プロダクションの救いとなる逃げ道は、

残されていなかった……… 、

基本、今までが、今までだったんだが、

簡単に言えば、ボッタくれなくなったんだ。

ボッタくる、というと、乱暴だが、

そうして、利益をあげることで、

代理店からの入金の前に、

各スタッフや、現場での支出を賄い、

プロダクションというのは、

経営を保つ事ができたのだ。



コストカッターの誕生、

その反動は、余りにも大き過ぎた。

じゃあ、そこまでして、

代理店のコストカッターに従って、

完成したビデオテープの商品を、無事、納品し、

すべての下請けからの請求書と、現場の領収書を、

添付したうえで、

代理店へと請求書を提出したところで、

満額を、頂ければいいが、

結局、ドガチャカして、

つまり、

いままでのテーブルでの打ち合わせを重ねた事を、

ちゃぶ台を引っくり返すように、ない事にして、

チョンと、この金額しか払うことが出来ないと、

上限を切られることもあった。

なんの、エビデンス(証拠、証明)作業か、

わかったもんじゃない。

コストのカッターではなく、

単なる、値切り、買い叩きだ。



欧米の、エビデンス制には、

間接費が守られていた事を考えれば、

この国は、相も変わらず、カタチだけを輸入をし、

手前ぇ勝手な、ご都合主義の、

うわっつらの、輸入業者だ。

代理店も、政治家も、ヨコモジ、好きだもンね。

本来の事実や、意味を、

ズラしたり、誤魔化せるからね。

 

あまりにも、哀しい愉快な奴らの事情は、

奴らの云う、“” Win. Win. “”って、

自分たちにとっての “”Win × Win“”、

“”Win“”の二乗、だからね。

まったく、愉快で、笑えねぇよ。




To be continued

 

 

17/09/16 06:13 再掲載

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