全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

一期一会

2019年09月15日 | 山歩記
三連休 


中日の今日は白嶽さん



有明に行くつもりで一昨日から詰めていたザックを背負って



いそいそ歩く白嶽路



山を楽しむ心境じゃなく ただ単に右足左足を交互に出しながら前に上にと進むだけ…



道中 すれ違う登山者に挨拶しつつ



気づいたら着いてた西岩峰



眼前に広がる意外に蒼い空にびっくりし



慌ててザックからカメラを取り出し



その眺望を一眼で切り取ります

 


 


 


 



眺めはいつも一期一会


再び同じ色に出会う事はありません




二人で来ていた礼儀正しい若者…

 



何とも絵になる二人の姿を許可を得て撮らせてもらいます


家の二男よりはちょっと下かな



若者らしい溌剌とした態度、物腰がなんとも清々しく


そして


頼もしくもあり まぶしくもあり…



二人の若者が頂を下りた後



そこに残されたのは


関東から来られた男性と私



一言 二言 遅い挨拶を済ませたあと また二人黙して そこから見える景色を堪能します



しばらくして


満面の笑みをたたえて登って来られた単独女性


登山口駐車場でお会いした これまた島外からお見えの登山者です



人の縁とは不思議なもの


つい 1時間ほど前までは三人全く見知らぬ同士であったのに


生まれも歳も性別も 


そしてこれまで歩いてきた人生も全てが違い 決して交わることのない道であったはずだったのに


山登りという共通の趣味のもとで交わることとなった互いの時間軸



気が付くと3時間強


青かったお空が雲に覆われ そして また晴れてと


目まぐるしく移り変わる辺境の島の空の下


三人車座になりこの西岩峰上で楽しく話し込んでいました





 




ほんと


人と人とのご縁は突然です




 





一期一会




 





人生において



素敵な出会い


そして


名残惜しい別れ


その全てが 一度きりの事





そんな当たり前の事をすっかり忘れていました



もうそれほど長くはないとおもうけど
 


残されたこれからの人生



一期一会の気持ちを胸に歩いて行こうかな





白嶽さん




 





ありがとう



今日も楽しかったよ