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2022年9月27日に行われた、安倍晋三元首相の「国葬(国葬儀)」で、友人代表として菅義偉元首相が読んだ弔辞に多くの人が感動し、異例の拍手が起きる事態となった、と報道されています。
確かに、
「あなたにお目にかかりたい、同じ空間で、同じ空気をともにしたい。その一心で…」
「天はなぜ、このような悲劇を現実にし、失ってはならない人から命を召し上げてしまったのか」
「口惜しくてなりません。哀しみと怒りを交互に感じながら、今日のこの日を、迎えました」
と情緒的な言葉が並んでいて、菅氏が安倍氏に向けて読んだ弔辞でなければ、私も涙したかもしれません(笑)。
しかし、菅氏の弔辞は生々しいところも多数あって
「その、まっすぐな目、信念を貫こうとする姿勢に打たれ、私は、直感いたしました。この人こそは、いつか総理になる人、ならねばならない人なのだと、確信をしたのであります。
私が、生涯誇りとするのは、この確信において、一度として、揺らがなかったことであります。」
「総理、あなたは一度、持病が悪くなって、総理の座をしりぞきました。そのことを負い目に思って、二度目の自民党総裁選 出馬を、ずいぶんと迷っておられました。
最後には、二人で、銀座の焼鳥屋に行き、私は、一生懸命、あなたを口説きました。それが、使命だと思ったからです。
三時間後には、ようやく、首をタテに振ってくれた。私はこのことを、菅義偉 生涯最大の達成として、いつまでも、誇らしく思うであろうと思います。」
という部分は、安倍晋三氏が第二次政権を樹立した手柄をごっそり取ってしまっていて、安倍派の面々は切歯扼腕で悔しがっているだろうと笑ってしまいました。
菅氏もまた、安倍氏が考えていたのと同じように、岸田政権瓦解後の総理返り咲きを狙っているのかもしれませんね。
菅氏の弔辞で噴飯物なのは
「安倍総理。日本国は、あなたという歴史上かけがえのないリーダーをいただいたからこそ、特定秘密保護法、一連の平和安全法制、改正組織犯罪処罰法など、難しかった法案を、すべて成立させることができました。
どのひとつを欠いても、我が国の安全は、確固たるものにはならない。あなたの信念、そして決意に、私たちは、とこしえの感謝をささげるものであります。」
という部分。
改正組織犯罪処罰法とは共謀罪の創設のことなので、まさに憲法違反だと多数の学者から批判された3つの法制度を自分が官房長官をしていた安倍政権で作ったことを手放しでほめたたえているわけです。
安倍晋三氏の国葬が許されない数多ある理由の中で、実質的に一番なのは「安倍政治が国葬に値しないこと」。法的にはそもそも個人を国葬にすることが法の下の平等に反して憲法違反であることだ。
そして、これらの法案に反対した学者たちだけを、日本学術会議の会員に推薦された中から拒否するという方針を、安倍政権から菅政権が引き継いで成し遂げてしまったのですから、この3法案は安倍氏と菅氏の反知性主義の象徴でもあって、菅氏の弔辞は涙を流すどころか、唾棄すべき代物です。
菅総理が日本学術会議の人事に介入。学術会議への入会を推薦されたのに安保法案や共謀罪などに反対した学者の任命を拒否。学問の自由、思想良心の自由の侵害で憲法違反だ。
日本学術会議の会員推薦名簿。菅総理「推薦名簿は見ていない」→加藤官房長官「推薦者が全員添付されてたが詳しく見ていない」→菅総理が事前に全員の名前を見て判断←今ココ。やはりアホだった(笑)。
日本学術会議任命問題で菅総理迷走。研究内容によって不利益を与えるのが学問の自由侵害。さらに思想に基づいて任命拒否をすることは一般の公務員であっても許されない思想良心の自由侵害。
思えば、安倍氏以上に菅氏は河井克行・案里夫妻の昵懇の仲で、河井夫妻の公職選挙法違反(買収事件)で使われた通常の3倍の1億5000万円を資金提供することに決めたのも、安倍・菅官邸。
河井克行氏は当選7期で菅さんと同期。菅氏を囲む若手・中堅議員グループ「向日葵(ひまわり)会」も結成して、菅総理総裁の第一の側近としても存在感を誇示してきた唯一の人である。
前の法務大臣だったのに有罪ならば買収で実刑確実。河井克行氏は安倍首相の自民党総裁選第一の推薦人で、菅官房長官を支える「向日葵会」の主催者。
安倍・菅・二階の自民党が公職選挙法違犯(買収)で起訴された河井克行・案里夫妻に買収資金を1億2000万円の政党助成金。残り3000万円は官邸機密費?安倍総理を国会に証人喚問せよ。
そして、安倍晋三氏が桜を見る会に招待した名簿が問題になった途端にシュレッダーにかけさせたのは、内閣府主催の桜を見る会の責任者だった菅官房長官。
桜を見る会招待者名簿破棄・改ざん問題で、内閣府の職員を処分してトカゲのしっぽ切りを図る安倍政権。ああ、国家公務員にならなくてよかった!(笑)
菅官房長官「よく確認していませんでした」。。。必要な文書は慌てて廃棄し、捨てたはずの文書は出てくる「桜を見る会」。でも再調査はしないんだって(呆)。
チャーチル英首相「真実がパンツを履きかけている間に、嘘は世界を半周している」→菅総理が自著まで削除・改ざんして公文書管理の大切さを説いた章を消し、森友・加計・桜・学術会議問題をなかったことに(笑)。
こうしてみると、菅氏の弔辞の中にある
「総理大臣官邸で共に過ごし、あらゆる苦楽を共にした七年八か月。私は本当に幸せでした。」
という言葉も、菅氏の幸せは国民の不幸せとしか言いようがないのです。
菅総理が「赤木ファイル」の存在を認めてもなお、森友学園事件の再調査を拒否する理由は、安倍前首相が菅総理を後継に選んだ理由が森友・加計・桜疑惑の隠ぺいのためだから。
思い返せば、菅氏が自民党総裁選で勝ち抜くにあたって、パンケーキが好きだの叩き上げだのという売り込みで、発足当初の内閣支持率は70%を超えました。
しかしその後、菅氏はGotoイートとトラベルのような業界の利権のための政治を強引に進め、電通とパソナなどのの利権の温床であった東京オリパラも強引に開催して、コロナ第5波を招き、あえなく支持率は半減して、菅氏は自民党総裁選にも出られず。
結果として、東京五輪汚職では逮捕者が続出、森喜朗元首相にまで捜査の手が伸びています。
菅総理がWSJ誌に「東京五輪をやめるのは一番簡単なこと。挑戦するのが政府の仕事」と啖呵。簡単ならリスクのある五輪はすぐにやめて、もっと価値あることに挑戦せよ。【安倍逮捕とか、麻生・二階解任とかwww】
【無能・強権・人命軽視】菅内閣が総辞職。拙劣なコロナ対応。Gotoや東京オリパラ強行開催とデジタル庁に見られる利益誘導と人命軽視の政治。日本学術会議会員任命拒否など強権政治。最悪の1年間だった。
Gotoイートは菅総理のお友達「ぐるなび」のため。Gotoトラベルは菅総理のお友達「楽天トラベル」と二階幹事長のため。一般市民の命を犠牲にする利権政治を許さない。
菅氏は、明治の元勲山縣有朋が、伊藤博文を偲んで詠んだ歌を披露しましたが、軍国主義の権化として国葬にされた山形は、国葬にはならなかった大隈重信に比べてたいそうな不人気で、寂しい国葬になったとか。
左が伊藤博文、右が山縣有朋。
というか、伊藤博文は朝鮮総督時代に、プーチンまがいの国際法違反の朝鮮併合に抗議する安重根に暗殺されたのですから、伊藤と山形の逸話をここで持ってくるのは悪意なのかと思うほどです。
そして、菅氏が紹介した歌がこれ。
「かたりあひて 尽し丶人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ」
(一緒に騙りあって国民に誤魔化し尽くした安倍さんは先に旅立ってしまった。今から後の自分の首相返り咲きについて、どうやって世間を騙したらいいのだろうか)
菅総理が電撃の「政権投げ出し」。安倍晋三前首相に続いて、自公政権が無能で無責任で、政権担当能力も危機管理能力もゼロであることを明確に示したトンデモ総理だった。
安倍、菅、維新。8年間ウソを暴く 路上からの反撃、倍返しだ!
広島原爆忌にIOCは黙祷を拒否。菅総理は記念式典で「核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国」「核兵器のない世界の実現に向けた努力」の下りを丸ごと読み飛ばす(呆れ)。
広島原爆忌の挨拶は読み飛ばしたのに、安倍晋三氏への弔辞は良く読めました。
それにしても、菅氏のパンケーキに騙されたのがまだ2年前なのに、またコロッとやられるなんて、うちの有権者も本当に人がいいです。
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「総理、あなたの判断はいつも正しかった」安倍元総理国葬 “友人代表”菅義偉前総理の追悼の辞【弔辞全文】
TBSテレビ
2022年9月27日(火) 15:07
27日午後2時より行われた安倍元総理の国葬で、菅義偉前総理が友人代表として弔辞を述べました。その全文です。
友人代表弔辞
七月の、八日でした。
信じられない一報を耳にし、とにかく一命をとりとめてほしい。あなたにお目にかかりたい、同じ空間で、同じ空気を共にしたい。
その一心で、現地に向かい、そして、あなたならではの、あたたかな、ほほえみに、最後の一瞬、接することができました。
あの、運命の日から、八十日が経ってしまいました。
あれからも、朝は来て、日は、暮れていきます。やかましかったセミは、いつのまにか鳴りをひそめ、高い空には、秋の雲がたなびくようになりました。
季節は、歩みを進めます。あなたという人がいないのに、時は過ぎる。無情にも過ぎていくことに、私は、いまだに、許せないものを覚えます。
天はなぜ、よりにもよって、このような悲劇を現実にし、いのちを失ってはならない人から、生命を、召し上げてしまったのか。
悔しくてなりません。哀しみと、怒りを、交互に感じながら、今日の、この日を、迎えました。
しかし、安倍総理…と、お呼びしますが、ご覧になれますか。
ここ、武道館の周りには、花をささげよう、国葬儀に立ちあおうと、たくさんの人が集まってくれています。
二十代、三十代の人たちが、少なくないようです。明日を担う若者たちが、大勢、あなたを慕い、あなたを見送りに来ています。
総理、あなたは、今日よりも、明日の方が良くなる日本を創りたい。若い人たちに希望を持たせたいという、強い信念を持ち、毎日、毎日、国民に語りかけておられた。
そして、日本よ、日本人よ、世界の真ん中で咲きほこれ。――これが、あなたの口癖でした。
次の時代を担う人々が、未来を明るく思い描いて、初めて、経済も成長するのだと。
いま、あなたを惜しむ若い人たちがこんなにもたくさんいるということは、歩みをともにした者として、これ以上に嬉しいことはありません。報われた思いであります。
平成十二年、日本政府は、北朝鮮にコメを送ろうとしておりました。
私は、当選まだ二回の議員でしたが、「草の根の国民に届くのならよいが、その保証がない限り、軍部を肥やすようなことはすべきでない」と言って、自民党総務会で、大反対の意見をぶちましたところ、これが、新聞に載りました。
すると、記事を見たあなたは、「会いたい」と、電話をかけてくれました。
「菅さんの言っていることは正しい。北朝鮮が拉致した日本人を取り戻すため、一緒に行動してくれれば嬉しい」と、そういうお話でした。
信念と迫力に満ちた、あの時のあなたの言葉は、その後の私自身の、政治活動の糧となりました。
その、まっすぐな目、信念を貫こうとする姿勢に打たれ、私は、直感いたしました。この人こそは、いつか総理になる人、ならねばならない人なのだと、確信をしたのであります。
私が、生涯誇りとするのは、この確信において、一度として、揺らがなかったことであります。
総理、あなたは一度、持病が悪くなって、総理の座をしりぞきました。そのことを負い目に思って、二度目の自民党総裁選 出馬を、ずいぶんと迷っておられました。
最後には、二人で、銀座の焼鳥屋に行き、私は、一生懸命、あなたを口説きました。それが、使命だと思ったからです。
三時間後には、ようやく、首をタテに振ってくれた。私はこのことを、菅義偉 生涯最大の達成として、いつまでも、誇らしく思うであろうと思います。
総理が官邸にいるときは、欠かさず、一日に一度、気兼ねのない話をしました。いまでも、ふと、ひとりになると、そうした日々の様子が、まざまざと、よみがえってまいります。
TPP交渉に入るのを、私は、できれば時間をかけたほうがいいという立場でした。総理は、「タイミングを失してはならない。やるなら早いほうがいい」という意見で、どちらが正しかったかは、もはや歴史が証明済みです。
一歩後退すると、勢いを失う。前進してこそ、活路が開けると思っていたのでしょう。総理、あなたの判断はいつも正しかった。
安倍総理。日本国は、あなたという歴史上かけがえのないリーダーをいただいたからこそ、特定秘密保護法、一連の平和安全法制、改正組織犯罪処罰法など、難しかった法案を、すべて成立させることができました。
どのひとつを欠いても、我が国の安全は、確固たるものにはならない。あなたの信念、そして決意に、私たちは、とこしえの感謝をささげるものであります。
国難を突破し、強い日本を創る。そして、真の平和国家 日本を希求し、日本を、あらゆる分野で世界に貢献できる国にする。
そんな、覚悟と、決断の毎日が続く中にあっても、総理、あなたは、常に笑顔を絶やさなかった。いつも、まわりの人たちに心を配り、優しさを降り注いだ。
総理大臣官邸で共に過ごし、あらゆる苦楽を共にした七年八か月。私は本当に幸せでした。
私だけではなく、すべてのスタッフたちが、あの厳しい日々の中で、明るく、生き生きと働いていたことを思い起こします。何度でも申し上げます。安倍総理、あなたは、我が国日本にとっての、真のリーダーでした。
衆議院 第一議員会館、千二百十二号室の、あなたの机には、読みかけの本が一冊、ありました。岡 義武 著『山県有朋』です。
ここまで読んだ、という、最後のページは、端を折ってありました。そしてそのページには、マーカーペンで、線を引いたところがありました。
しるしをつけた箇所にあったのは、いみじくも、山県有朋が、長年の盟友、伊藤博文に先立たれ、故人を偲んで詠んだ歌でありました。
総理、いま、この歌くらい、私自身の思いをよく詠んだ一首はありません。
かたりあひて 尽し丶人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ
かたりあひて 尽し丶人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ
深い哀しみと、寂しさを覚えます。総理、本当に、ありがとうございました。
どうか安らかに、お休みください。
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マサカリ村田の兆治の方が
まだマシ
そもそも国葬に喪主がいるんだ、それが妻なんだ、そしたら普通の葬式じゃん?!と笑笑
岸田首相と菅前首相で、安倍元首相の正当な後継者を相争うような弔辞合戦でしたし、アホらしいです
警備費はやはり何十億円もかかったようですよ
自民党主義大日本帝国では、国葬といいながら個人の儀式のようです。自民党は日本のすべてを私物化しているという確信が日々深まります。
私たちは自民党の財産じゃない。私たちは自民党の無限の預金通帳じゃない。
先々代の遺骨(の入ったツボの入った箱)・・・インカ帝国皇帝の権威付けに使われた先代のミイラか、はたまた、レーニン廟の・・か、毛主席紀念堂の・・か、あんまり良い趣味だと思えませんが。
歌の現代語訳に座布団一枚、思わず吹いてしまいました。コーヒー飲みながらでなくて良かったと思います。
アスキックに聞こえる某CMが流れる度に
アベ スガ キシダ で アス(自粛)と考えてしまう今日この頃です。