今日の記事は特に書くのがつらいです。。。。
でもこの子たちはまだ生きているんだ!
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ガザ地区最大の病院であるシファ病院の医師がロイター通信との電話インタビューに応じました。
外科を担当するこの医師は
「イスラエル軍の爆撃によって施設が破壊され酸素を供給することができなくなった。
酸素の供給が無ければ、患者に全身麻酔をかけることはできない。
私たちはそのような状態で、病院のあらゆる問題に対処しようとしている」
「病院には120人以上の遺体がある。
強烈な悪臭が漂っていて、そこから感染症や病気が伝染していくことは確実だ」
と述べています。
イスラエル軍によるガザの病院攻撃についてWHOが「病院からの退避を強制することは集中治療や救命手術が必要な人たちにとって死刑宣告」。世界が全力を挙げてイスラエル軍のガザへの地上侵攻を止めるべき時だ。
イスラエル空軍の爆撃機100機が数百回の爆撃をガザ地域に行ない、陸軍は地上侵攻を開始。ガザの国連機関と外部との連絡が途絶える。このままではイスラエル政府はガザを「アウシュビッツ」にしてしまう。
イスラエル軍の攻撃による感染症まん延の危険性についてはWHO(世界保健機関)も警鐘を鳴らしていて、ガザ地区で2023年11月14日早朝から降り続いた雨について、WHOのハリス報道官は、スイスのジュネーブで行われた記者会見で
「インフラが破壊され、清潔な水も不足しているなか、雨が降り浸水が起きることで、人々はさらに厳しい状態に追い込まれるだろう」
と述べており、WHOによりますと現地では、下痢の症状を訴えている人が5歳未満の子どもを中心に増えていて、その数は、すでに例年より16倍ほど多い3万3500人にのぼっているということです。
シファ病院では11月15日現在ですでに新生児を含む34人が死亡しています。
ガザに暮らす数千人の子どもたちを爆撃と地上侵攻で殺し、いま中世のような伝染病で殺そうとしている、それがイスラエル政府であり、イスラエル軍です。
イスラエルのネタニヤフ政権の閣僚がガザへの核兵器の使用も「選択肢の一つ」。ガザへの人道支援物資の搬入に反対してパレスチナ市民は「砂漠にでも行け」。非道の限りを尽くすイスラエル軍はガザから即時撤退せよ。
ロイター通信が配信したシファ病院現場の映像には、遺体にかぶせた毛布にボランティアの人が「身元不明」と書く様子や、地面に掘った穴に遺体を並べてブルドーザーで土をかけて埋葬する様子が写っています。
先ほどの医師は
「市民が病院内に穴を掘り、遺体を埋葬しようと試みている。
状況はひどく、120人もの遺体を埋葬するには多くの設備が必要だ」
と述べて、病院の敷地内で埋葬が始まっていることを明らかにしました。
シファ病院の院長は中東の衛星テレビ局アルジャジーラに対し、電気や水が不足しているほか、人工透析の機材、酸素供給装置も攻撃などで壊れて機能していないとして、
「もはや病院ではない」
と訴えました。
ガザ地区の保健当局によりますと、このシファ病院だけではなく、イスラエル軍の攻撃と燃料不足のためガザ地区にある35ある病院のうち25の病院で医療活動ができない状態に追い込まれています。
もちろん、病院を狙った攻撃は戦争犯罪です。
イスラエルのネタニヤフ首相がガザについて「イスラエルが無期限で全体的な治安の責任を負う」とイスラエル軍の無期限駐留を明言。だからただの「戦闘中断」や「停戦」ではなくイスラエル軍の即時撤退が必要だ。
これに対して、あくまでもイスラエル政府をかばうアメリカ合衆国のカービー戦略広報調整官は11月14日、記者団に対しさまざまな情報分析を行った結果だとしたうえで
「ハマスなどはシファ病院をはじめとするいくつかの病院を利用し、地下にトンネルを掘るなどして人質を収容しているほか、この病院から指揮・命令も行っている。病院に武器も保管しており、これは戦争犯罪だ」
と述べて批判しました。
確かにハマスが難民キャンプや学校や病院の一部に基地を作っていることは事実でしょう。
そんなことをすればそこが戦場になるのは火を見るより明らかですから、実はハマスの行為がジュネーブ協定違反の戦争犯罪であることは本当です。
それはウクライナ戦争でロシア軍が原発攻撃をして占拠し、そのあと原発を基地にしているのが戦争犯罪なのとまったく同じです。
このハマスに対してガザの一部住民から反発の声が上がっていて、住民の間ではハマスの責任を追及する不満の声が表面化し、住民はハマス戦闘員に石を投げ、椅子で戦闘員に殴りかかるなど不満をあらわにしているというのも無理はありません。
1400人もの無辜の市民を赤ちゃんや子どもまで含めて大量殺戮し、200人以上の子どもや外国人を含む無辜の市民を拉致して人質にしたハマスは、その後もパレスチナ市民を巻き添えにする戦争犯罪を続けているわけで、これを無批判に許してしまう反米拗らせ論者の人命軽視と国際法無視も言語道断です。
ハマスと対話せよ。
— 伊勢崎賢治 (@isezakikenji) November 10, 2023
https://t.co/sU6tR60Rp2
赤ちゃんを含むイスラエル民間人の人質の解放、そして残念ながらガザ戦争を機に世界で始まってしまった新たなユダヤ人差別の防止のために必要なのは、ハマスの殲滅ではなく、ハマスとの対話です。
— 伊勢崎賢治 (@isezakikenji) November 12, 2023
ロシア軍に即時撤退を求めずウクライナ政府に即時停戦を求めてきた都合上、反米こじらせのくせにイスラエル軍にも即時撤退を要求できない中途半端な「学者」が、ハマスのことは極左暴力集団の機関紙で持ち上げる。
イスラエル・パレスチナ戦争から見えてくるウクライナ戦争の真実。「たかが領土」ではなくイスラエル政府の強制入植もロシア政府の4州併合も違法。侵略しているロシアに対して即時撤退を要求するのは当たり前だ。
しかし、先ほど見たように、ハマスとガザ地域のパレスチナ市民は一体ではありません。
そして、報復はもはや自衛とは呼べませんし、ハマスの基地が地下にあるからと言って地上のパレスチナ難民キャンプが消滅するくらいの空爆を行なったイスラエル軍の攻撃が正当化されるはずもありません。
うちにコメントしてきていた親米右翼はそれなら1400人もの市民を殺されたイスラエル政府はどうすればいいのかと問うのですが、少なくとも自分の国の市民が殺されたからその10倍のパレスチナ市民を殺し返していいわけがないということくらいわからないのでしょうか。
いくらパレスチナの人を殺しても、亡くなったイスラエル市民の命は戻ってこないのに、そんなのは人命尊重でもなんでもありません。
今のイスラエル軍が無茶苦茶に空爆して地上侵攻もしてしまっているので、ハマスに捕らえられている人質も何十人も死んでしまっています。
イスラエル政府が人質を取り返すために攻撃しているというのは口実に過ぎないのです。
そして、イスラエル軍がハマスの基地があると言って病院を攻撃し、電気や水を遮断して医療行為を不可能にして、患者たちを二重三重に殺してしまう行為もまた完全に戦争犯罪であることは間違いありません。
米政府の説明は言い訳になっておらず、アメリカという国の「人道主義」がいかにダブルスタンダードで偽善に満ちているかの証明です。
そもそも、こんな蛮行を続けているイスラエル軍の兵士や戦車が銃弾や砲弾を撃っていないだけでガザ地域の市街地にいたままなら、それは「停戦」とさえ呼べません。
彼らイスラエル軍に要求すべきは即時撤退しかないです。
日本と国際社会はもうイスラエル・アメリカ両政府の欺瞞に騙されず、イスラエル軍の即時・無条件・完全撤退を要求し、イスラエル政府にパレスチナ自治政府との違法な入植地返還までを視野に入れた和平交渉開始を求めるべきです。
そもそもアメリカ・イスラエル政府の言い分が本当かどうかも眉唾だ。
【#アメリカの偽善】イスラエル軍が「人道」目的のために1日4時間戦闘を休止・中断すると米政府が発表。日本は欺瞞に満ちたアメリカ合衆国への従属をやめ、真の平和と独立を目指すべきだ。
バイデン米大統領がハマスとロシアを同列の脅威として「近隣の民主主義国家を完全に破壊しようとしている」。違う!ウクライナを侵略しているロシアと同列に論じられるべきはアメリカが支援するイスラエルだ。
イスラエルとハマスの大規模戦闘に一時停止を求める国連安保理決議案にアメリカが拒否権発動!「世界の人々があなたたちをイスラエルの共犯者だとみなしており、その憎しみを目の当たりにする」(イラン大統領)
追記。
この記事を公開した直後にイスラエル陸軍がシファ病院に突入した。最悪だ。
イスラエルvs.ユダヤ人――中東版「アパルトヘイト」とハイテク軍事産業
うちの記事にイスラエル政府支持のコメントを連続して書いてきていた親米右翼コメンテーターに
「北朝鮮に拉致されている方々を救うために北朝鮮に空爆したら拉致被害者まで亡くなってしまう。
それに大戦争になって日本自体も大変なことになるぞ。イスラエル軍の空爆でもハマスが取った人質が死んでいる」
と言ったら、北朝鮮への攻撃は日本への被害が大きいのでするべきではないが、ガザへの攻撃はハマスの反撃がもうないから支障はないというのです。
人質の命も市民の命も顧みぬ、日本の親米右翼のネタニヤフ首相級の冷血ぶりには呆れました。
しかし逆に、私がXでリストにしてウォッチしている反米拗らせの面々の一人が「ハマスの行為は正当化できないが批判もできない」みたいなことを言ったら、例のロースクール出の親露派陰謀論弁護士が
「正当ではないとは不当だということだからそれ自体が批判にすでになっている」
と法律家として意外にまともなことを言っていて驚いた。。。
ら、「だからハマスの行為をテロとも正当ではないとも言ってはならない」などと忠告しててびっくりし、さらに「先生、弁護士ならではの教えをありがとうございます」みたいに返されていたので二人の残酷さと間抜けさにずっこけました(-_-;)。
ハマスの戦争犯罪を矮小化する反米拗らせ論者は、アメリカとイスラエル政府を責めたいだけで自分たちも人命を軽視してそっちのけにしているわけで、ハマスが野外音楽会で赤ちゃんの首を斬っていても気にしない。
親米も反米も拗らせると赤ちゃんが死んでいてもどちらも気にしない、まさにどっちもどっちだと思わずにはいられません。
ウクライナ戦争にしてもパレスチナ戦争にしても、親米や反米ではなく、人命尊重と人権保障の法遵守を基本に考えるべきです。
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パレスチナのガザ地区で地上侵攻を進めるイスラエル軍はイスラム組織ハマスが拠点を置いているとする北部の難民キャンプを作戦上の統制下においたと発表しました。一方、激しい攻撃で退避ができない状態となっているガザ地区最大の病院では敷地内で遺体の埋葬も始まっていて、事態は悪化の一途をたどっています。
※11月15日(日本時間)のイスラエルやパレスチナに関する動きを随時更新でお伝えします。
米高官 ハマスなどが病院を軍事目的に利用と批判
アメリカ・ホワイトハウスの高官は、パレスチナのイスラム組織ハマスなどがガザ地区最大の病院に指揮所を設置し、人質を収容したり、武器を保管したりして軍事目的に利用しているとして批判しました。
ガザ地区の保健当局によりますとイスラエル軍の攻撃や燃料不足によって、多くの病院で医療活動ができない状況に追い込まれていて、このうち地区最大の病院、シファ病院では新生児を含む34人が死亡しています。
アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は14日、記者団に対しさまざまな情報分析を行った結果だとしたうえで「ハマスなどはシファ病院をはじめとするいくつかの病院を利用し、地下にトンネルを掘るなどして人質を収容しているほか、この病院から指揮・命令も行っている。病院に武器も保管しており、これは戦争犯罪だ」と述べて批判しました。
イスラエルは以前からハマスがシファ病院の地下などに拠点を設けていると主張していて、アメリカも同様の見方を示した形です。
一方で、カービー調整官は「病院への空爆は支持しない。病院と患者は保護されなければならない」と述べ、イスラエルに対し民間人の犠牲を最小限に抑えるよう改めて求めました。
また、ガザ地区に支援物資を運び込んだトラックの台数は、これまでにあわせておよそ1100台になるとしたうえで、「まだ十分ではない」と述べ、引き続きアメリカとして、人道状況の改善のため、イスラエルや周辺国に対し、働きかけを強めていく姿勢を示しました。
米バイデン大統領 人質の解放「実現すると信じている」
アメリカのバイデン大統領は、イスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放について「実現すると信じている」と述べて、解放に向けた交渉の詳細については言及を避けたものの連日対応にあたっていると強調しました。
アメリカのバイデン大統領は14日、記者団からイスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放について問われたのに対し「解放は実現すると信じている。ただ、詳細については話せない」と述べました。
また「関係する人々と毎日協議している」と述べて解放に向けた交渉をめぐり連日対応にあたっていると強調しました。
そして人質の家族に向けては「助けに行くのでくじけずにいてほしい」と呼びかけました。
CNNは14日、アメリカ政府高官の話として、イスラエルとハマスが、数日間の戦闘の休止と引き換えに人質を解放する方向で交渉を進展させていると伝えました。
ただこの高官は、双方は合意に近づいてはいるものの、まだ交渉が決裂する可能性もあるとの見方を示したとしています。
WHO 14日から降り続いた雨で“感染症拡大を懸念”
ガザ地区で14日早朝から降り続いた雨について、WHO=世界保健機関のハリス報道官は、スイスのジュネーブで行われた記者会見で「インフラが破壊され、清潔な水も不足しているなか、雨が降り浸水が起きることで、人々はさらに厳しい状態に追い込まれるだろう」と述べました。
具体的には下水などのインフラが機能しないなかで急な雨によって水があふれると、汚水が避難施設などに広がり、感染症が拡大することが懸念されるとしています。
WHOによりますと現地では、下痢の症状を訴えている人が5歳未満の子どもを中心に増えていて、その数は、すでに例年より16倍ほど多い3万3500人にのぼっているということです。
国連“約20万人が南部退避と推定 食料確保が難しくなるおそれ”
イスラエル軍がガザ地区北部の住民に南部に退避するよう通告する中、13日、OCHA=国連人道問題調整事務所は今月5日以降、南部へ向かったと推定されるのは、およそ20万人にのぼると発表しました。
OCHAは、南部が過密状態になり、避難場所の利用や食料の確保が難しくなる懸念が高まっていると指摘しています。
一方、OCHAは、ガザ地区北部に今も数十万人の住民が残っていて、生きるための最低限の水や食料を確保するのが難しく、脱水症状や、伝染病が広がるおそれがあると強調しています。
シファ病院の医師“市民が病院内に穴を掘り遺体埋葬”
ガザ地区最大の病院、シファ病院の状況について現場の医師がロイター通信との電話インタビューに応じ、医療態勢や衛生環境をめぐる厳しい現状を訴えました。
外科を担当するこの医師は「イスラエル軍の爆撃によって施設が破壊され酸素を供給することができなくなった。酸素の供給が無ければ、患者に全身麻酔をかけることはできない。私たちはそのような状態で、病院のあらゆる問題に対処しようとしている」と述べ、激しい攻撃で治療に必要な医療機器が使えなくなっていると強調しました。
そのうえで「病院には120人以上の遺体がある。強烈な悪臭が漂っていて、そこから感染症や病気が伝染していくことは確実だ」と危機感をあらわにしました。
ロイター通信が配信した現場の映像には、遺体にかぶせた毛布にボランティアの人が「身元不明」と書く様子や、地面に掘った穴に遺体を並べてブルドーザーで土をかけて埋葬する様子が写っています。
医師は「市民が病院内に穴を掘り、遺体を埋葬しようと試みている。状況はひどく、120人もの遺体を埋葬するには多くの設備が必要だ」と述べ、病院の敷地内で埋葬が始まっていることを明らかにしました。
ヨルダン川西岸のパレスチナ暫定自治区で抗議デモ
イスラエル軍の地上侵攻によってガザ地区で民間人の犠牲者が増え続けるなか、ヨルダン川西岸のパレスチナ暫定自治区では各地で住民による抗議デモが行われました。
このうちベツレヘムでは、大人や子ども200人ほどがパレスチナの旗などを持って集まりました。
デモの参加者は「ガザでは多くの命が失われ、アメリカもイスラエルに協力している」などと訴えて抗議し、即時の停戦を求めていました。
また、ヨルダン川西岸での住民とイスラエルの治安部隊やユダヤ人入植者との衝突も続いていてパレスチナの保健当局によりますとガザ地区で大規模な軍事衝突が始まった先月7日以降、180人以上のパレスチナ人が死亡したということです。
デモに参加した60代の男性は「イスラエル軍はハマスが病院に隠れていると言うがそれはうそだ。病院には医薬品もなく、多くの医師が殺された」と話していました。
別の女性は「イスラエルのガザ地区への攻撃は、ガザ地区からパレスチナ人を追い出すためではないか。私たちは国際社会と国連に対し侵攻を止めるための迅速な介入を求める」と話していました。
イスラエル軍“ハマス拠点の難民キャンプを作戦上の統制下に”
イスラエル軍はガザ地区北部で空爆や地上侵攻を続け、14日にはハマスが拠点を置いているとするシャーティ難民キャンプを作戦上の統制下においたと発表しました。
また、これまでにハマスが築いた地下トンネルの入り口、160か所以上を発見し、2800の拠点を破壊したとした上でハマス側の軍事力を取り除いてきた結果、ガザ地区北部からイスラエルに向けて発射されるロケット弾の数がおよそ80%減少したとしています。
イスラエル軍は14日も「一部の地域で1日4時間人道目的で軍事活動を休止する」と発表しガザ地区の市民に対して、北部から南部に退避するよう通告していますが、中東の衛星テレビ局アルジャジーラはイスラエル軍が南部のハンユニスでも空爆を行い数十人の死傷者が出ているなどと伝えています。
シファ病院の院長は中東の衛星テレビ局アルジャジーラに対し、電気や水が不足しているほか、人工透析の機材、酸素供給装置も攻撃などで壊れて機能していないとして、「もはや病院ではない」と訴えた。当局者によれば、シファ病院では未熟児7人と集中治療室の患者27人が既に死亡したという。
パレスチナ赤新月社は13日、ガザ北部アルクッズ病院が爆撃にさらされ、患者らは水も食料もなく取り残されているとX(旧ツイッター)に投稿した。イスラエル軍は同日、「アルクッズ病院の入り口から民間人に紛れたテロリストに発砲され、銃撃戦で21人を殺害した。発砲後に病院へ隠れたテロリストもいた」として、病院近くでの戦闘を正当化した。
イスラエルのネタニヤフ首相は12日、米テレビのインタビューで「シファ病院の稼働に必要な燃料の供給を提案したが、ハマスが拒否した」と説明。しかし、ロイター通信によれば、ハマスはこれを否定した上で、イスラエルが申し出た燃料300リットルでは「(病院の)発電機を30分間回すのにも足りない量だ」と批判した。
イスラエル軍は13日、ガザ北部シャティ難民キャンプ周辺での作戦で、モスク(イスラム礼拝所)の一角で保管されていた爆発物を発見したと発表。「ハマスのテロ拠点は意図的に民間施設内に設置されている」と改めて非難した。ハマスがガザに連れ去った人質の一部を拘束しているとみられる武装組織「イスラム聖戦」幹部の自宅も捜索した。
ガザの南部でも、イスラエル軍の空爆が激化しているもようだ。アルジャジーラによると、南部ハンユニスでは12日から13日にかけて住宅地が攻撃を受け、30人以上が死亡。巻き込まれた建物にはガザ北部から逃れてきた避難民らが身を寄せていたという。
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区北部にあるシファ病院の医師たちが、命の危険にさらされているおよそ700人の患者を置き去りにすれば死んでしまうという理由で、イスラエル国防軍(IDF)から同病院に出された退避命令を拒絶している。イスラム組織ハマスが実効支配するガザの保健省トップが13日、CNNに明らかにした。
ガザ保健省トップのムニール・バーシュ医師は、約700人の患者について「置き去りにされれば死に、もし搬送すれば途中で死ぬだろう」と述べ、「これまでのところ、医師たちからは何の反応もない。だが一部の避難民や家族は既に退避している」と語った。
同病院の医師によると、病院の敷地内には数千人が身を寄せていた。
バーシュ医師によると、避難命令について国際赤十字のような国際人道支援団体との調整は行われていない。そのため、これほど大勢の患者の搬送については安全性や現実性に懸念があり、重体の患者も多いことから途中で死亡する恐れがあるという。
これに先立ちIDFは13日、ガザ北部の住民のための安全な避難経路を再び開いたと発表した。IDFのリチャード・ヘクト報道官は12日、ガザ北部にあるランティシ病院とナスル病院はほぼ退避が完了したと述べた。
一方、赤十字国際委員会(ICRC)は同日、シファ病院からの退避は確認できていないとCNNに語った。
イスラエルは繰り返し、ガザ最大の病院であるシファ病院にはハマスの司令部があると主張している。ハマスと同病院はこれを否定している。
[エルサレム 12日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は12日、パレスチナ自治区ガザ地区について、現状のパレスチナ自治政府が管理すべきではないと強調した。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は10日、ガザ地区の統治に自治政府が役割を果たせる可能性があるとの見方を表明。
しかし、ネタニヤフ氏は11日の記者会見で、自治政府は学校でイスラエル憎悪をあおる授業を組み込んでるほか、イスラエルで拘束されているパレスチナ人の家族に給与を与える制度もあるとして改めて不満を示し、そのような組織がガザを管理すべきではないと訴えた。
同氏はさらに、12日に米NBCニュースに対しガザには「別の当局、管理機関が必要だ」と強調。どのような組織か問われると「それを言うのは時期尚早だ」と応じた。
アッバス議長の報道官ルデイネ氏はロイターに対し、イスラエルはヨルダン川西岸地区とガザの分裂を永続させようとしていると非難。そのような試みは失敗すると述べた。
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ガザみたいな限られた地域にいるハマスの分子を蜂の巣にしようが袋叩きにしようが、組織全体は大してダメージを受けないことぐらい経験からも分かりそうなもんですが
あのイスラム国(ISIL)でさえイラクとシリアで下火になっただけで、エジプトやアフガンではそれなりに活発にやってるし、アフガンではタリバンの心胆を寒からしめるレベルになってますかね
そもそもミュンヘン事件の報復では「黒い九月」の実行犯たちをピンポイントで殺害する、ってなことをやってるわけだから、ハマスの幹部だけを狙うって手法も充分現実的に可能な選択肢の筈ですよね
それをガザというとワンパターンの「空爆」と「学校病院の標的化」って、そんなので壊滅できるならこの35年で壊滅できてるでしょうに
記事が世の中を良い方に引き上げる力になっているのは確かです。応援しています。
でも、記事にして下さることを心から感謝いたします。
しかも、弁護士さんといえば、多忙で遅くまでお仕事されているのに…頭が下がる思いです(地面に額ずきたいくらいです)