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クリスマスイブを描いた映画と言えば、クラシックなら「素晴らしき哉、人生」や「クリスマス・キャロル」、コメディなら「ホーム・アローン」、アクション映画なら「ダイ・ハード」、大人の渋い映画なら「smoke」などが、映画ファンならすぐ思い浮かぶと思うのですが、今、グーグルやYahooで「ラブコメ映画」で検索すると、ど~~んと
ロマンティック・コメディ映画 ラブコメ洋画お勧めランキング ベスト10!改訂版!!
という記事が上位に出るという我がブログですので、やはり、ここはイブに好きな異性と一緒に観る恋愛映画をお勧めしたいと思います。
しかもシチュエーション限定で、なんちゅうか、イブに素敵なレストランやホテルの予約をするのをしくじり、いつもの自分たちの部屋で二人で過ごすことになっておかんむりの彼女も、この映画なら納得的な、一発逆転(笑)おすすめ映画をご紹介したいと思います。
ちなみに2011年のクリスマスイブは、私も内部被曝のことばっかり書いてて余裕がなかったらしく(味気なし)、今調べると記事をそもそも書いていないのですが、2010年12月24日はこんな記事を書いています。
そう、もう何回観たか知れない大好きな傑作ラブ・コメディ「ラブ・アクチュアリー」をお勧めしました!
まあ、クリスマスイブに恋人たちがハッピーになる映画としては、この「ラブ・アクチュアリー」がナンバーワンかなあと思うのですが、もう見ちゃったと言う方もいらっしゃるでしょうし、世代別で40代以上のカップルには、コメディではない本物の恋愛映画はどうでしょうか。
ほろ苦さもある、「恋におちて」。
何度も共演している名優ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが主演の映画です。家族に恵まれたデ・ニーロと夫婦間の愛に疑問を抱くストリープ。クリスマス・プレゼントを買うために書店で本を探している二人がぶつかった拍子に。。。。という出会いから、妻子ある男と夫のいる女の関係がどこまで行き、そして、二人はどういう結末を迎えるのか。
ラスト・シーンに再びクリスマスシーズンを持ってくる心憎いシナリオで、最後の最後まで本当に目が離せません。
また、もう30年近く前の作品なので、デ・ニーロもストリープも若くてきれいで、特にストリープはびっくりするほどの美人ではないはずなのに、演技で最高に可憐に見せる、あの二人きりの場面には、誰もが息を呑むはずです。
真実の愛を手に入れることの難しさと、二人が出会えたことの奇跡について、隣に座った彼女さんとこの映画を観ながらそっと分かち合えたらいいのではないでしょうか。
「恋におちて」が大人すぎるという世代には、ラブコメの帝王と女王というべき、トム・ハンクスとメグ・ライアンのたぶん二度目の共演作品、「めぐり逢えたら」。
妻を失い傷心のトム・ハンクスを見かねた幼い息子が、ラジオの相談番組に勝手に電話してしまいます。カウンセラーが息子に促し、とうとうお父さんが電話を通じて、妻との出会いと別れ、今の心境を語ります。それを素晴らしいフィアンセとの結婚間近の雑誌編集者であるメグ・ライアンがたまたま聞いていて。。。。
その冒頭のハンクスの語りがあまりに素晴らしく、リスターの女性たちから人気が出てしまうくらいなのですが、カウンセラーから「シアトルの眠れない男」(妻を想って不眠だから)と名づけられたのが、この映画の原題の由来です。
アメリカの西海岸の男性と東海岸の女性。そもそも数千キロも離れていて、ラジオに出演した彼とリスナーだった彼女というだけで、この二人はめぐり逢えるのか?!
彼の妻への思いは?彼女のフィアンセとの関係は?!
この映画も、これを観たことをきっかけにそもそも二人が出会ったことが奇跡だと、神さまに感謝することができると、ホテルやレストランの予約に失敗したことなど二人の頭からふっとんでしまうような気がします。
というわけで、今年は去年の分も含めて、2本ご紹介しました。レンタル・ビデオ屋にダッシュだ!!
では、お相手のおられる方にもいらっしゃらない方にも、聖夜に幸せが訪れますように。
メリー・クリスマス!
ひさびさにうちのブログの本領発揮です。本来こういうブログだったのです(本人も忘れてた)。
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クリスマスの日、見つめ合う恋人たちは、去年のその日を思い出し、1年を振り返ります。 1年は365日、365日は8,760時間、8,760時間は525,600分。 1分を大切にすれば、525,600もの大切な時間があった、ということです。
映画化されたミュージカル RENT(邦題 レント 作ジョナサン・ラーソン ←ミュージカル完成間際で死去)は、NYに住む、志しも生活環境も異なる男女若者たちの、クリスマスイブに始まり、翌年のイブに終わる1年間の群像劇、ですが、その中で歌われるのが、SEASONS OF LOVE(愛がめぐる四季?)。 しみじみとした、しかし希望にあふれるメロディは、きっと頭に焼きつきます。
殺人があるわけでも革命が起こるわけでもない、ただ日常を描いた映画なのですが、友情があり、恋愛があり、別れがあり、再会があり、命の終わりもあった1年という時間をいったい何で計ればいいのだろう、525,600という分でなのか、飲んだコーヒーの数でか、笑った回数か、涙を流した時の数か、真実を知った数か、それとも、愛の数か… と SEASONS OF LOVE で歌う、夢多く、悩みも深い若者たちの姿は、その時代や場所の違いこそあれ(RENT では、HIVなどに焦点が当てられています)、現在若者である人も、過去若者であった人も、その普遍的なテーマに共鳴するのではないでしょうか。
これからの525,600分を大切に。 525,600分後には、もっとお互いを愛せていたらいいね、ほんの少しだけ良い国になっていたらいいね、なーんてね。 お勧めの映画です。
でも近くのレンタル店に無かった・・・。