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昨日書いた
自民党議員への統一教会との接点の「点検」結果から、関連団体で講演した下村博文元文科相と杉田水脈政務官とマザームーンの山本朋広元文科政務官も漏れている件!自民党に自浄能力がないことは明らかだ。
の続きですが、自民党が8項目のアンケートを国会議員に出した回答結果公表の中に、自民党の中でも統一教会との付き合いの長さ、深さでは一番とさえいえる札付きの右翼議員である安倍派の山谷えり子元拉致問題担当大臣の名前が載っていません。
アベノリスク3 安倍政権は女性の輝きを奪う 麻生太郎 高市早苗 山谷えり子 稲田朋子 下村博文等閣僚妄言録
山谷元大臣の場合、全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人である山口広弁護士が相談に来た女性信者から
「2003年に山谷氏を選挙支援した」
という話を聞いたそうです。
またその選挙では、山谷氏の選挙応援カーに統一教会の「信者」たちが乗ってウグイス嬢をするなどの選挙応援をしたという詳しい手記も明るみに出ています。
さらに、2010年の選挙では
「私たち食口が一人5票、二、三家庭を固めていただくことがみ旨成就にとって必至でございます。山谷先生、安倍先生なくして私たちの御旨(みむね)は成就できません」
という統一教会の内部文書が見つかっています。
このように、山谷えり子氏が統一教会から組織的に選挙応援を受けていたことは数々の証拠で明らかなのに、自民党のアンケートの中の
⑥選挙のボランティア支援
⑦選挙支援の依頼、動員などの受け入れ
という項目をしれっと無視してないことにしているのですから、山谷氏の態度もひどいものですが、明らかな誤回答をそのままにして公開している自民党の点検のずさんさも極まれりと言えるでしょう。
さて、自民党と統一教会の癒着で一番問題なのは、
1 反社会的な団体である統一教会の広告塔に自民党議員たちがなってしまって、内部の「信者」締め付けに利用され、組織拡大にも活用されること
2 自民党議員の政治力で、統一教会に対する当局の取り締まりの手が緩むこと
3 自民党議員の秘書に統一教会から「信者」が送り込まれ、国政の秘密が統一教会に漏れてしまうこと
です。
このうち、1の市民生活への悪影響は甚大ですし、3の政治的な被害も大問題です。
さらに、2は政治が宗教と中立でなければならないという、憲法の政教分離原則にも反する反憲法的な問題です。
これに対して、統一教会の影響が自民党の政策にもみられるとして、例えば自民党の改憲草案が統一教会の改憲構想にそっくりだとして、統一教会の国政への影響が問題だとする向きもあります。
しかし、そもそも自民党にとっては改憲は党是ですし、改憲項目の中心はどの改憲派でも憲法9条改悪や緊急事態宣言なので、そのあたりが自民党と統一教会の改憲案で被っていても当たり前だと思うんですよ。
ただ、統一教会が合同結婚式にこだわり続け、団体の新名称が「世界平和統一家庭連合」であることからも明らかなように、統一教会にとって「家庭」問題は最重要項目です。
この家庭問題=女性差別とLGBT差別に関しては統一教会は相当運動していて、日本会議が全国の地方議会で改憲決議をあげさせる運動をしているように、統一教会は家庭教育条例制定の運動をしています。
そんな統一教会の女性差別運動の尖兵が、故安倍晋三元首相と山谷えり子議員であったことが次々と明るみに出ています。
安倍氏が2021年にビデオメッセージを送ったUPI(天宙平和連合)ジャパンが2005年に出した女性信者に対する『指導者セミナー』という冊子には、
「第二次5カ年計画(基本計画)においてジェンダーという文言を使用させない。安倍晋三官房長官と山谷えり子内閣府政務官でチェックできるように関係省庁、議員に積極的に働きかける」
という記載があります。
【大切なのは個人の尊重】こども基本法に反対する自民党右派が戦前過ぎる!城内実議員「個人を大事にし、それを拘束するものは悪であるというマルクス主義思想」山谷えり子議員「誤った子ども中心主義」
この冊子に書かれているまま、山谷議員は基本計画でジェンダーやジェンダーフリーという言葉自体を使わないよう国会で政府に迫ったのですが、
「山谷委員のご趣旨をふまえまして取り組んでまいりたいと思います」
と答えた男女共同参画担当大臣が、あの統一教会ズブズブの細田博之現衆院議長なのですから、これぞ出来レース(呆)。
鈴木エイト氏が最近盛んに示唆している、安倍派内部で統一教会のイベントへの議員割り振りをしていたという大物議員は、それは当然安倍氏の前の安倍派会長である細田氏だろう。
この国会での質疑があった翌月には、自民党は「過激な性教育・ジェンダーフリー教育・実態調査プロジェクトチーム」を立ち上げたのですが、座長が安倍晋三氏。事務局長は山谷えり子氏(笑)。
メンバーには下村博文氏(後に文科相として統一教会の名称変更を許可)や萩生田氏(「信者」たちから家族同然と言われる現自民党政調会長)もいます。
女性差別の悪政治家、全員安倍派。
この会合などで安倍氏がテレビカメラが回っているのに
「これは本当にまあ暴走してると思うね。ジェンダーフリーナチズムみたいな」
「いわゆる行き過ぎたジェンダーフリーの人たちがやっていること、性差そのものをなくしていく。これは明らかに間違いである。」
と堂々と述べているのにはあ然としました。
ナチズムはお前やろ
LGBTQに対する理解を増進する法案に「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されない」という表現が入るのは当たり前。性的少数者に「種の保存」に反するなどという人たちの方が「法と道徳に反する」。
こんな考え方だから、安倍氏は翌年の2006年に内閣総理大臣になると、その第一次安倍政権で教育基本法を改悪してしまったりするわけです。
統一教会のアメリカの施設や日本の関連団体で講演していることが明らかになっている、これも安倍派の杉田水脈政務官は、かねてから
「LGBTは生産性がない」
「女性は平気で嘘をつく」
などと言う差別発言でも知られていますね。
「男女平等は反道徳の妄想」「男女差別はない」「女性はいくらでも嘘をつく」「LGBTに生産性はない」と差別意識丸出しの発言を連発してきた杉田水脈議員を政務官にした時点で岸田内閣はアウトなのだ。
安倍氏や山谷氏や杉田氏の女性蔑視が統一教会の影響を受けたものなのか、最初から軌を一にしていたのか判然としませんが、安倍氏と安倍派のトンデモ性差別議員たちと統一教会の思想信条が渾然一体となっていることは明白です。
こんな気色の悪い政治家を国葬にしようという人たちの気が知れません。
第一次安倍政権による「教育の憲法」と言われる教育基本法の改悪については、愛国心教育が盛り込まれたことが良く取り上げられます。
しかし、実はその改悪で「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有する」という条文が新たに設けられています(第10条)。
また、学校、家庭、地域住民などが、「教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚するとともに、相互の連携及び協力に努めるものとする」という条文も規定されました(第13条)。
子どもの権利保障がライフワークの私にとっては、教育基本法は一番好きな法律だったので、これが統一教会の影響によるものだとしたら本当に怒り心頭です。
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記者会見する自民党の茂木幹事長=8日午後、東京・永田町の自民党本部で
▼私がこの文書を「内部」から入手したのは2010年。いま国際勝共連合は文書の存在を否定、私に内容証明で当時抗議したとする。そんな抗議はない。この文書で重要なのは、① 統一教会が安倍晋三、山谷えり子議員をとくに重視、② 個人名を変えて活動する謀略的体質が表明されていることだ。 pic.twitter.com/d0XMYLFs7E
— 有田芳生 (@aritayoshifu) August 2, 2022
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旧統一教会友好団体のイベントで、ビデオメッセージを送る安倍元首相=「シンクタンク2022」のYouTubeチャンネルからスクリーンショット(現在、動画は非公開となっている)
「ジェンダー」めぐり教団側が政治に関与?“内部資料”に自民党リストに無い議員名か
9/11(日) 22:00配信 テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)
旧統一教会と政治の問題です。
自民党は教団との関係が深いと判断した国会議員121人の氏名を公表しました。
しかし、今回、氏名が明かされなかった国会議員と教団とのつながりを示唆する資料がありました
▽“教団”接点リストに無い自民党議員の名前が…
(自民党 茂木敏充幹事長)
「かなり細かいといいますか、詳細な内容について、点検・事実確認をしていると思う」
8日、自民党が明らかにした、旧統一教会と国会議員との関係。
しかし、ジャーナリストの鈴木エイト氏は名前が公表されなかった、ある国会議員と教団のつながりを示す内部資料を入手しています。
(ジャーナリスト 鈴木エイトさん)
「統一教会の関係の中の女性信者に対する『指導者セミナー』という冊子があるんですけれども、その中に安倍晋三さんと山谷えり子さんの名前が入っていたということです」
2005年に、教団の友好団体で作成されたとみられる資料。2人の名前は「現在の課題となすべきこと」のページに記されています。
「第二次5カ年計画(基本計画)においてジェンダーという文言を使用させない。安倍晋三官房長官と山谷えり子内閣府政務官でチェックできるように関係省庁、議員に積極的に働きかける」
自民党の山谷えり子参院議員は、国家公安委員長などを歴任した、安倍派所属の保守政治家です。
2005年当時、山谷氏は資料にあった「第二次男女共同参画基本計画」について政府を追及していました。
(自民党 山谷えり子 参院議員)
「ジェンダーフリーというどこの言葉でもない、英語のようですが全然英語ではない、勝手に日本が作った勝手な定義もわからない言葉を使って一人歩きさせたり混乱が起きているわけです」
ジェンダーフリーとは「男は仕事、女は家庭」といった性による社会的・文化的な差別をなくすことですが…
(山谷えり子 参院議員)
「そのジェンダーという概念そのものが定義もできない、専門家の合意形成もできないということをご認識でしょうか?もう一度お願いします」
山谷議員は資料に書かれた意向と同様に基本計画でジェンダーを使わないよう担当大臣の細田氏に繰り返し迫っていました。
(山谷えり子 参院議員)
「次の5カ年計画にジェンダーという定義を入れるべきではないと思いますし、また中性化を目指すようなプログラムを入れるべきではないと思いますがいかがでしょうか?」
(細田博之 男女共同参画担当大臣 ※当時)
「山谷委員のご趣旨をふまえまして取り組んでまいりたいと思います」
資料に記載がある教団の友好団体に、何のために作成したか尋ねると、
「ご指摘の文書について、弊団体としてはその出所や経緯、目的について、なんら承知致しておりません」と回答しました。
一方、この資料には、セミナーを受けた女性信者が書いた“メモ”も残されています。
「山谷えり子さんと相談して、いま戦いの中にいる」
(ジャーナリスト 鈴木エイトさん)
「教団が安倍晋三さんと山谷えり子さんに何らかの関係性を持って、報告をあげているという流れが見えるんですよね。政治家と統一教会がここで共鳴関係にあったと、何かしらの連携をしていた形跡があります」
▽「ジェンダー」文言めぐり“教団の関与”は?
伝統的家族観を重んじる統一教会は当時、ジェンダーの問題に加え若者への性教育などにも反対していたといいます。
山谷氏の国会質問の翌月、自民党は「過激な性教育・ジェンダーフリー教育・実態調査プロジェクトチーム」を立ち上げます。
座長は、安倍晋三氏。事務局長は山谷えり子氏が務め、メンバーには下村氏や萩生田氏もいます。
(自民党 安倍晋三 幹事長代理 ※当時)
「これは本当にまあ暴走してると思うね。ジェンダーフリーナチズムみたいな」
安倍氏も山谷氏の考えに同調します。
(自民党 ジェンダーフリー教育実態調査PT 安倍晋三 座長)
「いわゆる行き過ぎたジェンダーフリーの人たちがやっていること、性差そのものをなくしていく。これは明らかに間違いである。」
シンポジウムで司会を務めた萩生田氏はブログにこう書いています。
(萩生田光一議員の当時のブログより)
「ジェンダーフリー思想のフェミニストたちもしばらくは鳴りを潜めていたのですがここへきてまた教育現場でモゾモゾと動き始めた」
資料の矛先は、身内である自民党議員にも向けられています。
「猪口邦子議員が男女共同参画担当大臣になる。ジェンダー概念に執着」
当時、担当大臣として基本計画の取りまとめを担ったのは、男女平等や女性の社会進出に前向きな猪口邦子氏。
関係者によると、猪口氏に対し安倍氏や山谷氏などが圧力をかけていたといいます。
結局、12月に策定された基本計画にジェンダーという文言は残ったものの行き過ぎた性教育やジェンダーフリーを否定する注釈が入れられました。
(自民党 猪口邦子 男女共同参画大臣 ※当時)
「(ジェンダーという)表現において調整することは多々ありました…」
(山谷事務所)山谷えり子氏の事務所に、教団から資料に書かれているような働きかけがあったか尋ねると「ありません」と回答しました。また、安倍晋三事務所にも同じ質問をしましたが、「お答えすることはできません」とのことでした。
広島市で42年間、性教育に力を入れてきた産婦人科医の河野美代子さん。当時、講演会や集会を開く際に、“誹謗中傷のビラ”をまかれるなど妨害を受けたといいます。
(産婦人科医 河野美代子さん)
「統一教会(の信者)に妨害されないようにどうするかってすごいそれがテーマだったんです。乗り込んできますから彼ら。写真こっそり撮ったりしてね、写真とか録音とかでこんなことを言っているとか切るだけ切って、そこだけをつなぎ合わせたりして。河野は過激な性教育をするんだって言って」
安倍氏らが性教育もやり玉に挙げたことで河野さんたちの活動は停滞を余儀なくされたといいます。
(産婦人科医 河野美代子さん)
「山谷さんなんかそうですよ、避妊を教えることは家庭を壊すって。それでもって政治が動いたっていうのが本当に私許せないんですね」
▽“教団の選挙支援”示唆する文書や証言…山谷氏は
参院選で2004年から4期連続当選している山谷氏。
2010年の選挙戦で、旧統一教会から支援を受けていたことを伺わせる文書の存在が明らかになっています。
「私たち食口が一人5票、二、三家庭を固めていただくことがみ旨成就にとって必至でございます。山谷先生、安倍先生なくして私たちのみ旨は成就できません」
この文書は選挙戦直前、旧統一教会の問題を追及してきた有田芳生氏が入手したものです。
(ジャーナリスト 有田芳生氏)「これは統一教会の古参信者で幹部も務めた人に確認したところ、統一教会をあげて山谷えり子さんを応援するための指示文書の一枚とわかりました」
『ジェンダーフリー問題、青少年問題にとってなくてはならない先生』。
『相対的に有田退治になります』。
文書は、山谷氏が当選する意味合いを繰り返し説いています。
(山谷えり子氏)「今回参議院選挙全国比例4回目のチャレンジだったが1回、2回、3回、4回とも旧統一教会からご支援は受けておりません」
文書の中で支援をしたとされる教団の友好団体は「『内部文書』とは怪文書のたぐいであり、(中略)当時、山谷氏への支援に対し好ましく思わない声もあり、関係を持たなかったのが事実」と番組に回答しています。
一方、山口弁護士は相談に来た女性信者から「2003年に山谷氏を選挙支援した」と聞いています。
(全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人 山口広弁護士)
「彼女(女性信者)が活動する地区で組織的に山谷えり子さんを支援することになったと、アベル(先輩信者)から指示をされて、どこかのマンションに住み込んで選挙の期間中、ウグイス嬢をした。他の信者の皆さんは、戸別訪問とかチラシ配りとかをやったと言ってた」
さらに番組が取材した元教団関係者も「教団の中で山谷氏はすごく有名、世界平和女性連合の支援を受けていた」と述べています。
番組はあらためて山谷氏に選挙支援があったか尋ねましたが「ありません」と回答しました。
(ジャーナリスト 有田芳生氏)
「山谷えり子さんと統一教会の政策というのは、まったく一致していると断言しても間違いではないという風に思います。山谷えり子さんと並んで安倍晋三さんの名前が出ているというのは旧統一教会の立場からすれば、安倍晋三さんに並んで山谷えり子さんが重要な位置にあるということを図らずも明らかにした内部文書であると思う」
9月11日『サンデーステーション』より
山谷えり子元国家公安委員長の「鉄面皮」 旧統一教会との“20年越し”ズブズブ癒着隠し
9/11(日) 9:06配信 日刊ゲンダイDIGITAL
第2次安倍政権下の14年、国家公安委員長で初入閣(C)日刊ゲンダイ
旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着をめぐり、自民党が公表した点検結果はヌルいにも程がある。衆参両院の議長を除く所属国会議員379人中、何らかの接点があるとしたのはわずか179人。そのうち、名前を出したのは特に関係が深いとする121人のみ。その上、教団との濃厚な関係が周知の閣僚経験者の名前はなかった。安倍派に所属する元国家公安委員長の山谷えり子参院議員(全国比例)だ。
【リスト】旧統一教会と本当に“絶縁”なら…次の衆院選は苦戦必至の「自民議員29人」
ジャーナリストの有田芳生氏が入手した教団の内部文書には、2010年の参院選に向けた支援の呼びかけが生々しく記されている。
〈来る7月の参議院選挙でございますが、勝共本部青津和代本部長より資料等届いているかと思いますが、山谷えり子先生の必勝のためご尽力宜しくお願いいたします。6年前の選挙では西日本の食口の皆様にお願いしましたが、このたびは全国あげてお願いする形になるかと思います〉
「勝共本部」とは教団の政治団体「国際勝共連合」の本部、「食口」は信徒を指す。
「全国霊感商法対策弁護士連絡会」の代表世話人を務める山口広弁護士も著書「検証・統一教会=家庭連合」で、山谷氏が03年の衆院選で〈統一教会の組織的支援を受けた〉と指摘。こう書いている。
〈二〇〇三年の衆院選で選挙応援に動員された二十代の女性信者が私に体験を語った。四人の女性信者で参加したら顔見知りの信者たちがスーツを着て、事務所のお茶だし、名簿整理、ポスター貼りの承諾取りの戸別訪問、ポスター貼り、うぐいす嬢などをさせられた。「過度の性教育に反対」「家庭の再建」など選対で渡されたアナウンスマニュアルは統一教会で普段言われている内容とそっくりだった〉
共同通信が全国会議員712人を対象に教団との関わりを調査したアンケートで、山谷氏は「献金、パーティー券購入」「選挙活動への支援」「集会への出席や祝電」のいずれも「ない」と回答。「政治家への支持表明への考え」を聞く設問には〈一連の報道により憲法で保障されている「信教の自由」がおびやかされてはならないと危惧している〉などと、シレッと書き込んでいた。ここで「信教の自由」を持ち出すのは議論のすり替え。問われているのは、純然たる宗教団体との付き合い方ではなく、反日・反社会的団体との関係だ。
「憲法20条は無条件で『信教の自由』を保障しているわけではありませんし、統一教会問題を論ずる際に持ち出すのはミスリードです。『信教の自由』を隠れみのにして教団が訴える“宗教弾圧”と同じ文脈になってしまう」(立正大名誉教授の金子勝氏=憲法)
まさか「サタン」と呼ばれるのを恐れているのか。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係についてかねて指摘されていた、自民党の山谷えり子元拉致問題担当相。9月8日に党が、旧統一教会と関係があった議員について氏名を公表した資料には名前がなかった。しかし、以前、国政選挙で山谷氏の事務所に応援に入ったという元信者の記録を見ると、関係が深いとすら思えるのだが。
山谷氏は現職の参議院議員(比例区)。旧統一教会の友好団体が発行する「世界日報」に登場したり、過去の選挙で重点候補として支援を受けていたりしたと、8月初旬にメディアで報じられた。
旧統一教会を長く取材しているジャーナリストで前参院議員の有田芳生氏も、
「山谷えり子さんは統一教会の重点候補でした。長い長い付き合いがあることは、多くの信者たちが証言しています」
などとSNSで発信をしている。
それでも山谷氏は旧統一教会との関与や教会からの選挙支援を否定していたが、AERA dot.編集部は、旧統一教会の元信者の女性Aさんが2003年11月の山谷氏の選挙の際に、どのような支援をしたかについて詳細を記録した
<山谷えり子 選挙応援の記憶>
という文書を入手した。
全国霊感商法対策弁護士連絡会の加納雄二弁護士によると、
「旧統一教会の霊感商法などの被害にあい、私のところに相談に来た女性信者が書いたものです。被害などの詳細もしっかりしており、Aさんが脱会と返金を訴えると、教会側がカネを払うということで和解しました」
と話す。A4サイズ3枚に、2003年の衆院選で、当時、保守新党だった山谷氏への選挙応援の模様が細かく書かれている。
<祈祷会後のことだった。「明日一日フリーの人で選挙の応援に行ける人!」を募集され私は手を上げた>
<み旨のためにどうしても当選しないといけない方らしい>
翌朝、連れられて行ったのが東京都内にある、山谷氏の事務所だった。
<ぞろぞろと応援が来た。その中に武蔵野青年部のメンバーも4名ほどいた>
<出発前にアベルから「教会の名前はあかさないで」と言われてきた>
「アベル」とはいわゆる上司にあたる人物だ。
旧統一教会の名前を隠すようにと言われたことについて、加納弁護士は、
「旧統一教会の社会的な霊感商法などの問題もあって、表に出せないと陣営は考えたのでしょう」
とみている。
Aさんの最初の仕事はポスター貼りだった。
<ピンポーンとインターホンを押し、「山谷さんを応援している者です」といった自己紹介をし、お家の外壁に選挙が終わるまでこのポスターを貼らせていただけませんか?とお願いする。ポスター貼り役は断られてもそこをなんとかと、といった風に粘る。裏面の小泉(純一郎)首相と握手した写真などを見せる>
と奮闘ぶりがリポートされている。
そして、ポスター貼りの後は選挙カーに乗って手伝うことになった。選挙用のジャケットを渡されて、車に乗り込んだAさんを含む4人の旧統一教会の信者たち。
<渡されたのは「山谷えり子は〇〇します!」といった、10項目くらいのアナウンスマニュアル。「み旨を進める人だ」と感激した。「過度な性教育に反対」「ジェンダーフリーの反対」「家庭の再建」といった内容。一人づつマイクを持って全文を交代で読んだ。残る3人は窓の外にいる人々に手を振って明るく「山谷えり子をよろしくお願いいたします」と大声を出した>
主張の内容は、旧統一教会と同じだ。
選挙カーのアナウンスが終わると、選挙の手伝いは終了。そして、こう感想を書いている。
<日々前線で伝道か万物復帰なので、私は違うことをさせてもらい嬉しかった>
<この日の残りのスケジュールは伝道。アベル(隊長)に電話をする。ウグイス嬢をしたと報告すると「すごいじゃないか」と喜んだ声が聞こえる>
Aさんは、そもそも山谷氏の顔すらも知らずに選挙支援に行ったと書いている。そして、こうした選挙支援も上司の指示で動いていたことがうかがえる。
また、旧統一教会の信者がかなりの人数で山谷氏の応援に入っていたことや、旧統一教会が継続的に選挙支援をしていたこともみえてくる。
なかには旧統一教会の信者ならではの心情も書かれていた。
<山谷さんが祝福を受けているのか気になったが、まあ最初は堕落圏で結婚しているので、祝福を受けたとしても既成祝福でそんなに急ぐことではないと思った>
つまり、山谷氏はすでに結婚しているが、それは旧統一教会の創立者、文鮮明氏が推し進める合同結婚式に参加したのではないので、「既成祝福」という旧統一教会の儀式を受けるのではないか、つまり信者になるのではないかとの見解を示しているという。
Aさんのリポートは最後をこう結んでいる。
<お父様(文鮮明氏/編集部:注)日本入国のために山谷さんにがんばって欲しいと思った。山谷さんは神様に相当期待されている人物>
一方、山谷氏に、旧統一教会に選挙の支援を依頼したことがあるかどうか質問状を送ったところ、
「支援を依頼したことはございません」
との回答があった。
旧統一教会にも同じように、山谷氏を組織的に支援したかについてメールで質問文を送ったところ、広報部からメールで以下の回答があった。
「特定の政党、政治家、候補者に対して組織的に関与することはございません。尚、個人の信者様の政治活動については把握し兼ねます」
加納弁護士が指摘する。
「山谷氏は旧統一教会との関係を否定するコメントをしているが、Aさんのリポートには、詳細に自らの経験が書かれている。認めるべきは認め、旧統一教会との関係を断ち切ってほしい」
(AERAdot.編集部・今西憲之、吉崎洋夫)
統一教会=世界平和統一家庭連合の信者(構成員)とは、正体を隠して近づけた相手を騙し、脅し、恐怖心を持たせて金品を奪いとることを「日常活動」(布教活動)としています。また、正体を隠して近づいた相手を騙して、人身売買である合同結婚式で売り飛ばす、これも熱心な信者(構成員)の務めです。
こういう犯罪を犯している団体であるからこそ、自民党は「関係を見直す」と言い、関係があったとされる一部の議員の氏名を公表したのではありませんか。
であれば、当然、統一教会=世界平和統一家庭連合は、犯罪組織であるわけですから、少なくとも宗教法人格をはく奪されなければいけません。
これ、やってますか、岸田首相。
犯罪組織の構成員であったのではないかと疑われている人物を「国葬」にしようとする。とんでもないことです。この国葬は法令に違反しているだけでなく、人道にも反しているのです。
「国葬が実施(強行)される予定の日は静かにしろ」とおっしゃる方がいます。理由は「不道徳」だからだそうです。
こういうことをおっしゃる方々には、犯罪組織=統一教会=世界平和統一家庭連合の構成員を国葬にすることの方がどれだけ不道徳かがわからないのでしょうか。
> フィリップ・セトン駐日フランス大使は5月23日、参議院日仏友好議員連盟会長を務める山谷えり子参議院議員にレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを伝達しました。
受賞理由は 日仏関係に貢献したから、ですって。
山谷オバハン、カルト宗教団体(統一の他にも、日本会議系の仏所護念教団とか幸福の科学とか)とヘイト団体(在特など)からムネアツに支援応援されてるんだけど、自由・人権・平等(でしたっけ?)を固守するおふらんす的価値観と相容れるもんなん?
勲章授与によりさらに日本のカルトを力づけることになり、奴らが猖獗を極めようとも、自分の国だけ反カルト法で安泰なら良いってこと?
なお過去の受賞者を探ってみたら、ノビテル・山東昭子・小池百合子などの名も…
「レジオン・ドヌール勲章」って、勲章界の「モンドセレクション」みたいなものなのか??