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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

大相撲 八百長は過去から綿々とあったはず

2011年02月07日 | スポーツ
大阪場所が中止になった。

小学生のころからの大相撲ファンである僕は、数十年前から、星のやり取り=八百長は、認めたくないけど、公然の秘密と思っていた。

このことについては野球賭博発覚のときの日記に書いた記憶がある。


今回は十両クラスの話にとどめようとしているけれど、大横綱、名大関と呼ばれた人達にも噂は絶えない。

貴乃花のお父さんの貴ノ花が大好きだった私は、大人になってから、大好きだった貴ノ花についても、そのような噂があるのを読んでショックだった。



そんな中、みんなでよってたかっていびり、追い出した朝青龍はガチンコ横綱だった。

仇役の朝青龍がいればこそ、白鵬もさらに輝いたろう。




朝青龍は決して違法な野球賭博や、真剣勝負としての相撲の意味をなくしてしまう八百長をやったわけではなかった。

むしろ誰よりも勝負にこだわり、だからこそ排斥された。



勝負の本質を見失い、異物を排除する日本人こそが大相撲をつまらなくしてしまったのだ。




過去の八百長は否定 放駒理事長「本当に迷惑」 大相撲・八百長疑惑、春場所中止
スポーツニッポン 2011年2月7日

 春場所の中止を決めて八百長の全容解明への意欲を示した放駒理事長(元大関・魁傑)だが、過去の八百長の存在については6日の会見であらためて否定した。「過去にも八百長があったのではないか」という質問に「過去には裁判になったこともあったが、判決も出ているし、それについてはなかったと理解している。風評被害で本当に迷惑な話」とあくまで完全否定を貫いた。
 八百長疑惑が発覚した2日にも、放駒理事長は「過去には一切なかったことで、新たに抱えることだと認識している」と八百長が新たに出てきた問題だとの見解を示した。しかし、07年に「週刊現代」が横綱・朝青龍の八百長を告発するなど、角界は何度も疑惑の目を向けられてきた。ここ数日の報道でも、現役を引退した元力士らが過去に八百長があったと証言している。それでも、放駒理事長は認識を変えようとしなかった。
 特別調査委員会は7日から、疑惑がかけられている14人に対し弁護士が手分けして2回目の聞き取り調査を実施。並行して14人から提出される携帯電話の解析にも着手。さらに関取全70人を対象とした面接調査も開始する。携帯電話の提出を求める可能性もある。特別調査委は徹底調査を明言している。
 しかし、過去の疑惑にも取り組まなければ、本当の意味での解決とはならない。放駒理事長は本場所開催中止の責任については「痛感しています」と明言したが、自身の進退については騒動が収束した後に考えるとした。本気で八百長を撲滅する決意があるのか。協会トップの本気度が問われている。

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