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パレスチナ選手団、がんばれ!
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わたくし、映画・アニメ・ドラマ鑑賞だけがインドアの趣味じゃなくて、スポーツ観戦もとても好き。
それも阪神タイガースだけではなく、かつてはオリンピックと言えばかぶりつきで観ていたものです。
映画ファン魂とスポーツファン心が合体しえた、ロンドンオリンピックの007とエリザベス女王がスカイダイビング!なんていう演出は本当に鳥肌が立つほど感動したものです。
しかし、本日夜中にやっていたパリ五輪の開会式のことはすっかり忘れていて、ネットフリックスでラブコメ見ていました(笑)。
それほど五輪熱が下がったのは、もちろん、2021年に延期してまで新型コロナ禍で強行開催された東京オリパラのせい。
しかも、その後、森喜朗元首相と電通を筆頭にした東京五輪汚職事件が発覚して、多数の逮捕者を出したのですから、これで昔みたいに無邪気にオリンピックを見ろという方が無理です。
【東京五輪汚職・談合】贈収賄罪ですでに逮捕された電通元専務の高橋容疑者や東京五輪組織委幹部などに続いて、電通関係者とフジテレビ関係者が談合疑惑で逮捕。汚れた東京オリパラも、#安倍晋三が諸悪の根源。
しかし、やはりセーヌ川で開催されるオリンピック開会式なんて見てみたいじゃないですか!
たぶん、東京五輪で「院長憤怒」の垂れ幕を出すなど、菅政権と小池都知事にコロナ下での東京五輪強行開催を抗議しまくって有名になった立川相互病院院長の高橋君は、意地でもパリ五輪も1秒も見ないと思います。
わたくしはその点かなりファジーなリベラル左派なので、寝坊した土曜日の朝、一生懸命地上波を探して、オーストラリア・アメリカ・フランスの最後の3か国の入場シーンだけ見たんです。
「なんでこんなにモヤってるんや!?」
と思いましたが、えらい大雨だったんですね?パリも。
それにしてもセーヌ川をフェリーで各国選手団が下ってくるという演出、素晴らしいですね。
国ごとに変えている?音楽も素晴らしく、エッフェル塔の電飾、空からのパリ全体の美しさも絶品で、選手たちの嬉しそうな表情にこちらも思わず笑顔で、やはり「芸術の都」だなと感心しました。
ネットフリックスオリジナルドラマの「エミリー パリへ行く」の新シーズンが待ち遠しい。
しかし、そこはオールドリベラリストらしく、感動で涙ぐみながらも、ややこしいことがいっぱい頭に浮かぶんですよ(笑)。
たとえば、サーフィン会場に選ばれたタヒチからも同時中継がちらっとあったのですが、フランスが海外に飛び地を持っていて開催地もあるのは、それは全世界を侵略して植民地支配をしたからなんだよな、北アフリカのアルジェリアでも開催すんのかとか。
そしてどうしてもひっかかるのは、ロシアはウクライナ戦争に反対するという「踏み絵」を踏まされた選手が個人で参加できるだけで、国としては選手団を送り込めず、個人参加のロシア・ベラルーシ選手はセーヌ川を下ることもできなかったのに、イスラエル選手団は堂々と入場したことなのです。
「パリは濡れているか」。ダブスタに対する一種の天罰かも。大阪万博も同じ目に遭うぞ。
イスラエル軍がシリアのイラン大使館を空爆して挑発。ガザで支援団体「ワールド・セントラル・キッチン」のスタッフ7人を「誤爆」で殺戮。ロシア軍とは違うとイスラエルの大阪万博参加を認める岸田政権は愚の骨頂だ
国連加盟国約190か国のうち140か国以上から承認されている「パレスチナ国」。
大歓迎されたパレスチナ選手団。
パリ五輪の開会式で記念撮影をするイスラエル選手団。選手に罪がないのはロシア選手も同じ。扱いが違いすぎる。
【#パレスチナに自由と平和を 】国際司法裁判所(ICJ)がイスラエル政府に長年の占領は国際法に反しているとして「イスラエルは占領を出来るだけ早く終結しなければならない」とする勧告的意見を言い渡した!
パレスチナオリンピック委員会(POC)は、バッハ会長(いまだに会長やったんかい!)に書簡を送り、パレスチナの選手400人が紛争の犠牲になり、スポーツ施設が破壊されるなどの甚大な被害を受けていることを訴え、イスラエルの選手をパリ五輪から排除するよう求めています。
しかし、バッハ会長はパリで行われた会見で、
「IOCの立場は明確だ。政治の世界とは異なり、われわれの下では二つの各国五輪委員会が平和的に共存してきた」
とコメントして、政治問題には関わらないといったのですが、いやいやいや!
あんたら、ロシア選手団はきっちり排除してるじゃないですか!
マクロン大統領もテレビのインタビューで
「イスラエルの選手を我が国は歓迎する」
「彼らは国旗の下で出場できるべきだ。五輪ムーブメントがそう決めたのだから」
とちゃっかりバッハ会長に責任転嫁。
いやいやいや!
あんた、ウクライナ戦争ではウクライナ本土にフランス軍の派兵も辞さず、と超前のめりなこと言っとったやんか。
南アフリカ共和国における長年のアパルトヘイトを撤廃させた経済制裁やスポーツ交流の制限は、戦争犯罪を続けるロシアやイスラエルに対しては当然の措置。
問題はダブスタだ。
国連総会での非難決議、経済制裁、パリ五輪からの締め出し、そしてフィンランドのNATO加盟。ウクライナを侵略したロシアに「お灸」が据えられることで侵略は割に合わないと全世界に知らしめることが大事。
普通、オリンピックには各国首脳も嬉しそうに参加するものですが、イスラエルのネタニヤフ首相はどうかというとアメリカ議会で演説して、パリ五輪開会式の時間にはちょうど世界最悪の親露派・親イスラエル派のドナルド・トランプ米大統領候補の邸宅で会談してたんですよ。
今気づいたんですが、アメリカ上下院が超党派でこの時期にネタニヤフ首相を呼んでやったのって、パリ五輪に同首相がいけば猛烈な抗議運動が起きるからそれを避けるためでしょうが。
そして、「イスラエルの望みうる最良の友人」ことトランプ氏とネタニヤフ首相は、前日にネタニヤフ首相に即時停戦を求めて、会談後に
「この戦争を終わらせる時が来ている」「苦しみに無感覚になってはならない。私は沈黙しない」
と語った民主党のカマラ・ハリス副大統領・民主党大統領候補に罵詈雑言。
トランプ氏はハリス氏を「無礼だ」と批判して、米大統領選でハリス氏に敗れれば
「中東で大戦争が起き、もしかしたら第三次世界大戦になる」
と主張し、ネタニヤフ氏は、バイデン政権が仲介するガザでの停戦協議では米国とイスラエルに隔たりがないことが重要だとし、ハリス氏の発言が
「それを変えてしまわないことを願う」
と文句を言いました。
トランプ氏を早くも大統領になった気分にさせてくれるネタニヤフ首相。
イスラエルのネタニヤフ首相がアメリカ上下院で演説。ガザで無差別殺戮を行ない、国際司法裁判所からは攻撃を差し止められ、国際刑事裁判所に逮捕状が請求されているネタニヤフ容疑者に演説させるアメリカは異常だ。
そして、ネタニヤフ首相がアメリカ議会で演説している間も、パリ五輪で各競技が始まってからも、国際司法裁判所(ICJ)に停止命令を出されているガザでの無差別殺戮を止めようとせず、無辜の市民を殺しまくっているのです。
ロシア軍の侵略を批判するように、イスラエル軍の侵攻も批判せよ。
ロシアに経済制裁を科するように、イスラエルにも経済制裁を科せ。
そして、ロシア選手の五輪参加を認めないように、イスラエル選手にも参加を認めるな、です。
法の支配とは、法適用の平等性をも意味します。
国際人道法に反する戦争犯罪を続けるロシアとイスラエルを平等に扱うことが、国際法秩序を守り、ひいてはこれからの世界の市民の命と権利を守ることにつながります。
自分たちに敵対するロシアだけに制裁を科し、自国に深く食い込んでいるイスラエルにはそれをしない西欧諸国のダブルスタンダードは、国際社会からの孤立を招くだけ、彼らの凋落に拍車をかけるだけです。
ICJの勧告的意見に先駆けて、イスラエルの違法入植を指弾していた当ブログ。いや世界中がわかっていた。
イスラエル・パレスチナ戦争から見えてくるウクライナ戦争の真実。「たかが領土」ではなくイスラエル政府の強制入植もロシア政府の4州併合も違法。侵略しているロシアに対して即時撤退を要求するのは当たり前だ。
反米拗らせ論者は、欧米諸国はハマスに軍事支援をしていないから(当たり前)ウクライナにもするな、イスラエルに制裁をしていないからロシアに経済制裁をするな、イスラエル選手と同じくロシア選手も五輪に参加させろ、などというから親露派と言われる。
ダブスタの解消方法が真逆すぎる。
こちらが本筋。
イスラエルのネタニヤフ政権が4日連続でガザの学校を攻撃。国際司法裁判所(ICJ)の軍事行動停止命令やアメリカが提唱して可決された国連安保理の停戦決議を無視するイスラエルに世界は経済制裁をすべきだ。
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一方、イスラエルの登場時は庭園で歓声は少なく、パリ市内の公園で行われたパブリックビューイング(PV)会場ではブーイングが起きた。
イスラエルを巡っては、開会式に先立つ24日のサッカー男子1次リーグの対マリ戦で国歌斉唱時にやじが飛び、試合中にパレスチナ旗を掲げる観客がいた。当局はイスラエルの試合でのテロを警戒している。(共同)
パリ・オリンピックの開会式が26日夜(日本時間27日未明)に始まり、204の地域・国、難民選手団が船上パレードを終えた。個人の中立選手(AIN)として出場するロシアと同盟国のベラルーシの選手は参加しなかった。
国際オリンピック委員会(IOC)はウクライナへの侵攻を続けるロシアと同盟国のベラルーシに国としてのパリ五輪参加を認めなかった。AINとして出場枠を得たのは積極的に侵攻を支持していないことなどを条件とする約30人だった。【高橋広之】
この件では、POCがバッハ会長へ書簡を送り、パレスチナの選手400人が紛争の犠牲になり、スポーツ施設が破壊されるなどの甚大な被害を受けていることを訴えていた。また数日前にはフランスの極左政党の議員が、イスラエル代表団をパリでは「歓迎しない」と話していた。
しかしバッハ会長はパリで行われた会見で、「IOCの立場は明確だ。政治の世界とは異なり、われわれの下では二つの各国五輪委員会が平和的に共存してきた」とコメント。「政治問題」には関わらない意思を示した。
マクロン大統領もテレビのインタビューで「イスラエルの選手を我が国は歓迎する」と発言。「彼らは国旗の下で出場できるべきだ。五輪ムーブメントがそう決めたのだから」と話し、「彼らに安全を提供するのはフランスの責任だ」と続けると、「(イスラエルの)選手を危険にさらしたり、暗に脅かしたりしようとする者を最大限の強さで非難する」と述べた。
イスラエルの選手団は22日に国をたち、すでに選手村へ入っている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕
トランプ氏は邸宅でネタニヤフ氏と妻サラ氏を出迎え、報道陣にポーズを取ってみせた。会談では、民主党のハリス副大統領が前日にネタニヤフ氏に対し、パレスチナ自治区ガザへの攻撃に関する深刻な懸念を伝えたと表明したことを「無礼だ」と批判。大統領選でハリス氏に敗れれば「中東で大戦争が起き、もしかしたら第三次世界大戦になる」と主張した。
ネタニヤフ氏は、バイデン政権が仲介するガザでの停戦協議では米国とイスラエルに隔たりがないことが重要だとし、ハリス氏の発言が「それを変えてしまわないことを願う」と不満をみせた。
トランプ氏はこれまでガザ情勢を巡り、「すぐに戦闘を終わらせるべきだ」と主張していたが、会談を受けた同氏側の発表には停戦協議への言及はなかった。
両氏の顔合わせは、トランプ氏退任後で初。今回の会談はネタニヤフ氏側が要請したもようだ。
トランプ氏は1期目、イスラエルの主張通りにエルサレム全域を同国の首都と認定して大使館を移転させるなど同国寄りの政策をとり、ネタニヤフ氏とも蜜月関係にあった。だが、同氏が2020年大統領選でバイデン現大統領に祝辞を送ったことに激怒したと伝えられるなど、ここ数年は関係が冷え込んでいた。トランプ氏は20年大統領選で大規模な不正があったと主張している。
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パレスティナに拍手と歓声があってほっとしました。
ほか、中継では見てなかったのですが、歴史の暗黒面を思わせる演出もあったようで。
楽器が雨に濡れて大丈夫?とか、パリの地理に詳しいスタッフを補助に入れなさいよ、とか、フランス語のアナウンスが聞き取れて翻訳できるスタッフも(以下同文)、とか、パラリンピアンが走ってることにすぐ気づきなさいよ、とか、モンゴルフィエ兄弟くらい知っておきなさいよ、など、いろいろありましたが、式そのものは、あんな人やそんな人が出てきたこと以外、すごーく良かったと思います。はい。
いやあ、それにしても、東京オリンピックの開会式、蓋を開けてみたら…高校の文化祭レベルというか仮装大賞レベルというか、ほんと、酷いものでした。閉会式の酷さに忘れてましたが。
おまけ:ロンドンのミスタービーンもお忘れなく。
ベルリン五輪の金メダリスト、ソウル五輪で聖火ランナーを務められました。栄光のランナー2くらい作ってもバチはあたらんぞ、と思います。
サーフィン会場は植民地…。
卍丸「❝マリー・アントワネットの首❞にはまいったな」
センクウ「東京でも❝スケキヨの逆さ足❞とか出しときゃウケたのかもな」
羅刹「3番目の写真、よく悪党ばかり4人揃えたな
俺たち死天王の影も薄くなる」
影慶「ギロチンじゃないがポアされた奴が満面で笑ってるのは皮肉だな
でも端っこの爺さんの渋い顔は何なんだ」
こんな長い会話!!笑笑
わしが大阪維新塾長、夢洲平熱である・・、うーん、いまいち。
みゃくみゃく:元々は、悪の思想が脈々と受け継がれている意味で、悪の首領の青筋と鼻血をデザインしたものである。(民明書房「万博はヨシムラ」)
うちはもともと映画のブログだったので、画像を探して選ぶ時間が長いんです♪
96年アトランタ五輪に出場した Majed Abu Maraheel は参加の目的を「パレスチナが存在することを世界に思い出させることです。」
そして、「平和、そして平和だけ」のために走るつもりだと語った。親プーチンの口先だけの平和主義者とは次元が違う。
Maraheel は腎不全という病だったが、停電と医療品不足のため、治療は限られており、2024年6月11日に61歳で亡くなった。エジプトで治療を受けさせたかったたが、イスラエル政府によるガザ地区の封鎖のためできなかったという。
苦境を乗り越え参加したアスリートたちに思いを寄せて欲しい。
(参考)
Wikipedia:Majed Abu Maraheel
「都民10万3929円」「国民1万408円」
札幌五輪の誘致は『失敗に終わってくれた』そうですが、最低でも『今だけ 金だけ 自分だけ』の岸田政権とその利権友達たちが退場しないうちは日本に五輪は必要ないですよね。
https://www.moneypost.jp/815781#google_vignette
☆東京五輪の国民1人あたりの負担額「都民10万3929円」「国民1万408円」
2021.07.29 週刊ポスト
◎ 1人あたりの税負担を計算すると、東京都民は「10万3929円」、4人家族なら1世帯約42万円を都民税などで五輪のために払っている。都民負担金額を除いた国民1人あたり(都民を含む)の五輪負担は「1万408円」になる。
これが都民と国民の東京五輪の“テレビ観戦料”ということになるわけだ。
オリンピック代表の肩書きを引っ提げた元選手が大抵国家主義者になって(国旗背負ってがウリだから自然かも知れませんが)妙な知名度と共に自民党に入り、悪さをしまくるのも問題です。
堀井学と橋本聖子は、さすがに知名度があるせいか、はたまたやるとなったら悪事でも徹底的にやる体育会系気質なのか、汚ない裏金ワイロを大量に集めていましたね。
この他にも、議員になって何をしたのかさっぱりわからないけどトップ当選の朝日健太郎、何も出来なかったので逃げ出した谷亮子、チンピラ維新の松野明美、最悪の知事・馳浩、電気代ちょろまかしに失敗した荻原健司と、元五輪選手の国会議員は揃いも揃ってろくでなしですね。ああ、そう言えば金持ちしか出来ない種目で選手になってた麻生太郎なんてのもいました。
東京五輪の酷い顛末を見ても、スポーツに群がる人間はろくなことをしないというのが、日本では常識と言えるのではないでしょうか。オリンピックなんて私は勿論見ません。下らない。
そうではなく、ろくなことをしない連中の一部がスポーツをしていたということである。
私たちは「ろくなことをしない」人を批判すべきであって、スポーツをする人、五輪に集う人たちを蔑視するべきではない。
こういう発想は、一部の問題を全体がそうであるかのように見なし全否定する。これは一部の外国人の問題を外国人全体がそうであるかのように見なすネトウヨのような人種差別的思考パターンになっている。
五輪は様々な問題を抱えているが、一方で多くの感動も残している。改善に向けて問題提起を思考・行動をすべきであるが、それをしないで五輪を下らんと見なすだけなら敗北主義。全否定、或いは無関心は「ろくなことをしない」人たちを喜ばせるだけだろう。スポーツの好き嫌いの問題ではなく、社会の不正に対してどういう態度でいるかの問題だ。
実質営利とナショナリズムの祭典に未来はないかと
スポーツに政治を持ち込むな、などとも言われますが、スポーツの大会開催じたいが極めて政治的営為かと思います(近代「スポーツ」自体が政治的所産という歴史学もいます(出典を失念してしまてって…すぐには答えられませんが)。
話が逸れてしまいました…すみません
怒りの日さんに賛同します!
それに、こんな真夏に屋外で競技をさせるか!!
選手の命・体より、金儲け優先ですよね。
あと、私は部活廃止論者です。ブラック部活の最たるものである「高校野球」も廃止すべきかと…
(うーん、表現がソフトになりすぎてしまったな…(笑)
五輪に限らず、スポーツの国際大会でナショナリズムを排除したものは皆無ではないか。また、ある程度の営利もないと運営ができない。無論、それが巨悪を生む事態に展開していることは批判されるべきもの。私たちはそのせめぎ合いの中で生きている。
さて、五輪を廃止できるだろうか。選手当事者の合意をどのように民主的に得るのか? 現実的には開催誘致反対しかできないだろう。国際大会が別に存在している競技はそこに集約しても「実質営利とナショナリズムの祭典」の性格は変わるものではない。それも廃止すべきなのか? Yes と言われそうだが、国際大会を廃止し、国ごとに分断された国内の大会において、規範となるべきフェアプレーの精神は維持できるのか? スポーツ文化・人権意識等の国家間の差が表出され、選手を苦しめることになるように思う。
暴力パワハラ問題根絶へ「指導者もアップデート」を 日仏の違い、柔道五輪金メダリスト谷本歩実さん
(47NEWS 2024/07/12)
一方、五輪廃止論の成果により国内五輪委員会を違法化し、その国においては五輪が廃止されたとしよう。だが、広い世界を見回せば、ナショナリズムを利用したい権威主義国家は政治利用・国威発揚に五輪を利用したいはず。そのような国々に五輪が牛耳られる世界を選手当事者はどう思うだろうか? ドーピング規程をきちんと守れるのか? アスリートファースト等という発言すら許されないものになれば・・・。
五輪の廃止は現実的とは思えない。競技、開催経費等を縮小し、環境負荷に配慮するなど、諸々の課題解決を民主的に進め、持続可能な大会へと変革すべきものと考える。