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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

ディズニーの子ども向け番組ではジャンクフードのCM禁止 マクドナルドやケロッグの宣伝ができなくなる 

2012年06月06日 | 子どもの権利

 

 メディア大手米ウォルト・ディズニー社は、子ども向け番組の間に放送するジャンクフードのCMを削減する方針を決定しました。

 この決定を受け、ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)とミシェル・オバマ大統領夫人が、は2012年6月5日、系列の子ども向けケーブルテレビ局でジャンクフードの宣伝を禁止する新規定を発表したのです。

 米国では子どもの3人に1人が太り過ぎか肥満だと言われており、米医学研究所(IOM)は2006年に発表した報告書で、ジャンクフードの広告が肥満増加の一因だと指摘しています。

 ディズニーは2006年、食品に含まれるカロリーや脂肪の上限など独自のガイドラインを設け、この基準を満たさない食品についてはミッキーマウスなどキャラクターの使用ライセンス契約を行わない方針を打ち出していました。

 最近売り上げ増の鈍化に苦しんでいるディズニーですが、アイガーCEOは「子どもたちのために正しいことをするのは、ディズニーにとってスマートな戦略だと判断した」と語っています。

 同社が公表した新しいガイドラインに基づくと、米マクドナルドの子ども向けセットメニュー「ハッピーミール」や食品大手ケロッグのシリアル製品「フルーツ・ループス」など、子どもに人気の食品多数のCMが放送できないことになります。

 かなりの売り上げ減になる可能性があると思います。だからこそ、子どもたちに夢を届ける企業としてこれは勇断でしょう。

 オバマ大統領夫人は健康的な食生活の大切さを訴えるキャンペーンを全米で展開し、学校給食の新しいガイドラインを打ち出したり、肥満の子どもを減らすための運動を 促すなどの活動に力を入れているそうです。

 彼女はディズニーの取り組みについて

「これで子どもたちがCMの間に不健康なメッセージの集中砲火を受けずに済むようになる」

と歓迎し、他社も追随することを望むと訴えています。 

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 さて、「ジャンク・フード」は本当に身体に悪いのか。

 カナダ・モントリオールの研究チームが、2012年5月、英医学誌「国際肥満ジャーナル」 に発表した研究によると、脂質の多い食品は肥満や2型糖尿病、心血管系疾患などの原因となるだけでなく、非合法ドラッグと同類の化学反応を示すことが証明 されました。

 たとえばフライドチキンを食べると瞬時に満足感と高揚感が得られるものの、最終的には気分が落ち込み、不安を感じるということです。
 
 研究では高脂肪の餌を与えたマウスに、開けた場所を避けたり、わなにかかっても逃げようとしないなど、不安障害やうつに相当する症状が現れたとのことです。

 また、脳に生理的な変化が起きることも明らかになっています。高脂肪の餌を与えたマウスではストレスと関連するホルモンのコルチコステロンの分泌量が増えたほ か、うつ症状を悪化させるとみられている結合タンパク質CREBが活性化していました。

 さらに、炭酸飲料を飲む量と10代の暴力行為に関連性を見出した米ハーバード公衆衛生大学院の研究チームによる調査結果が2011年10月25日、英専門誌に掲載されました。

 あくまでも「統計上」の結果ながら、研究チームがボストン都心部で行った調査結果によると、炭酸飲料(ダイエット飲料は除く)を週6缶以上飲む高校生は、それ以下の高校生よりも暴力行為に関与する確率が9%から15%高かったのだそうです。

 というわけで、ファーストフード店には行かず、コンビニで砂糖入りの炭酸飲み物も買わないのが良さそうです。

 しかし、わかっちゃいるけどやめられないのがジャンク・フード。

 ちなみにうちの娘は、オマケのおもちゃにつられてしょっちゅうマクドナルドに行きたがります。またマクドナルドの郊外店には子ども達が遊ぶスペースがあって、奥様方がゆっくり友好を暖めるのに便利らしいのですが、それで子どもが太って、体重が乗った一発を父親に食らわす。。。みたいなことにならないといいのですが(汗)。

復習参考

放射能を防ぐ生活方法 子どもたちを守る放射線防護学  子ども未来法律事務所通信9

 

 

それでパパの背骨が積み木崩し的な。

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2012.06.06 Wed posted at: 11:03 JST CNN

ニューヨーク(CNNMoney) メディア大手米ウォルト・ディズニーは5日、系列の子ども向けケーブルテレビ局でジャンクフードの宣伝を禁止する新規定を発表した。

ケー ブルテレビ局の「ディズニー・チャンネル」をはじめ、傘下の子ども向けラジオ局やウェブサイトなどで2015年までに導入する。新規定はディズニーのロ バート・アイガー最高経営責任者(CEO)が首都ワシントンでミシェル・オバマ大統領夫人とともに記者会見して発表した。

アイガーCEOは「子どもたちのために正しいことをするのは、ディズニーにとってスマートな戦略だと判断した」と語った。

同社が公表した新しいガイドラインに基づくと、米マクドナルドの子ども向けセットメニュー「ハッピーミール」や食品大手ケロッグのシリアル製品「フルーツ・ループス」など、子どもに人気の食品多数のCMが放送できないことになる。

一方、ディズニー傘下の放送局でも、スポーツ専門チャンネルのESPNやABCテレビのゴールデンタイム枠の番組など、同社の大きな収益源となっている大人向けの放送には新規定は適用しない。

オ バマ夫人は健康的な食生活の大切さを訴えるキャンペーンを全米で展開し、学校給食の新しいガイドラインを打ち出したり、肥満の子どもを減らすための運動を 促すなどの活動に力を入れている。ディズニーの取り組みについて「これで子どもたちがCMの間に不健康なメッセージの集中砲火を受けずに済むようになる」 と歓迎し、他社も追随することを望むと訴えた。 


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