校長室に呼びつけられて叱られている生徒のような日本維新の会のネコババ代表と藤田幹事長。
百戦錬磨の鈴木宗男議員とでは役者が違い過ぎた。
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鈴木宗男議員が2023年10月1~5日にロシアに渡航してモスクワを訪問し、ルデンコ外務次官らと会談したり、ロシア国営通信社「スプートニク」が配信した動画で、鈴木氏が
「特別軍事作戦が継続されているが、ロシアの勝利、ロシアがウクライナに対して屈することがない。
ここは何の懸念もなく、100%確信を持って、私はロシアの未来、ロシアの明日を信じており、理解をしている」
と言いまくって、日本維新の会から除名寸前になりました。
この件で傑作だったのは、X上で20人近くリストにしてウォッチしている親露派陰謀論者が次々と
「ムネオは自分と違って親露派」www
「除名は当然」
と言い出したこと。
まあ、卑怯で小心者ということなのですが、自分は親露派陰謀論者だけど鈴木宗男氏は親露派だというのか、どこに違いを見出しているのかわからなくてちょっと面喰いました(笑)。
最後まで恫喝。
親露派陰謀論者の方々が、ムネオは親露派だけど自分は違うという理由づけはそれぞれで
「ムネオはロシアから利権を得ているが自分は違う」
「ムネオはロシアの侵攻を悪いと思っていないが自分は良くないとは言ってきた」
などというのですが、陰謀論をまき散らしてアクセスを稼いでお金も稼ごうとしているわけですから、親露派陰謀論者もロシア利権の鈴木議員と五十歩百歩でしょう。
また、鈴木議員もロシア侵略直後の2022年2月28日の岸田首相への国会質問でも
「ウクライナ問題で、私は、今回のロシアのこのウクライナ侵攻はあってはならないことだと、こう思っております。そのことを前提にして、幾つかお尋ねさせていただきます。」
「ただ、主権の侵害と力による現状の変更というのは、これは認められないものでありますから、ここは強く私は言っていくべきでないかと思っています。」
と言っていますから、別にロシアの侵略を手放しで容認しているわけではありません。
むしろ、鈴木宗男議員はロシアの戦争犯罪については言及しないだけで否定はしませんが、親露派陰謀論者たちはブチャ虐殺などの戦争犯罪についてウクライナと欧米のでっち上げだと言っているわけで、「陰謀」が付く分、ただの親露派のムネオさんより親露派陰謀論者の方がタチが悪いです。
誰に何と思われるようがまったく気にしていない姿が、ある意味あっぱれ。
ところで、そんなわたくしがウォッチしている親露派陰謀論者の中に駆け出し弁護士さんがいるのですが、法律家の端くれだろうに、この人が維新の会による鈴木議員の除名は当然だとポストしていて、呆れてしまいました。
まず、鈴木宗男氏が維新に事前の届け出をせずに訪ロしたことは軽微な手続き違反であり、これで除名するのは普通の法律家から見れば無理筋です。
また、鈴木氏は10月8日に記者会見を先手で開いて、維新からの処分が現地での発言や個人の認識などが理由だった場合は
「法律の専門家に対応を相談したい」
と維新を脅しました。
さらにしたたかな鈴木氏は、10月10日に日本維新の会のネコ馬場代表と藤田幹事長が除名を告げに来た際に、弁護士を立ち会わせたんですね。
これで、政治家としては鈴木宗男氏よりずっと小物の二人はビビってネコのようにおとなしくなってしまい(笑)、鈴木氏を除名にできず、離党届を受け取ってしまったのでした。
もし除名ができる正当な理由があることに自信があれば、離党届は受理せず、除名処分にするのが通常。
この日に向けて考え抜いてきた鈴木氏と違って、ネコババ代表らの腹も知恵も足りなかった。
鈴木氏と同じように「ロシアが勝つ、ロシアが強い」と言い続けている親露派陰謀論者の若い弁護士には考えが及ばなかったようですが、鈴木氏が
「特別軍事作戦が継続されているが、ロシアの勝利、ロシアがウクライナに対して屈することがない。
ここは何の懸念もなく、100%確信を持って、私はロシアの未来、ロシアの明日を信じており、理解をしている」
という認識を示しただけで鈴木氏を除名したら、これは鈴木議員から自分の思想良心の自由の侵害だ、表現の自由や特に政治活動の自由の侵害だと言われてしまうと、裁判で維新は負けるかもしれません。
同じ「悪党」でも格が違う。出来レースではなく、ムネオがある意味で維新を救ってやったのだろう。
政党からの除名と言えば、日本共産党が松竹伸幸氏らを除名したのが記憶に新しいわけですが、あれも除名理由は松竹氏の党首公選制を求めたり志位委員長を批判するなどの発言が共産党の方針と違うからではないのだということは、志位委員長自身が再三繰り返しています。いわく
「異論を持っているから排除するということをしたわけではない。
そういうことは絶対にやってはならないということは、規約に明記されています。
そうではなくて、あれこれの異論を、党内の党規約に基づく正式のルートで表明するということを一切やらないまま、突然、外から党の規約や綱領の根本的立場を攻撃するということを行った。
これは規約に違反するわけですから、しかるべき対応をやったということです。」
ということでした。
もし、日本維新の会が鈴木宗男氏が事前の届け出をしないでロシアに行ったということで除名しても、鈴木氏の言動が維新の方針と違うということで除名しても、維新は裁判で負ける可能性がありました。
恫喝派議員の鈴木宗男氏が裁判をちらつかせながら、先に離党してくれたのに乗っかることができた維新の幹部たちは内心ほっと胸をなでおろしていたことでしょう。
ムネオ問題だけに(完)。
参考記事 kojitakenの日記さんより
「ロシアとウクライナ両方に責任」鈴木宗男が主張(呆)(FNNプライムオンライン)
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ガーシーこと東谷義和容疑者の逮捕に対する維新の鈴木宗男議員のコメント「ネット選挙の怖さ感じる」のお笑い。ガーシーよりムネオがまた国会議員でいることの方がよほど恐ろしい。
これぞ親露派の二人。私も読んでいませんw
今回は、歴戦の強者鈴木宗男議員の手の平の上で遊ばされた維新と、てっきり鈴木氏が除名になると思って手の平を返した親露派陰謀論者さん達という構図でした。
それにしても、鈴木氏が親露派発言をしたから公党から除名されたという先例が残らなくてよかったです。
これからは「ロシアの友人として生きていく」と言い切る、ある意味胆力のある鈴木氏のような政治家がいてもいいではないですか。
あまり影響力もないことですし。
今は到底無理ですが、まだまだ遠い先のこととはいえいずれはロシアとウクライナの戦争も停戦させ、和平協議をして終わらせないといけないのですから、日本にもロシアと話せる窓口があった方がいいことに間違いはありません。
戦前の日本のようにお国の方針に逆らったらスパイ扱いされ、存在さえ許されないという社会になっては、それこそ「新しい戦前」です。
それにしても、親露派陰謀論弁護士は法律の知識も度胸もない(笑)。
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日本維新の会の鈴木宗男参院議員は10日、党に事前に届け出をせずロシアを訪問した問題を巡り、「対露外交の価値観の違いが明らかになった」などとして離党した。維新は党のルールに反したとして除名処分にする方針だったが、鈴木氏から離党届が提出されたため受理し、処分は見送った。鈴木氏は議員辞職は否定し、今後は無所属で活動する。
維新は10日、鈴木氏が事前届け出をせずに訪露したことは「党の規律を乱す行為」に当たり、鈴木氏が党の指示に従わない意向を示したため除名処分を決めた。馬場伸幸代表と藤田文武幹事長が処分を伝えるため鈴木氏と国会内で面会。鈴木氏は「自分から身を引きたい」と述べ、離党届を提出したため、馬場氏らは離党を認めた。
藤田氏はその後、国会内での記者会見で「事務的な瑕疵(かし)だけではなく、我々のガバナンス(統治)の外でロシアに行った。今後も自身の意思を通すと表明し、仲間としてやっていくのは無理だと判断した。(処分を)通達する前に本人が身を引かれた」と説明した。藤田氏は「鈴木氏が個人の信念のもと、ロシアに行って交渉したり発言したりしたことは何ら否定されるものではない」とも語った。
鈴木氏は別途、記者団の取材に応じ「価値観の違いが明らかになったので、離党の判断をした。ロシアの友人で生きていく。それは日本の国益のためだ」と述べた。
鈴木氏は今月1~5日にモスクワを訪問し、ルデンコ外務次官らと会談した。さらに、ロシアによるウクライナ侵攻に関し「私はロシアが勝つと思っている」などの発言を繰り返していた。【安部志帆子、菊池陽南子】
鈴木宗男議員、馬場代表との面会に弁護士同席させ…“自ら離党”強調 「対露外交においては乖離がありすぎた」
10/10(火) 19:46配信
日テレNEWS NNN
党への届け出なしにロシアを訪問した鈴木宗男参議院議員について10日、日本維新の会は鈴木議員を除名にすると決定しました。
10日午後4時過ぎ、馬場代表が処分を伝えようとしました。
鈴木議員
「維新の議員である時にちょっと言っておきたいことがあるんですけど」
馬場代表
「どちらさまですか?」
鈴木議員
「私の弁護士です。私の顧問弁護士で」
馬場代表
「いや弁護士って…」
鈴木議員は弁護士を連れてきていました。
鈴木議員
「ちょっと座って」
馬場代表
「いやいや第三者の方が入るのは、おかしいんじゃないですか」
鈴木議員
「私が言った後は出ますから」
馬場代表
「記者さんだってこんな…」
鈴木議員
「私はオープンでいいですよ」
馬場代表
「いやいや…」
鈴木議員がこだわっていたのが処分の理由です。モスクワ滞在中、鈴木議員はロシアメディアの取材に対して、次のように話していました。
日本維新の会 鈴木宗男参院議員(ロシア国営通信社スプートニクより)
「そして私は今、特別軍事作戦が継続されていますけども、ロシアの勝利、ロシアがウクライナに対してですね、屈することがない。100%確信を持ってですね、私はロシアの未来、ロシアの明日を私は信じていますし」
日本維新の会はこの発言についても党の方針に反していると問題視していましたが、鈴木議員は8日に開いた会見で、ロシアでの発言が処分の理由であればそれは民主主義の根幹に関わる問題だと主張したのです。
日本維新の会 鈴木宗男参院議員
「(党への)届け出が遅れたというのであればそれは事実でありますから、それはいかなる処分が出ようとも私は受けますけども。私の発言、鈴木宗男の認識で言ったことが問題だなんていうのはもっての外であって」
「民主的な手続きで争うのも一つの手じゃないですか、とアドバイスもいただきました」
処分理由に発言内容が含まれる場合は裁判で争う姿勢も見せていました。
10日午後5時半ごろ、面会を終えた鈴木議員は、除名を通達される前に自ら離党したと強調しました。
日本維新の会 鈴木宗男参院議員
「結論、私が日本維新の会を離党するということであります。報道等で流れていた除名勧告等もないということであります」
離党した理由については「政治家としてパーティ、党に所属する以上は同じ認識だとか…共有しなければいけませんね。私は日本の国益に関わる対露外交においては乖離(かいり)がありすぎた」と述べました。
党関係者によると、海外渡航のルールとして定めている申請書の提出を事前に行うことなくロシアを訪問したことなどが、党の規律を乱す行為に該当すると判断した。
鈴木氏は8日の札幌市での記者会見で、処分については党の決定を受け入れると説明している。一方、届け出の遅れだけでなく、現地での発言や個人の認識などが理由だった場合は「法律の専門家に対応を相談したい」と述べた。
維新は党所属国会議員が海外渡航する際は事前に届けるよう通達している。鈴木氏は1日に訪露したが、届け出は2日だった。
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「他人に厳しく自分に甘い」
「暴言や問題発言をくり返す馬場も処分されるべき」
とか批判したそうで。
全く、その通りだと思いましたね。
別に鈴木宗男を擁護するわけじゃないんですけど。
ムネオハウスで騒動を起こした大阪出身の丸山穂高氏との直接対決も見たいのですが。
マル:韓国語で山、または、山の頂。
イスラエルもロシアは怖いだろうから、クレムリンから圧力をかけてもらおうってことでしょうか
意味ありますかねそんなの
ロシアが可愛がってる子分のシリアに大地震直後でも空爆するのがイスラエルですよ
人口900万のイスラエルに80万のロシア移民が行ったのはソ連崩壊後ですから、友好というより押しつけ、乃至は逃避行ってのが実情じゃないんですか
追われ犬のハマスに資金面、装備面で協力したり周到な計画を提供する者が誰かは今はわかりませんが、俺自身は中立とは程遠いロシアを頼るよりG20の番頭格になってるインドか、中東に限ればまだニュートラルに近い中国を頼るほうがマシだと思いますね
(「いた」をどう解釈するかはお任せします(笑))
ところで、「ムネオハウス」はまだあるんですかね(笑)