史上初 司法試験予備試験開始 受験者数６４７７人 合格者数１００人？合格率は１・５％か！？

日本法曹界史上初めて始まった司法試験予備試験。

知らない間に出願を締め切り、追加出願も認めたものの、本当に出願しにくかった予備試験(司法試験予備試験の願書配布が始まりました！)。 たぶん、予備試験を受けてほしくない、力のある人たちがいるのでしょう。

それでも出願者は8971人、うち実際に受験した方は6477人となりました。

消費者たる受験生のうちでこれだけの人数が、法科大学院制度にＮｏ！と言っている。本当に法曹養成制度再改革を考えないといけません。

合格者数も多いと困る、力のある人たちがいるので、私の予想合格者数は１００人。

 2010年に行われた 最後の旧司法試験（法科大学院から見れば予備試験と同じくバイパス）の合格者数が59人。1万3223人が受験し、合格率は０。４５％でしたから、本当にそれほど少ないかも知れませんよ。

 １００００人受験なら合格率１％と予想しましたが、この受験者数なら合格率は１・５％。結果はどうなるでしょうか(司法試験予備試験　合格者数は１００人の世界！？)

予備試験につづいて司法試験本試験を合格するのはとてつもなく難しい(やはり人間業じゃない予備試験)

それでも数百万円と２～３年かかる法科大学院より予備試験コースを目指す人はこれから増えていくでしょう。

 

とにかく、誰も経験したことのないものに挑戦している６０００人以上の受験生の皆さん。あなた方は開拓者精神の持ち主です。

誰もがはじめての経験に戸惑い、疲れています。

途中で自分で勝手に駄目だと決めつけたりしたら駄目ですよ！

決してあきらめないで。

予備試験合格、そして、司法試験合格まで、倒れない程度に加減して頑張って！！

 

 

 

ｐ．ｓ．

本年度の司法試験予備試験　論文本試験　問題・合格答案作成上のポイント・宮武答案例の連載を始めました

 司法試験予備試験　論文問題　解答例と合格答案作成上のポイント　司法試験合格答案の作法１

  

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「司法試験予備試験」初実施、６４７７人が臨む

２０１１年５月１６日　読売新聞

　予備試験は、経済的な理由で法科大学院に通えない人に受験機会を確保するため導入され、合格者数が注目される。

　１５日の試験は一般教養、民法、刑法などの短答式。合格者は７月の論文式試験、最終的に１０月の口述試験に受かれば、新試験の受験資格が得られる。口述試験の合格発表は１１月１０日。

　仙台市の会場は東日本大震災の影響で当初予定していた東北学院大が使用できず、法務省は市内の別の場所に変更した。

 

司法試験、初の予備試験実施　合格者数に注目

 ２０１１年５月１５日　共同通信

　司法試験予備試験の開始を待つ受験生＝１５日午前、東京都新宿区

 法科大学院修了者以外にも新司法試験の受験資格を与える初の司法試験予備試験が１５日、東京など全国７都市の計８会場で始まった。出願者数は８９７１人。

　予備試験は、経済的な理由で法科大学院に通えない人に受験機会を確保するため導入され、合格者数が注目される。

　１５日の試験は一般教養、民法、刑法などの短答式。合格者は７月の論文式試験、最終的に１０月の口述試験に受かれば、新試験の受験資格が得られる。口述試験の合格発表は１１月１０日。

　仙台市の会場は東日本大震災の影響で当初予定していた東北学院大が使用できず、法務省は市内の別の場所に変更した。

2011/05/15 10:50 【共同通信】

 

法務省HＰより

Ｑ　予備試験はどのような試験ですか？　　Ｑ　予備試験の試験科目は何ですか？

Ｑ	予備試験はどのような試験ですか？

Ａ

予備試験は，法科大学院を経由しない者にも法曹資格を取得する途を開くために設けられるもので，これに合格した者は，法科大学院修了者と同等の資格で新司法試験を受験することができます（受験回数制限も同様に適用されます。）。予備試験には受験資格の制限等はありません。 　予備試験は，法科大学院修了者と同等の学識及びその応用能力並びに法律に関する実務の基礎的素養を有するかどうかを判定することを目的とし，短答式（択一式を含む。）及び論文式による筆記並びに口述の方法により行われます（新法第５条第１項）。 　なお，予備試験は平成２３年から実施されるものであり（附則第９条），予備試験の具体的内容については，今後，法科大学院における教育内容等を踏まえ，検討される予定です。