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エリツィン・プーチン政権が断行した第一次第二次チェチェン紛争では、数十万人ものチェチェン人が命を落とし、数千数万といわれるチェチェン人がロシアに強制連行され、拷問され、その多くが行方不明になったことが今では知られています。
今回のロシア軍によるウクライナ侵略でも、ウクライナ政府は、ロシア軍の包囲が続く南東部港湾都市マリウポリで、何千人もの住民が強制移住させられているとして、ロシアを非難しています。
ウクライナによると、ロシアは推定5000人を、マリウポリの東約90キロのベジメンヌに設置した収容所に収容しているとのことで、この施設は衛星画像で確認されています。
ウクライナのゼレンスキー大統領はロシア軍によりマリウポリの子どもたち2000人が強制連行されていると非難しました。
イリーナ・ヴェレシチューク副首相は、市民約4万人がウクライナ側との調整がないまま、ロシア軍によって同軍占領地域に移動させられたと述べました。
橋下徹氏がロシアによるマリウポリへの降伏要求について「ゼレンスキー大統領の戦争指導は最悪。なぜ市民とゼレンスキー政権幹部や国会議員とを入れ替える交渉をしないのか」と大統領たちに先に死ねと言い出す。
2022年3月28日にこのロシア軍による強制連行の問題を扱ったフジテレビのめざまし8で、橋下徹氏がまた驚くべき発言をしました。
「注意しないといけないのは、『サハリンに送られている、シベリア抑留されて強制労働させられている』というのは、ウクライナの発表によるんです」
「今、ロシアに一番厳しい姿勢を取っている日本の産経新聞がオンラインで取材をしたところ、ウクライナの東部地域に住んでいる人は、その親戚の人の家に送られている市民もいる」
「ロシアに避難ができて命が守られるのであれば、僕はそれは重要な選択肢だと思うんです」
「本当にロシア内で避難ができるのであれば、ウクライナ政府は市民にきっちり説明すべきだと思います」
と言ったんです。
この橋下氏、ツイッターでも
「衣服まとめろ」ロシアに連行されたマリウポリ住民 恐怖の体験語る https://t.co/eo2AN4WNP0
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) March 27, 2022
➡︎ この男性は、連行後退避所経由でロシア 内の親戚の家で生活している。その他ロシア 内の避難所で生活している者多数。強制連行は許されないが、全て死やシベリア抑留に繋がるかは正確な情報が必要。
と言っていたのですが、とうとうテレビでもロシアを信じてウクライナ人は強制連行に応じろと言い出したわけです。
もちろん、ウクライナの言い分を全部丸ごと信じることはできません。
しかし、橋下氏がよりどころとした産経新聞も認めている強制連行自体が、ジェノサイド条約で禁止された人権侵害行為なのに、法律家の端くれである橋下氏はそんなことをするロシアを信じろとか、死なないかもしれないとか、よく無責任なことを言えますよね。
それって、誘拐犯に誘拐されても助かるかもしれないから積極的に人質になって連れていかれろと言ってるも同然ですよ。
こちらのツイートはさすがにまずいと思ったのか、橋下氏には珍しく削除した模様。
なのに、テレビで言ってしまうとは。
そもそも、橋下氏はチェチェン紛争でロシアに国土を蹂躙されたチェチェン人がどうなったか知らないから、ウクライナの人に降伏しろとか、プーチンの条件をのんで妥結しろと言い続けているんだと思います。
二回にわたるチェチェン紛争で、チェチェン人はその人口の4分の1が殺され、チェチェンにはロシアの傀儡政権が作られ、いまに至るんです。
橋下氏はいつもロシアが悪いと前振りとしては一言言うんですが、そのあとほとんどはウクライナ批判ばかりです。
国連憲章に違反して侵略をして、原発攻撃、学校攻撃、病院攻撃など戦争犯罪をしまくっているのはロシア軍なんですよ?
橋下氏は自分の発言について
「これはロシアのプロパガンダではありません」
と言い訳を述べていますが、ロシア軍がウクライナに攻め込んでからずっと不自然にロシアを弁護しすぎで、ウクライナに対しては法律家にあるまじき不公平な扱いですから、トランプ前米大統領と同じでロシア寄りだと疑われても仕方ないと思います。
戦火逃れた難民 国境で連れ去りも 2022年3月28日 https://t.co/7kV9jhgn6L
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) March 28, 2022
➡︎ロシア が一番悪い。しかしウクライナの戦争指導も是正すべきだ。16歳から18歳の男性も国外退避を認めるべき。国外退避する女性子供を男性に守ってもらう必要もある。満州引き揚げ時も女性子供だけの避難は厳しかった。
ロシアがウクライナに侵攻しなければこんな悲劇も起こらなかったのに。
橋下氏が言っているように、ウクライナの言い分だけを聞いていたらこれはこれで判断を間違うのは確かです。
戦争の当事者なんですから、ウクライナが発信する情報はロシアの蛮行を誇大に宣伝している可能性は十分あります。
しかし、チェチェン紛争、特に第二次チェチェン紛争はプーチン政権が過去にウクライナと似た状況で何をしたかという事実を見せつけています。
それを無視して、ロシアは第二次大戦前とは違う安全な国家だなどと強弁しても、全く説得力がないのは明らかです。
ウクライナ戦争で橋下維新の会の主張には何ら客観性がないことが明白になったのはいいのですが、こんな妄言吐きまくりのコメンテーターをフジテレビはいつまで起用し続けるつもりなのでしょうか。
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BBC 2022年3月28日
画像提供,EPA
ロシア・タガンログのスポーツセンターにはマリウポリから逃れた数十人が滞在している
ウクライナ政府は、ロシア軍の包囲が続く南東部港湾都市マリウポリで、何千人もの住民が強制移住させられているとして、ロシアを非難している。
ロシアは推定5000人を、マリウポリの東約90キロのベジメンヌに設置した収容所に収容している。この施設は衛星画像で確認されている。
ウクライナのイリーナ・ヴェレシチューク副首相は、市民約4万人がウクライナ側との調整がないまま、ロシア軍によって同軍占領地域に移動させられたと述べた。
現在ロシアにいる避難民の1人は、「全員無理やり連れて来られた」と話した。
画像提供,SATELLITE IMAGE ©2022 MAXAR TECHNOLOGIES.
ウクライナ・ベジメンヌにロシアが設置した収容施設の衛星写真。多数のテントと車列が見える(22日)
紛争当事者が自らの領土に民間人を強制移住させるのは、国際的に人権侵害と認識されている。
マリウポリ市議会によると、同市からはこれまでに約14万人が避難したが、まだ17万人が市内に閉じ込められた状態になっている。ロシア軍の容赦ない砲撃が3週間以上続き、街は廃墟と化している。民間人は危害を恐れ、地下室に身を潜めている。水、食料、医薬品の不足が深刻化している。
マリウポリからの避難者数や、同市における民間人の死者数について、BBCは独自に確認が取れていない。
ウクライナとロシアが合意した人道回廊を通って避難した人は、比較的少数とみられる。ウクライナは、安全であるはずの避難路をロシア軍が砲撃し続けているとしている。
ロシア軍が制圧したマリウポリの一部では、飢えて喉が渇き、病気にかかっていることも多い民間人が、ロシア支配地やロシア国内に向かわざるを得ない状況になっているとの報道もある。
赤十字国際委員会(ICRC)のマット・モリス広報担当は、ロシアとウクライナの双方が安全を保証しなければ、民間人の避難や救援物資の運搬はできないと説明。両国に働きかけているもののまだ実現しておらず、現地にアクセスできていないとした。
画像提供,GETTY IMAGES
マリウポリはロシア軍の絶え間ない爆撃で多大な被害が出ている
マリウポリからの避難民で赤十字ボランティアのイリナさんは、同市住民がロシア軍によって強制的に移動させられていると、避難先のロシアの親類宅からウェブ会議ツールのズームでBBCに話した。
彼女によると、避難施設にいた市民らは、ロシア軍兵士から安全のために出るように指示された。その後、施設は砲撃され炎上したという。
市民らはロシア軍の検問所まで約4キロ歩き、「ドネツク人民共和国(DPR)」を自称する、ロシアの支援を受ける東部地域に移動させられたという。ウクライナはDPRを認めていないが、ロシア政府は独立国家として承認している。
DPRに到着したマリウポリ市民らは、そのまま同地に残るか、ロシアに渡るかの選択を迫られた。どこに、何のために行くのか理解できない高齢者もいたという。
避難民のうち、どれほどの人が自発的にロシア軍と共に移動したのかは不明。多くのウクライナ人はロシアに親類がいる。ロシアは、国際人道法違反となり得る強制移動を否定している。
マリウポリはロシア軍の激しい攻撃を受けており、水や電気が途絶え、これまでに何千人もの住民が市外に避難している。
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ロシアのメディアは、マリウポリの東のベジメンヌに設置された収容所の状況や、ロシア南部タガンログへの難民の移送について報じている。ロシアの緊急事態当局は、救援物資とスタッフを現地に送ったとされる。
マリウポリとロシア・ロストフの間にあるタガンログのスポーツセンターには、マリウポリから避難してきた数十人が滞在しているという。ロシア・メディアは、タガンログから列車でさらに1000キロ以上北のヤロスラヴリやリャザンへと移動した人も多数いるとしている。
ウクライナに侵攻しているロシア軍が、包囲と攻撃を続ける南東部マリウポリの住民を強制連行しているとウクライナ側が非難している。マリウポリ市議会は約1万5000人が連行されたと説明している。最終的に露極東サハリンなどに送られ、ロシアからの出国を2年間禁じられるという。
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ウクライナ外務省は24日の声明で、住民約6000人がウクライナ旅券を没収され、親露派武装集団が実効支配する東部ドネツク州にある「選別収容所」に送られたとの「信頼できる情報がある」と指摘した。強制連行は、明白な国際法違反だと強調した。
ウクライナ側によると、選別収容所では、露情報機関の要員らが、住民を尋問したり、携帯電話の交信内容などを確認したりし、今後の処遇を決めているという。ロシアでも経済的に困窮している地域に送られ、「就職」も提示されるとしている。
ウクライナ最高会議の人権オンブズマンは、ロシアによる強制連行について、第2次世界大戦でのナチス・ドイツと「同様のことをしている」と批判した。ロシアの前身、旧ソ連の独裁者スターリンは、少数民族などを「敵性民族」や「危険分子」と認定し、大規模な強制移住を行っていた。
バスの中から外を見つめる子ども。マリウポリやメリトポリから避難する数百人を乗せたバスが避難地点に到着=25日、ザポリージャ/Chris McGrath/Getty Images
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、同国南部の港湾都市マリウポリがロシア軍に包囲されている状況について、「人道的な大惨事」と述べた。ゼレンスキー氏はまた、ロシア軍が同市から2000人以上の子どもを連れ去っていると主張した。ウクライナ当局者は、多くの民間人がロシアに強制移送されていると話している。
ゼレンスキー氏はロシアの独立系の記者との取材に答え、マリウポリの状況について、「現実はこうだ。街はロシア軍によって封鎖されている。マリウポリの街からのすべての出入り口が封鎖されている」と指摘。市内の人道的な大惨事は明白で、なぜなら食料や医薬品、水が届かないからだという。ゼレンスキー氏は、ロシア軍が人道支援の車列を砲撃し、運転手を殺害していると述べた。
ゼレンスキー氏はまた、ロシア軍がウクライナ人のロシアへの強制移送に関与していると指摘した。
ゼレンスキー氏は「我々の情報によれば、2000人以上の子どもたちが連れ去られた」と述べた。正確な居場所もわからないという。
CNNは、マリウポリや他の町からロシアへと連れ去られた子どもの数について独自の確認は取れていない。親ロシア派の分離主義者は27日、マリウポリや他の都市からロシアへ、毎日約1700人が「避難」していると明らかにした。
2022年03月28日 13時35分 リアルライブ

橋下徹氏
元大阪府知事、元大阪市長の橋下徹氏が、28日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に出演。ロシアのウクライナ侵攻を巡る発言が波紋を呼んでいる。
この日取り上げられたのは、ウクライナ東部マリウポリの市民が、ロシアに強制連行されたというニュース。彼らはロシア南部タガンログに連行され、室内競技場のようなホールに全員押し込められているという。
ここでロシア政治が専門の国際政治学者・中村逸郎氏が「シベリアに強制移住させられて、そこで働かされるということも、これまでの歴史から考えられます」と言及。さらに、「ウクライナの人たちの中には、1万キロ離れたサハリンにまで送られたという情報も入ってきている」と強制労働まで強いられている可能性を指摘。
これについて、橋下氏は「強制連行は言語道断です」と告げつつ、中村氏に対して「中村さん、注意しないといけないのは、『サハリンに送られている、シベリア抑留されて強制労働させられている』というのは、ウクライナの発表によるんです」とウクライナ側が言っているだけと反論。
続けて、「これはロシアのプロパガンダじゃない」と前置きしつつ、「今、ロシアに一番厳しい姿勢を取っている日本の産経新聞がオンラインで取材をしたところ、ウクライナの東部地域に住んでいる人は、その親戚の人の家に送られている市民もいる」と産経新聞の取材を論拠に、単にロシアの親戚の家にかくまわれているだけと語ったのだ。
そして最後に、「ロシアに避難ができて命が守られるのであれば、僕はそれは重要な選択肢だと思うんです」「本当にロシア内で避難ができるのであれば、ウクライナ政府は市民にきっちり説明すべきだと思います」と求めていた。
これに対して、ネットでは「無理やり連行した人に、そんな配慮あるわけない」「プロパガンダにしか思えない」「そんな無責任なことよく言えるな」「拉致ってる奴全面的に信じろとかスゲー」といった疑問が。
橋下氏は27日にも自身のTwitterで、産経新聞の記事を貼り付けた上で、「この男性は、連行後退避所経由でロシア内の親戚の家で生活している」と述べ、反発を招いていたが、今回同じような論述をしたことに「Twitterで論破されてたやつ言っちゃうのか」と要らぬツッコミも起きていた。
記事内の引用について
橋下徹氏のツイッターより https://twitter.com/hashimoto_lo
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ウクライナの人をロシアの親戚に逃せば、今ウクライナで何が起こっているのかがバレてしまう。
ロシアの親戚に逃されたのは、親ロシア派の避難者じゃないかな。
おそらく、ウクライナの攻撃で街が潰されたとでも言っているのかも知れません。
プーチンがチェチェンで行った事を考えると、この先の事が非常に心配です。
戦地で戦ったロシア兵士達が無事にロシアに帰れるのだろうか。
負傷した兵士、捕虜から解放された兵士。
プーチンは嘘で固められた戦争がバレるのを恐れているはずです。
いったい何が起こるのか心配されます。
「本当にロシア内で避難ができるのであれば、ウクライナ政府は市民にきっちり説明すべきだと思います」
を読んで思ったこと。
女衒(ぜげん)や奴隷商人が、たとえば、年季奉公をダシに人集めをした時って、
きっと、こんな感覚なのかもしれないと感じてしまいました。
ウクライナへの政治的妥結(占領容認)や(攻め込んできた)ロシアへ避難すれば命は助かるかもしれない発言を聞いていると、
いちばん大事なのは緊急事態に陥っている当事者である人々の「自由意志」でしょ、
と言いたくなるんです、今は、奴隷貿易時代じゃあね~んだよと。
国なら主権者、個人なら本人の意志の大事と、
ロシア軍こそ、すべての兵隊と持参した武器ともども、それぞれの故郷へ帰ることこそが本当の安全と平和。
口先ではなんとでも言うけれど、本質的に、この感性が欠落しているとしか思えないんですね。
それとも、たとえば、暴力事件の加害者向けに、
こんな弁護方針なら私におまかせ!のCM活動も兼ねているつもりなのかな、
とも思えてしまい、なんか、やな感じ、です。