違憲・違法な思想調査アンケートをさせたと裁判所に断定された橋下徹氏が、斎藤元彦知事に「僕ら政治家やってた時に法律に違反するかどうかじゃなくて、ずっとその手前のところでやめとく」と説教する笑止千万(笑)
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2025年2月12日にフジテレビ系列の関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演した弁護士の橋下徹氏が、斎藤元彦兵庫県知事の公職選挙法違反(買収罪)の疑惑について、
「斎藤さんはね、法律に違反してなければいいって一貫してそれなんですよ。
でもね、僕ら政治家やってた時に法律に違反するかどうかじゃなくて、ずっとその手前のところでやめとくんです」
と解説したというのには笑ってしまいました。
【祝!】斎藤元彦兵庫県知事とPR会社社長折田楓氏に対する公職選挙法違反(買収)の告発に基づいて、神戸地検と兵庫県警が合同でメルチュ社に対して家宅捜索=強制捜査を開始!次は立花孝志氏と石丸伸二氏だ。
だって、この人は、大阪市長時代に法律違反手前でやめるどころか、野村修也弁護士に命じて大阪市職員に思想調査アンケートをして、あとで大阪市は裁判で負けたんですから。
しかも判決で、裁判所は橋下氏がやった行為を違憲違法だと断じたんです。
法律違反のずっと手前でやめといたどころか、法律はもちろん憲法にも違反したのが橋下氏なんです。
しかも裁判所は国家賠償法に照らして違法だとして大阪市に損害賠償を支払うよう命じたんですが、これって橋下氏の財布からではなくて大阪市民の血税から支払いが行われたんですよ。
すんげえ身銭を切らない改革!
橋下思想調査アンケートは違法とする敗訴判決 当ブログは3年前から!橋下敗訴を予言してました(笑)
この思想調査アンケートは、橋下市長が野村弁護士(大阪府市統合特別顧問)らの第三者調査チームが作り、2012年2月に実施しました。
橋下市長と野村弁護士は教職員を除く約3万4千人にこのアンケートの22の設問への記入を義務づけました。
さらに、このアンケートについて橋下市長は
「回答しない場合は処分対象になり得る」
と通知しました。
そして、こんな強制的なやり方は完全に違憲だ違法だと散々警告されていたにもかかわらず、橋下市長はアンケートを強行したのです。
このどこが「僕ら政治家やってた時に法律に違反するかどうかじゃなくて、ずっとその手前のところでやめとくんです」
ですか。
また裁判の被告になる橋下市長 大阪市職員の思想調査アンケートは憲法違反 住民訴訟提起は必至 続報あり
実際、2015年1月21日の大阪地裁判決では橋下市長の思想調査アンケートが
「懲戒処分という威嚇力を背景に記名式で実施した」
「市長の通知は労組活動への参加を萎縮させる効果があった」
として違法な調査方法だったと断定しました。
またこの判決は、このアンケートが労組活動への参加の有無や活動内容を聞く設問については
「職員が『答えると不利益を受けるのではないか』と懸念するのはやむを得ない」
として、労働者の団結権(憲法28条)を侵害したとも指摘しています。
その上で、特定政治家を応援する活動への参加の有無に関する設問は、憲法13条が保障するプライバシー権を侵害したとも認定しました。
むしろ、こんなにてんこ盛りに違法だ違憲だと裁判所に認定された政治家の方が珍しいんです。
カテゴリ「橋下維新の会とハシズム」参照
それなのに橋下氏は斎藤知事について
「自分の不祥事関係とか、自分の行動が法律違反になるかどうかというときには、法律違反のだいぶ手前のところでやめておきます。
僕なんか政治家8年間やってましたけども、関係者が家宅捜索を受けたんなんてないですから」
というのですが、あのね、家宅捜索を受けない、強制捜査をされないなんてあたりまえでしょうが。
あなたの作った維新の会の政治家はしょっちゅうやられているかもしれませんが、全国津々浦々見ても、家宅捜索経験者の政治家の方が圧倒的に少ないんですよ。
なにを当たり前のことを恥ずかしげもなくテレビで堂々と自慢しているんですか、この橋下という弁護士さんはwww
兵庫・斎藤知事の疑惑でPR会社に強制捜査 告発した教授は「PR会社社長は全面的な捜査協力を」 https://t.co/nrwtA0rn0Y
— 上脇博之 (@kamiwaki) February 13, 2025
斎藤知事を告発した上脇教授と郷原弁護士が折田楓社長については寛大な処分を求める補充書を提出したことを、橋下氏は「利益を与えた見返りにしゃべってもらうことになるから、絶対に自白としてはやってはいけない」と批判したが、取り調べするのは警察・検察で上脇・郷原両氏は寛大な処分を求めただけなのだから、批判自体が全く的外れ。
上脇博之教授と郷原信郎弁護士が、斎藤元彦兵庫県知事・折田楓社長に対する告発状提出!兵庫県知事選での公職選挙法違反(買収)の疑い。いずれ立花孝志氏の元県民局長PC公開も地方公務員法違反等で告発される
それに、橋下氏は斎藤氏のパワハラ・おねだり疑惑発生以降、斎藤知事を厳しく批判しているように見せかけていますが、斎藤氏が法律違反をしたとは絶対に言わないんです。
斎藤氏のパワハラ・おねだり疑惑については
「今出ている疑惑が真実なら褒められたものではないが、それでも国会議員の方がもっとひどい」
「パワハラも今出ている疑惑が真実であっても組織的には人事異動のレベル。」
とまだ斎藤知事をかばっています。
国会議員の方がもっとひどいなんて弁護は「何々ちゃんもやってるもん!」という小学生並みですし、パワハラが真実でも人事異動レベル?だなんてことはあり得ません。
パワハラ行為はっきり違法なんですよ。
国会議員たちの飲み食いや金の使い方のほうが酷すぎる。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) August 22, 2024
パワハラも今出ている疑惑が真実であっても組織的には人事異動のレベル。ただ知事の人事異動となれば行くところがなく組織から退出するしかないが。
しかし本質はそこではない。…
日本維新の会の推薦で当選した斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ・おねだり疑惑にネコ馬場代表や吉村府知事は沈黙。創設者の橋下徹氏は「パワハラも今出ている疑惑が真実であっても組織的には人事異動のレベル」と弁護。
橋下氏は斎藤知事が公益通報した元県民局長を停職3か月処分にしたことも、権力行使としておかしいとは言いながら、一貫して絶対に公益通報者保護法違反だとは言わないんです。
維新が推薦して当選した斎藤知事が違法行為をしたと言ってしまったら、斎藤知事は辞職するしかなくなるからです。
橋下氏はこの番組でも
「斉藤さんは法律違反でなければ問題ないというが、公益通報と処分が一緒に見られそうだったら、処分なんてやめます」
という言い方で、斎藤知事は法律違反はしていないんだ、と実は擁護してやっているんですよ。
自分が創設した維新が産んだ斎藤知事がこれだけ兵庫県政を乱しているのに、叩いているようで実は弁護している橋下氏。
本当に保身だけには長けているダークなコメンテーターです。
『「橋下徹氏を重用するのは日枝さんの影響」「自分の脅威になる優秀な人は偉くさせない」フジテレビを壊した根深い「日枝支配」』(週刊新潮)。橋下弁護士による自己保身目的のフジテレビ擁護コメントに騙されるな
編集後記
【#橋下徹が諸悪の根源】玉木雄一郎氏のように要職に在りながら不倫をし、立花孝志氏のように「敵」の自宅前で脅迫してデマを言う。今の倫理観なき乱暴な政治はすべて橋下徹氏が始めた【#橋下徹をテレビに出すな】
橋下氏がテレビに出てコメンテーターをしている最大の目的は、自分が政治家をやっていた8年間のことを自慢することなんですよね(笑)。
今回の発言は橋下氏の「過大な自己愛」=誇大ナルシシズムがよく表れていたんですが、
「僕なんか政治家8年間やってましたけども、関係者が家宅捜索を受けたんなんてないですから」
には、思わず
「自慢するの、そこ!?」
って声が出てしまいましたwww
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兵庫県の斎藤知事が公職選挙法違反の疑いで告発された問題について、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演した弁護士の橋下徹氏は「法律違反の手前で止まることができなかった」斎藤知事の姿勢に問題があると指摘しました。
■「アメリカ大統領選が他人事ではない」西宮でも進む「分断」
番組コメンテーターの元プロテニスプレイヤーの沢松奈生子氏は、地元、西宮市での”お茶の話題”は「斎藤知事一色」だとしたうえで、友人の間でも意見が割れ、穏やかな日常が失われていると指摘します。
【沢松奈生子氏】「もう友人との会話もアメリカ大統領選挙みたい。兵庫県民は分断してるんです。『私は斎藤さんが正しいと思う、だまされてはる』という友達もいれば、『いや、そんなね、冷静に考えてみいや』ていう友人もいる。本当に1つ言わせてほしいのは、この1年、兵庫県民は穏やかにお茶できないんです!アメリカ大統領選みてて他人事とは思えない」
「兵庫県民はいつになったら穏やかにお茶ができるようになるの橋下さん?」
■橋下氏「政治家時代の8年間で家宅捜索なんて受けたことない」
これに対し橋下氏は斎藤知事の特徴として「法律に違反していなければ問題ないという姿勢」があると指摘します。
【橋下徹氏】「斎藤さんはね、法律に違反してなければいいって一貫してそれなんですよ。でもね、僕ら政治家やってた時に法律に違反するかどうかじゃなくて、ずっとその手前のところでやめとくんです」
「自分の不祥事関係とか、自分の行動が法律違反になるかどうかというときには、法律違反のだいぶ手前のところでやめておきます。僕なんか政治家8年間やってましたけども、関係者が家宅捜索を受けたんなんてないですから」
「公職選挙法なんていうのは、もう違反するのが怖いから斎藤さんみたいなこと絶対しません。PR会社にポスター制作代71万円払ったというけど、そのPR会社の人が自分の選挙をやったら疑われる。だから『来るな」と言っていた」
「斉藤さんは法律違反でなければ問題ないというが、公益通報と処分が一緒に見られそうだったら、処分なんてやめます」
橋下氏は、政治家として法律違反の手前で行動を止めることが「権力者としてのふるまい」だと強調しました。
■捜査は斎藤知事まで及ぶのか?
捜査の進展について、斎藤知事にも及ぶのかについて、橋下氏は次のように指摘します。
【橋下徹氏】「報道によれば、携帯電話の押収も行われたということですし、色んな見積書なんかも押収されたということなので、71万円という金額がどうなのか、何を頼んだのか、ポスター代だけじゃなくて、やっぱり選挙戦略全般について頼んだっていうことが立証されれば、いよいよ斎藤さんの方への捜査ということにもなりかねない」
ただ、橋下氏はすべては「証拠」しだいであり、「証拠がなければ斎藤知事に容疑がかかるわけではない」とも付け加えます。
■告発者側がPR会社社長に寛大な処分求める「刑事手続き上、大問題」
最近の動きとして、斎藤知事らを刑事告発した神戸学院大学の上脇教授らが、神戸地検、兵庫県警にPR会社社長の『寛大な処分』や『起訴猶予』を希望する上申書を提出していたことが明らかになりました。
これについて、橋下氏は刑事手続き上、大いに問題があると強い懸念を示します。
【橋下徹氏】「この上申書が法律違反してるわけではないが、これは刑事手続き上、ものすごい問題です。自白を取る時に利益を与えて、『寛大な処分をするから、起訴猶予にするから、だからしゃべってよっ』て、これ絶対やっちゃいけないんです」
「昔の刑事ドラマでかつ丼を提供して調書とるなんてありましたけど、あれは本当はダメ。利益を与えた見返りにしゃべってもらうことになるから、絶対に自白としてはやってはいけない」
「上申書を出した告発者とPR会社の社長が一体となって『寛大な処分になるから安心してしゃべってね』というメッセージがあったら大問題です」
加藤さゆり・関西テレビデスクの取材に対し上脇教授は「PR会社社長は経緯をしっかりコラムに書いているので告発に至っている。真実を語ってもらえれば、やり直すチャンスがあると思って上申書を提出した。公人である斎藤知事と違って情状酌量の余地はあるし、本人もしゃべりやすくなる」と答えました。
■兵庫県政の混乱はいつ収まるのか
最後に、橋下氏は兵庫県政の混乱がいつまで続くかについて、斎藤知事の態度次第だと指摘しました。
【橋下徹氏】「斎藤さんの態度次第だと思うんですよ。斎藤さんに対して賛否は色々あります。頑張ってもらいたい県政のところもあるんだけど、やっぱり法律違反だからいいって言うんじゃなくて、その手前のところで疑いがあるとか、ちょっと疑問に思われるようなところがあったんだったら、素直にそこは反省して、ここは改めますよっていう姿勢にならない限りは、こういう問題ずっと続くんじゃないかな」
いまだ収まる気配がない兵庫県政の混乱。捜査の進展によっては、「兵庫県民の分断」がますます深まる可能性もありそうです。
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年2月12日放送)
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