火山噴火のリアルな審査なんてしていないのに、なぜ、ここまで言い切れるの?!
今、私の暮らす阪神間では待望のお湿りが来て、一気に涼しくなりましたが、皆さん、この猛暑、いかがお過ごしでしょうか?
部屋の窓から今撮った写真です。やはり、自然が一番ですね。
そんな猛暑に恐縮ですが、極めて暑苦しい、寝苦しくなるような話題です。
鹿児島県の川内(せんだい)原子力発電所が2015年8月11日にも再稼動しようとしています。日本は2013年から2年間、原発なしにやって来られたのですが、本当に原発再稼働は必要なのでしょうか。
安倍首相は、8月7日の衆院予算委員会での集中審議の中で
「福島の事故の教訓を踏まえ、独立した原子力規制委員会が科学的、技術的に審査した、世界で最も厳しいレベルの新規制基準に適合すると認めた原発について、地元の理解を得ながら再稼働を進めていくのが一貫した政府の方針だ。」
と言いましたが、肝心の田中俊一原子力規制委員会委員長はこう言っていますよ。
この人、まじめに仕事したり、記者会見したりしているのですかね。
とにかく、「世界最高水準の安全基準」というけど、それは言葉の問題=嘘、だし、原子力規制委員会は「安全基準」に適合しているとは言うけれど、原発の稼働が安全だとは言わないということです。
しかも、川内原発の安全審査基準に、桜島、霧島山、阿蘇山の火山噴火の詳しい影響予想など入っていません。
去年、今年と桜島の活動が活発化している。
田中俊一原子力規制委員会委員長は、
「東京電力福島第1原発のような事故は起きない」
などと言っていますが、福島原発事故のような地震・津波での原発事故じゃない、火山噴火での原発事故は知らんということですから恐ろしい。
今回の川内原発の安全審査について、日本火山学会から以下のような厳しい異議申し立てが出ているのですが、その時、田中委員長は。
あんたが原発の規制を頑張れ。規制委員会なんだから。
火山学会に「そんなこと言わないで」と泣きつくんじゃなくて、自分たちの安全審査の基準に火山噴火のことも入れてくださいよ!
しかも、原子力規制委員会の安全審査は原子力規制委員会は避難計画を審査対象にしていません。
福島原発事故後、国は事故後、国は原発の30キロ圏の自治体に防災・避難計画づくりを義務づけました。
しかし、例えば鹿児島県は川内原発の事故について、10キロ圏の病院・老人福祉施設17施設は避難先を確保したと言っていますが、10~30キロ圏の227施設は、県が事故後にコンピューターで避難先を探し、個別連絡することにした!というのです。
そんなの、間に合うわけない!ちゅうか、それ、避難計画がないってことじゃん!
福島原発事故ではろくな避難計画もなかったため、福島の住民は避けられたはずの被曝を余儀なくされ、救出が遅れた病院では入院患者が体調悪化で相次いで亡くなりました。福島県内の関連死は1900人を超えています。
原発事故は放射線以外でも人を殺すのです。
さらに、原発と火山噴火の問題については、こういうことも言われています。
川内原発一つとっても、こんなに安全性に疑問があるのですが、そもそも、原発再稼動って必要なんでしょうか。
もう2年も、日本の50機以上ある原発が稼働しなくても、猛暑も厳寒も問題なく過ごしてきました。
毎年異常気象と言ってるんだから、もう異常じゃねえだろ!と言いたくなる夏の猛暑についても、電力供給は余裕のよっちゃんイカな状態になってます。
これは、晴れて暑ければ暑いほど、太陽光発電がうまく作動するという好循環になっているのも一因だそうです。
再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)のもと、太陽光発電の導入量がこの5年間で10倍近くに急増し、晴れた日に発電量が多くなる太陽光が夏のピークに対応し、電力供給の安定につながっているのです。
逆に、夏のピーク時の電力需要も、震災前と比べて10数%ほど少なくなりました。
これは、LED照明への切り替えなど、企業や家庭で節電の取り組みが広がっているためです。
どんな問題でも必ずひどい結論を出す安倍首相って、物凄い総理大臣だと思いませんか。
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首相 川内原発の再稼働に理解求める
これに対して安倍総理大臣は、
共産党の笠井・政策副委員長は、来週11日にも再稼働する見通しの鹿児島県の川内原子力発電所1号機について、
これに対し安倍総理大臣は、
毎日新聞 2015年08月07日 21時43分(最終更新 08月07日 22時05分)
目前に迫る九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の再稼働に反対する反原発デモ(首都圏反原発連合主催)が7日、東京・永田町の首相官邸前や国会周辺であり、約4800人(主催者発表)が「再稼働反対」などと訴えた。
文京区の小川園枝さん(69)は「福島の事故が終わっていないのに、川内原発の再稼働は疑問。危険な原発の再稼働は反対です」と語気を強めた。渋谷区の菅谷明俊さん(40)は「福島原発のような大きな事故があったのに、再稼働は認められない。川内原発近くにある火山もいつ噴火するか分からない」と訴えた。【鳥井真平】
川内原発、福島並みの事故「起きない」 規制委・田中委員長
- 2015/8/8 0:58
- 日本経済新聞 電子版
原子力規制委員会の田中俊一委員長は7日、日本経済新聞のインタビューに応じた。九州電力川内原子力発電所1号機(鹿児島県)の再稼働が迫り原発の安全性が改めて問われるなか、厳格な安全審査を進めてきたことを踏まえ「東京電力福島第1原発のような事故は起きない」と強調した。
国内の原発が動くのは2013年に関西電力の大飯3、4号機(福井県)が停止して以来、約2年ぶり。田中氏は「きちんと動くよう注視していく」と述べた。
東日本大震災に伴う福島原発の事故は旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と並び、世界で最も深刻な「レベル7」と判定された。大規模な炉心溶融(メルトダウン)が起き、放射性物質の大量放出を招いた。
この反省から規制委が13年に策定した新規制基準では最大級の地震・津波のリスクを考慮し、電源を多重に備えるなど「今までとは比べものにならない対策を求めた」。「絶対の安全はない」とする一方で、万が一、事故があった場合でも「福島より相当低いレベルに抑えられる」と語った。
福島原発事故の影響で原発への不信感は根強い。4月には規制委が安全審査で合格を出した関電の高浜3、4号機(福井県)に対し、福井地裁が事故のリスクを否定できないとして再稼働差し止めを命じた。
田中氏は原発の安全性に対する認識の違いは「説明してもおそらく変わらない」と語り、「信頼を回復することは容易ではない。安全に動く実績を示していく」ことが重要だと指摘した。再稼働にあたって事故を起こさないことに対して「責任は規制委にもある」と述べた。
規制委が審査を始めて約2年がたつが、申請のあった15原発25基のうち合格を決めたのは川内原発を含めて3原発5基にとどまる。
川内原発が新基準に基づく審査に最も早く合格した理由については「(九電の対応が)前向きだった」と説明した。
今後の再稼働について7月に合格した四国電力の伊方3号機(愛媛県)以外は「先は見えない」とし、再稼働が次々と続く状況にはないとの見方を示した。電力業界などには審査が厳しすぎるとの不満もあるが「気にしない」として厳格な対応を続ける方針を示した。
9月に発足から3年を迎える規制委の活動について「透明性、独立性は国際的にも評価されている」と語った。さらに体制の充実を図るために審査対応などを担う専門的な人材の育成に力を入れる考えを示した。
川内原発1号機、老朽化対策の計画を原子力規制委が認可
来週にも再稼働が見込まれている九州電力の川内原発1号機について、原子力規制委員会は運転開始30年を超える原発に求められている老朽化対策の計画を認める決定をしました。
運転開始30年を超える原発について法律は電力会社が設備などの劣化状況を評価して、運転期限の40年までの保守管理計画を作ることを義務付けています。
運転開始から32年目を迎えている川内原発1号機について、原子力規制委員会は5日の定例会合で九州電力の保守管理計画を認める決定をしました。ただ、今回の計画には機器を床に据え付けるボルトなど一部の設備ついて耐震性の評価が間に合っていないということです。
九州電力はより耐震性が低い設備で安全性を確認しているとして、残る評価については来年7月までに行うことを計画に盛り込んで認可を受けています。
今回の認可について傍聴席からは反対の声があがり、定例会合は一時騒然となりました。
川内原発1号機について、九州電力は早ければ来週10日に再稼働させる方針です。(TBS 05日21:21)
毎日新聞 2015年08月07日 21時50分(最終更新 08月07日 23時41分)
◇九電 再稼働予定の工程に「現段階では影響ない」
九州電力は7日、再稼働に向けた準備が進む川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)で、3台ある1次冷却水ポンプのうち1台の振動計が異常値を示したため、ポンプを停止したと発表した。点検の結果、ポンプ本体に異常はなく、振動計に不具合があった。1号機は11日の再稼働を目指しているが、再稼働の工程に影響はないとしている。
九電によると、ポンプは原子炉格納容器内にあり、振動計はポンプの軸の振動を測定する機器。7日午前10時22分に振動計の数値が通常より低いことを中央制御室の運転員が確認した。同日午後6時半からポンプを止めて点検し、振動計の一部部品を交換した。ポンプは4日、原子炉を冷やす1次冷却水の温度や圧力を上げるために本格的に動かし始めていた。
九電は7月から1号機で発生するトラブルを軽い順にレベル0〜4の5段階に分け、工程に影響を与える可能性があるレベル2以上を公開すると決めた。今回のトラブルは初の公開で、レベル2に当たる。【浅川大樹、遠山和宏】
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(以下、一部既出)
夜間電力料金など調べていただければ、判りますが、夜9時~朝9時に電気の割安料金が設定されています。電気が余るからです。
火力発電はその性質上、電力が余る夜になっても、回転を急に落とせない一方、朝、電力が必要になる前に回転を上げておく必要があります。
電気料金の設定からすると、夜9時~朝9時は今でも電気が余ってる時間、冬のライトアップなど考慮すると、夕方5時~9時は、原発を動かせば、電気が余る時間になります。(電力会社が電気を捨てる一方、高い料金を取っている場合は除きます。)
∴出力を変えられない原発の電力は、16/24=2/3は余ってしまう計算になります。
∴原発の「受電」費用は「発電」費用を3倍して考えるべきでしょう。
朝日新聞には
原発:火力:太陽光=2:3:5と載っていたようにウロ覚えていますので、電気代としては、原発:火力:太陽光=6:3:5で考えるべきでしょう。
100g100円だけど、1/3しか食べられない危険な食品と100g117円ですべて食べられる安全な食品、どちらが得でしょうか?
http://m.blogos.com/article/127246/
ついに武藤議員の選挙区(滋賀4区)で落選運動まで起きましたよ。自業自得だから仕方ないですけどね。
もうこうなったなら本当に議員辞職して、故郷の北海道で農家にでもなった方がいいと思います。
北海道の農村は、地域によっては過疎化で村ではなくただの農場なりつつある所もあります。農村から少し離れた町に住んで、車でそこに通って農業やる人もいます。寂しいものです。
国に貢献するのが失敗したのなら、今度は地元に貢献すればいいと思いますよ。皮肉じゃありません。武藤さんが北海道に帰ってきても受け入れるべきです。
どこかの週刊誌で、事故一ヶ月後ぐらいに、福島入りしている姿が報道されていたっけ。あれは、任官運動だったのか? 笑 常に冷笑的な態度で、常に予防線を張っている。ずる賢いね。心の冷たさがよくわかる人物。
2) 伊藤 鹿児島県知事
九州一おバカな知事に間違いないだろう。県民の生命と財産を守るのが、第一義的に知事の仕事じゃないのか?避難計画すら不要と言い切る、無責任野郎。漁業と農業が大きな基幹産業なのに、放射能汚染が起きたら経済はもうアウトだ。
県の西、南、東の三方を海に囲まれ、北部は山という地形で、県民はどこに逃げるのか?九州の世界遺産認定会場なんかに行って油売ってるヒマがあるなら、ちったあそのドタマ使って考えろや!
それとも脳みそスポンジ状で、まともに機能してへんのか?頭蓋骨、スコーンと割ってストローでちゅうちゅう吸うたろか、ァ?ーーてなことしたら、アルツだったら、感染っちゃう。
他にも、鹿児島ー上海便の維持のため、税金使って県職員を多数、研修名目で中国旅行に送り出した。
鹿児島県民、なんでこんなの、選ぶの?
鹿児島に旅行に行った印象は、自然も人気も、荒々しいということ。桜島から噴煙が立ち昇り、日常降灰があり、あちこちに西南戦争戦跡が残っていて、「ここで志士が何十人死にました」みたいな看板が立っている。死や暴力に親和性があり、命、人権、自由の制限に抵抗が少ないのではないか?
3) 向原さん
伊藤知事の対立候補だった。川内の抗議活動では、必ず姿を見掛ける。南方新社という出版社を経営していて、地域に根ざした良い本を沢山出している。わたしも2冊、持っています。「自然農・栽培の手引き」と、「鹿児島・ことわざかるた」。どちらもステキな本です。
「基地はいらない」
「集団的自衛権はいらない」
上記のようなスローガン、あるいはスローガンを唱える人は、なぜ二元論に走るのだろうか?
普通ならば要・不要以前に「Aにとってはあった方が有益。Bにとっては影響は些少」というような定量的観点をもって評価をするべきだろうに。
二元論をこねるのは逆に有害と思います。
因みに「原発は安全・危険」ってのも二元論ですね。
定量的に精査した結論をスローガンといているのだと思います。
タマちゃんの暇つぶし 玄海原子力発電所放射能漏れ事故 九電は通常の ...
1tamachan.blog31.fc2.com/blog-entry-825.html
2010年12月15日 ... 今月11日に玄海のプルサーマル炉で、スリーマイルクラスの放射性物質の放出があっ た模様!。事故当初には九州全土に外出禁止令を出すことが検討されたが、トップの 判断で隠蔽と運転継続が決定された。が、ネットで騒がれたので運転を ...
九州~関西の高レベル放射線 玄海原発事故 今後の展開 - 流水成道blog
jyoudou.net/blog/2010/12/post-300.html
2010年12月15日 ... 九州~関西の高レベル放射線 玄海原発事故 今後の展開. 松浦彰夫 ( 2010 ... また 過小評価することはあっても、事故が無くて「事故があった」と発表することは無いので、 ヨウ素の放出はそれなりにあったと推定できます。 黄砂は気象庁で調べ ...
どこかの週刊誌が載せた、震災後、電力関係の二酸化炭素排出量が3割増えたの話とか
期待してたんですが、出ませんねえ