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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

トランプ米大統領が「自衛」と称してイラン司令官を殺害。2020年1月から派兵される自衛隊がいよいよイラン戦争に参戦する。。。

2020年01月04日 | 米史上最低の大統領 ドナルド・トランプ

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 ね?

 自衛権の行使だの、自衛の措置だのがいかにあいまいで、ご都合主義でいい加減かわかりましたよね。

 アメリカ国防総省は2019年1月2日夜、声明を出し、イランの革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したと発表しました。

 

 

 この声明で、アメリカは

「大統領の指示を受けてアメリカ軍は海外に駐留する人員を保護するために断固たる自衛的措置を取り、アメリカがテロ組織に指定しているイランの革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した」

「ソレイマニ司令官は、イラクや周辺地域でアメリカの外交官や軍人を攻撃する計画を進めていた。彼は過去、数か月にわたり、イラクの基地をねらった攻撃を画策し、アメリカ人やイラク人を死傷させた。また、今週起きたバグダッドのアメリカ大使館の襲撃を承認していた」

「今回の攻撃は、この先のイランによる攻撃を防ぐために行われた。アメリカは、国民と国益を守るために世界のどこにおいても必要なあらゆる措置を取る」

と警告していて、さらなる「自衛措置」を取ることも辞さない構えです。

 一方イランでは、最高指導者のハメネイ師をはじめ、ソレイマニ司令官の死を悼み、アメリカを非難する発言が相次いでいます。

 

 この先のイランによる攻撃を防ぐために攻撃したといっていますが、こんな殺戮をすれば、かえってイランがアメリカに攻撃をするのは自明の理でしょう。

 ここ数年間のトランプ大統領のイランに対する態度は異常で、せっかくオバマ大統領が進めていたイランとの融和を壊したくてしょうがないように見えます。

 

 

 そして、ウクライナ問題で弾劾裁判にかけられようとしているこの時期に、トランプ大統領は目くらましのために強い大統領を演じて、国民をごまかそうとしているのも明らかです。

 トランプ大統領の私利私欲のために殺されるイラン人、危険にさらされるアメリカと国際社会はたまったものではありません。

 

 どんな戦争だって、侵略しまーすってあからさまに言って始めることなんてめったにないわけで、日本が中国に侵略戦争を仕掛けた時だってでっちあげで「自衛」に見せかけましたし、真珠湾攻撃でさえ、先進国にABCD包囲網で追い詰められていたからやむを得ない自衛権の行使だった、っていまだに言う極右の人たちがいますからね。

 その前に、中国にも南方にも日本軍が侵略したからこそ、日本が列強に包囲された経緯を全く捨象してしまっているわけです。

関連画像

 

 

 トランプ大統領以前のトンデモ大統領であるブッシュ大統領も、9・11テロで世界貿易センタービルに突っ込んできたのはアフガニスタン・パキスタンに展開していたタリバンなのに、なぜか中東のイラクに戦争を仕掛けるのも自衛の措置だって言っていましたから、わけがわかりません。

 しかも、戦争の口実にした、イラクが保有しているという触れ込みだった大量破壊兵器はなかったわけです。

 

 そう、そのイラク戦争の時も、当時の小泉純一郎首相はアメリカの「自衛戦争」を支持して参戦。のちに日本の裁判所でもイラク派兵訴訟で違憲判決が出ています。

 そして、大量破壊兵器がなかったことが分かったことに関して、小泉氏も、そればかりか安倍首相も国会で

「大量破壊兵器がなかったことを証明できなかったイラクが悪い」

と開き直っているのです。

 

 

 なになにがない、っていう証明は悪魔の証明と言いまして、本当は不可能に近いんですよ。

ったく、都合のいい使い分け!

 

 

 

 ないものをあるといって言いがかりをつけてくるアメリカや日本は、お金がない被害者にぴょんぴょん跳ねて小銭がないか証明してみろと言ってくる反社会的勢力の皆さまみたいなものですから、言われた方はどうしようもないんです。

 今回のトランプ大統領はイランに核開発疑惑を言いつのっているわけですが、これ、ブッシュ大統領の時の大量破壊兵器とまったく同じ構図だって、なんでみんな気づかないのでしょうか。

「へっへっへ。大統領、今度はイランに行きますか?ご案内いたします。」

 

 

 そして、折しも今月から、日本の自衛隊が続々とアラビア半島海域に出撃させられます。

 今回はさすがの安保法制でも派兵できなくて、防衛大臣の命令だけで「調査・研究」活動目的で自衛隊が出動してしまっています。

 この自衛隊が集めた情報を安倍政権がアメリカ有志連合に流すことは日米両政府から公言されているわけで、イランが自衛隊を攻撃してくる可能性は十分あり、そうなると、「専守防衛」と言っていたって日本は「自衛」のためにイラン戦争に突入します。

 自衛隊が攻撃される前でも、アメリカ軍がイランから攻撃されて、日本の「自衛」が危ない「存立危機事態」となれば、自衛隊は集団的自衛権の行使ということで、アメリカ軍を守るためにイランとの戦争に突入します。

こんな近くに軍隊を派兵しておいて、関係ない、攻撃しないでなんていう言い訳が通用するわけがない。

中東地域・アラビア半島海域に、国会の承認もなく防衛省設置法を根拠に自衛隊を「派兵」する3つのリスク。

日本の自衛隊がアメリカ有志連合・トランプイニシアティブに入るのを阻止したもの。それが憲法9条。

 

 

 そしたら、イランが日本列島本土に攻撃してきたって文句言えないんですよ?!

 日本に暮らす皆さん、その覚悟はあって正月休みを楽しんでおられるんですか?

 

 

昨年末、桜を見る会問題で追い詰められた安倍首相が、キングカズやイチローに国民栄誉賞を授与して人気回復を図ろうとして断られたのを見て笑っていたのですが、さすが親分のトランプ大統領は戦争を仕掛けて国民を黙らせようっていうんですから、スケールがでかいです。

自分のコンプレックスや私利私欲から政治をしている安倍首相(おじいちゃんが~・第一次政権では~)やトランプ大統領(オバマ憎し・大統領再選・髪の毛は地毛~)が、他国民を殺し、自国民と世界の人を危険にさらすことほど、罪深いことがほかにあるでしょうか。

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イラン 司令官殺害で報復措置へ 事態悪化避けられない情勢

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イランの精鋭部隊、革命防衛隊の司令官がアメリカによる攻撃で殺害されたことを受けて、イランではアメリカを非難する声が強まっています。イランは今後報復措置に踏み切る構えで、事態の悪化は避けられない情勢です。

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アメリカは3日までに、トランプ大統領の指示に基づきイラクの首都バグダッドで革命防衛隊のソレイマニ司令官を標的にした攻撃を実施し、殺害しました。

ソレイマニ氏は中東地域における外交や軍事作戦を担う実力者で、国民から「英雄」とも呼ばれるほど人気が高く、3日、ソレイマニ氏を追悼する集会がイラン各地で行われました。

このうちテヘラン中心部では数百人が集まり、大勢の人がソレイマニ氏の顔写真をかかげ、「アメリカに死を」と叫んでアメリカによる殺害を非難していました。
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ソレイマニ氏の殺害を受けてイランの最高指導者ハメネイ師は「血で汚れた犯罪者には厳しい報復が待ち受けている」と述べ、報復措置に踏み切る構えを見せています。

また国の最重要政策を決めている最高安全保障委員会が召集され、この中で具体的な対応策について検討を行い「アメリカの攻撃は最大の戦略的誤りだ。この犯罪行為のすべての責任を負うことになるだろう」とする声明を発表しました。

イランが報復を警告する中、アメリカは攻撃が行われたイラクに暮らすアメリカ国民に対し、直ちに国外に退避するよう求めていて、アメリカとイランの間で衝突が起きる懸念が強まっています。
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反米集会のイラン人たちは…

反米集会に参加していた26歳の服飾デザイナーの女性は「ソレイマニ氏の死亡が信じられません。間違いであってほしいとずっと思っていました。本当に悲しく、ことばもありません。イランはあらゆる可能性や方法で、報復しなければなりません」と涙ながらに話していました。

また40歳のエンジニアの男性は「ソレイマニ氏の殉職は私たちにとって大きな悲しみです。彼の死が抑圧された人たちを助け、アメリカとの戦いを後押しすることを望みます」と話していました。
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米 各国への説明に躍起

今回の攻撃について、アメリカのポンペイオ国務長官は3日、イギリスのラーブ外相やフランスのルドリアン外相、それに中国で外交を統括する楊潔※チ政治局委員など、各国の高官と相次いで電話で会談しました。

このうちラーブ外相との会談でポンペイオ長官は「トランプ大統領が攻撃を決めたのは防衛的な措置であり、アメリカ国民の生命への差し迫った脅威に対応するためだった」としたうえで、事態をエスカレートさせないよう努めると強調しました。

ポンペイオ長官はこれに前後してCNNなどアメリカのテレビに相次いで出演し、必要な攻撃だったと強調しており、攻撃への理解を求めるねらいがあるものとみられます。

※「チ」は、竹かんむりに褫のつくり。
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ソレイマニ司令官とは

殺害されたソレイマニ司令官はイランの最高指導者ハメネイ師直轄の「革命防衛隊」の精鋭部隊を率い、国民から「英雄」と呼ばれるほど人気の高い実力者として知られていました。

ソレイマニ司令官の精鋭部隊は「コッズ部隊」の名で呼ばれ、中東でイランの影響力を拡大させる工作活動を指揮するなど外国での特殊任務を担っていて、司令官自身、イラン国内で絶大な影響力を持つと評価されています。

ハメネイ師からの信頼が厚く、大統領選挙への出馬を取り沙汰されたこともあります。

ソレイマニ司令官の殺害を受けて、ハメネイ師に加えて政界の有力者も相次いで声明を出し、このうちラリジャニ議長はソレイマニ司令官を「国民的な英雄だ」としたうえで、「イラン国民は彼の死を黙って見過ごさない」と怒りをあらわにしました。

またイラン政府に近いことで知られるテヘラン大学のマランディ教授は国営テレビの電話インタビューで「ソレイマニ司令官はイラン国民から広く尊敬を集め、極めて人気がある人物だ。ソレイマニ氏への攻撃はアメリカの大きな計算違いだ。イラクにいるアメリカ人は直ちに国を離れたほうがよい」と述べて、イラクにいるアメリカの外交官や軍人らを標的にした報復攻撃が考えられるとして、強く警告しました。

イランの国営テレビは司令官の殺害を受けて、テレビ画面の左上に黒い帯を表示し、国をあげた追悼の意を表しました。
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航空各社 イラク便見合わせも

アメリカとイランの対立で中東情勢が緊迫化する中、バーレーンの航空会社「ガルフ・エア」は3日からイラクの首都バグダッド、それに南部ナジャフを発着する便の運航を状況が改善するまで見合わせると発表しました。

またヨルダンの航空会社「ロイヤル・ヨルダン航空」もイラクの状況を踏まえて3日からバグダッドを発着する便の運航を見合わせると発表しました。
 
 
 
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司令官殺害 専門家や海外はどう見たか

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アメリカ国防総省はトランプ大統領の指示で、イランの精鋭部隊、革命防衛隊の司令官への攻撃を実施し、殺害したことを明らかにしました。イランの最高指導者は報復措置を取る考えを示しており、アメリカとイランの衝突につながることへの懸念が高まっています。

イラン情勢に詳しい慶應義塾大学の田中浩一郎教授は「中東にある爆弾の導火線にアメリカが火をつけた格好になった」と分析し、両国の対立は軍事的な衝突の危険がある新たな段階に入ったという見方を示しました。

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専門家「中東にある爆弾の導火線に米が火をつけた」

田中教授は殺害されたソレイマニ司令官について「イラン国内では自分たちの国を過激派組織IS=イスラミックステートやアルカイダなどテロ組織から守ってきた英雄として扱われている。イラン国民から見ると自分たちを守ってきた人をアメリカが殺したことになる」と指摘しました。

そのうえで「アメリカを標的とした反撃に出る可能性は非常に高い。イラン国内でアメリカへの主戦論の声が強くなる」と述べ、イランが軍事的な対抗措置に乗り出す可能性が高いという見方を示しました。

またアメリカが最高指導者ハメネイ師、そして国民からの信頼も厚い実力者の殺害に踏み切ったことについて「このレベルのイランの軍人を直接、殺害するのは初めてだ」として極めて異例な事態だと分析しました。

そのうえで「力で物事を理解させようというトランプ政権の対応そのものがあらわれた。中東にある爆弾の導火線にアメリカが火をつけた格好になった」と述べ、両国の対立は軍事的な衝突の危険がある新たな段階に入ったという見方を示しました。

田中教授は「2020年早々に新たな中東の不安定が拡大していくことになった」として、今回のアメリカによるイランの司令官殺害を機に、今後、中東情勢のさらなる不安定化は避けられないという見通しを示しました。
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中国外務省 特にアメリカに自制呼びかける

中国外務省の耿爽報道官は3日の記者会見で、イランの精鋭部隊、革命防衛隊の司令官が攻撃を受けて死亡したことについて質問されたのに対し「中国は国際関係のうえで武力を使用することには一貫して反対してきている。関係各国、特にアメリカには、冷静さを保ち、緊張をこれ以上エスカレートさせないよう促す」と述べ、さらなる衝突につながらないよう、特にアメリカに対して自制を呼びかけました。
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ロシア外務省「地域全体の緊張を増大させる」

イランの精鋭部隊、革命防衛隊の司令官がアメリカの攻撃を受けて殺害されたことについて、イランと良好な関係にあるロシアの外務省は、地元の通信社にコメントを発表し「地域全体の緊張を増大させる可能性のある無謀な行為だ」と述べて、アメリカの対応を批判しました。

そのうえで「ソレイマニ司令官はイランの国益を守るために忠実に尽くしてきた。イランの人々に心からお悔やみを申し上げる」としています。
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米とイラン 最近の情勢

アメリカとイランの対立は、この1週間で一気に緊迫の度合いを高めました。

きっかけとなったのが先月27日のイラクでのアメリカ軍の兵士らに対する攻撃でした。
国防総省によりますとアメリカ軍も展開するイラク北部の基地が30発以上のロケット弾で攻撃され、アメリカ国籍の民間人1人が死亡し、アメリカ軍の兵士4人がけがをしました。

アメリカ軍は2日後の29日に報復措置に乗り出します。
標的としたのが今回、殺害したソレイマニ司令官率いる精鋭部隊「コッズ部隊」と強いつながりを持つとするイスラム教シーア派の武装組織「カタイブ・ヒズボラ」でした。

アメリカ軍はこの武装組織がイランからアメリカ軍主導の有志連合に対する攻撃への支援を受けていたとして、イラクやシリア国内の武器庫や指揮所など5つの拠点を空爆しました。

この攻撃に今度はこの武装組織を支持する民兵らが反発し、2日後の先月31日からイラクの首都バグダッドにあるアメリカ大使館の前で激しい抗議デモを仕掛けます。このデモで大使館の窓ガラスが割られ、一時、襲撃も懸念される騒然とした事態に発展し、トランプ大統領は31日、ツイッターに「われわれの施設で死者が出たら、イランが全面的に責任を負う。イランは非常に『大きな代償』を支払うだろう。これは警告ではなく脅しだ」と投稿し、イランを強くけん制しました。

さらにエスパー国防長官は31日、「バグダッドなどでアメリカ人や施設に対する脅威のレベルが上がっている」として、750人規模の部隊を直ちに中東地域に派遣すると発表しました。

トランプ大統領は記者団に対し、「今回はベンガジのようなことにはならない」と述べて、2012年に多くの犠牲者を出したリビアのベンガジにあるアメリカ領事館の襲撃事件に言及し、当時、厳しく批判されたオバマ政権の対応との違いを強調しました。

アメリカ大使館前でのデモは今月1日、民兵グループの指導層がデモ隊に引き揚げるよう呼びかけたことで収束しましたが、エスパー国防長官は翌2日、記者団に対し「イランやイランが支援する勢力が追加攻撃を計画している可能性を示すいくつかの兆候がある」との見方を明らかにしました。

そのうえで「もし攻撃の通告や何らかの兆候があれば、アメリカ軍や国民の命を守るため先制攻撃をする」と述べて、アメリカ軍の防衛のための先制攻撃も辞さない方針を示していました。
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4 コメント

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[君子危うきに近寄らず] (バードストライク)
2020-01-04 10:48:18
安倍「昨晩、トランプ大統領と電話会談の結果、完全に方向性が一致しました(ドヤァ)」
って、言わんのか?!

ゴーンの逃亡についても、アメリカのアタックについても 一言も発せず、暢気に映画を観て「楽しかった」とほざくこのアホ、もう今年こそ追放だ!
(記者団も突っ込めよ。喜び組じゃあるまいし、何のために記者やってるんだか)


> アメリカの、イランに対する異様な執着

本当に、それは感じます。
そもそも核合意から勝手に脱退したのはアメリカだそうではないですか。
今、宮田律「黒い同盟ー米国、サウジアラビア、イスラエル」を読んでいるのですが(ようやく3分の1まで来たけど、切れ切れに読んでいるから頭に入っていない (;o;))、アメリカが中東〜アフガン・パキスタン地域で行なってきた工作が、いかにこのエリアを破壊し、不安定化させ、テロがはびこる原因を作ってきたか、改めて認識しました。

同じイスラム教ながら宗派が対立(イランから見れば 石油金満国は宗教的に堕落)、さらに民族間の対立もあれば、体制の違い(王政のサウジや首長国連邦は 革命が起きたイランに多大な警戒心を抱いている)、イスラエルの存在、石油利権を背景にしたアメリカ&イスラエル vs イラン&ロシア の代理戦争(サウジ vs イエメン もそうだ)の側面など、複雑です。
でも戦火に巻き込まれて苦しむのは結局、名もなき庶民。

つい先日、イランのロウハニ師が来日し、
自衛隊派遣について「理解を示した」という報道が流れたのですが、私はそこが理解できません。
だって「現地で情報収集を行なう」=アメリカの諜報活動の一端を担う ことですから。

その前には、アメリカの経済制裁に乗っかり、イランからの原油輸入(日本の原油全輸入量の5%にあたる)をストップしました。
各国と友好な関係を築き、原油輸入先を分散化してきた先人の努力を無にする愚行です。

日本はすでにイランに対し、充分敵対的だと思います。
イランは現在 米、イスラエルその他の国々との関係が悪いので、おおごとにしないだけでしょう。
アメポチ晋三のせいで世界から静かに恨みを買いつつある日本・・・怖い。
返信する
Unknown (怒りの日)
2020-01-04 15:55:35
アメリカという国が定期的に戦争を必要とする国であることは有名ですが、日本にも戦争を必要とする組織はあるでしょう。戦争と言うより、「戦死者」を必要とする組織ですかね。靖国神社です。一昨年、靖国神社の財政が悪化の一途にあるという報道がありました。戦死者の遺族が次々に寿命を迎えるに従い、靖国神社にお金が落ちなくなっているとのこと。靖国神社という組織は常に「英霊の補充」を必要としており、近年は相当逼迫しているということでしょう。靖国神社が自民党に何か陳情するとすれば、「とにかく、1日も早く『英霊』を作り出してくれ!」ということになるでしょう。
これに自民党が乗っかります。戦死者が一人でも出ればこっちのもの。戦争を批判する声を全て「英霊を侮辱するのか!」と威圧し黙らせにかかるでしょう。
そして、残念ながらそれは国民の支持を得てしまうでしょうね。「戦争に反対する者は全て非国民だ!」とかね。
何故自民党は何十年も戦争に前向きなのか、それは望んでいる国民が一定数以上いるからです。
返信する
Unknown (ラベンダ)
2020-01-04 17:08:45
トランプの人格はどうあれ、あのような露骨な(レイシズムも辞さない)過激派が大統領になれば政治に性悪説が働き、アメリカ国民は却って人権主義に目覚め、戦争や軍事活動を避けようとする運動が活発になり、戦争が回避されるようになる、という一筋の期待はつい最近まで私も持っていましたが、結局、私の目が曇っていたようです(グラントリノ観すぎた)。
元々昨年の、バグダディ容疑者殺害から雲行きが怪しくなり、決定的にしてくれたのが今回のイラン司令官殺害でした。クリント・イーストウッド、何か意見してくれないかな。既にサンダース(私の本命)やマイケルムーアもこの件について批判を始めているし、ましてやあれだけ対テロ戦争を批判してたのだから、たとえトランプ支持者でも抗議の声をあげるべきだと思う。というより、サンダースよりヒラリーを支持した人、オバマを最後まで熱狂的に支持した上に反トランプだった人は今回の軍事行動、さすがに批判するよね? これで批判できなければトランプと同じ穴のムジナだよ、本当に。

以前、インドネシア観光に行ったときフレンドリーなガイドさんから「(前略)トランプさんがインドネシアに来れば安倍さんも必ずインドネシアに来ますよ」と笑っていたのを思い出しましたが、恐らく皮肉で言ってたのでしょうね。すっかり日本はアメリカの腰巾着と認識されている。これで日本が戦争の共犯者と認識されるようになれば、それこそ中村さんや後藤さん等への日本政府によるセカンドレイプならぬサードレイプですよ(呆)
返信する
Unknown (raymiyatake)
2020-01-04 17:39:05
クリントイーストウッドは、ハリウッドでトランプ大統領の支持を公言している、数少ないスターのうちの一人です。

だから嫌い笑笑

映画ファンとして一言言わずにはいられませんでした!
返信する

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