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福島原発の事故について、最初はレベル3だの4だのと誤魔化していたけど、最後はチェルノブイリと同じレベル7だと言わなければならなくなって、かえって大恥もかいたし、信用も失った日本の危機管理。
今度は6月下旬の国際原子力機関(IAEA)の閣僚級会議への報告書で、また、笑われるようなことを言おうとしているようです。
対策本部設置、避難指示など事故直後の緊急対応は妥当だったと評価。「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」の試算結果についても、公表が遅れて批判を浴びたことには触れず「順次公表が行われている」などと書くつもりだそうです。
日本政府、経済産業省、原子力保安・安全院、原子力安全委員会、東京電力、ことごとく国内はもちろん、国際的にも信用を落としているのですから、ここでまた誤魔化そうとしたら評判を下げるだけだとわからないんでしょうか。
下の日本テレビの報道にあるように現地調査もされるのですから、無駄な抵抗はやめて、潔く、ミスはミス、無能は無能と認めて、サムライらしくハラキリしてください。
原発事故、緊急対応は「妥当」 政府の報告書骨子案
2011年5月15日 共同通信
原発の安全対策を協議するため、6月下旬にウィーンで開かれる国際原子力機関(IAEA)の閣僚級会合に向け、日本政府が作成した福島第1、第2原発事故に関する報告書の骨子案が15日、明らかになった。
事故の長期化を想定できず「対応に不備が指摘されている」とする一方で、対策本部設置、避難指示など事故直後の緊急対応は妥当だったと評価。「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」の試算結果についても、公表が遅れて批判を浴びたことには触れず「順次公表が行われている」とするなど、政府や東京電力の取り組みを前向きに紹介する記述が目立つ。
IAEA、原発事故評価の専門家を派遣へ
2011年5月15日 日本テレビ
国際原子力機関(IAEA)が福島第一原子力発電所の事故を初めて評価するために、24日から専門家チームを派遣することがわかった。
派遣されるのは原子炉や放射能汚染などの国際的な専門家集団で、24日から約1週間滞在する。福島第一原発の事故原因や対処状況に加え、土壌や食物など環境への影響についても分析を行う。また、福島第二原発なども視察する見通し。
IAEAではこうした調査を踏まえ、来月末に開かれる閣僚級会合で日本のこれまでの原発事故対応について評価を公表する方針。
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