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インターネット上ではかなり叩かれているが、野田聖子氏の行為は批判されるべきなのか。
映画専門ブログと思われないためにも、今日は真面目に論じます。
・子どもが成人したときには自分は70歳だが大丈夫なのか?
→本人が自分の責任で選んだこと。余計なお世話。
・お金のある人しかできないこと
→自分で真っ当に稼いだ金をどう使おうが他人を傷つけない限り自由なはず。
やっかみや妬みのたぐいではないか。
・国会議員なのに国内で法的に認められていない他人卵子使用の体外受精をするのはおかしい。
→国内で認められていないから米国でやったわけで、国内でやったら違法?だが米国でやればなんら法的に問題ない。
屁理屈でしかない。
日本には代理出産など生殖補助医療に関する法律がなく、今回の野田氏のケースは「合法とも違法ともいえない」(厚生労働省)という。
・自分の血を受け継いでいない子を産むくらいなら養子縁組すれば良かった。
→それこそ本人の自由。
自分の身体の負担をおしても自分で生みたかったのだからそれでいいはず。
・生命倫理に反する
→難しい問題だが今回の出産だけが特別に生命倫理に反するとは思えない。
生命倫理の問題はなかなか誰もちゃんと説明できない。
他人の決定や行動に違和感を覚えることがあっても、できるだけ寛容に受け止められないものか。
ネット上の多くのコメントを見ていると、普段は中国・北朝鮮の全体手技を批判しながら、日本も個人の自由意志・自己決定を尊重しない全体主義に向かっているのではないか、こんな生きづらい国だから少子化が加速するのではないかと思わざるを得なかった。
野田元郵政相が男児出産 体外受精で妊娠
不妊治療を受けていた元郵政相の野田聖子衆院議員(50)=自民、比例東海ブロック=の岐阜市の事務所は6日、野田さんが同日午前、東京都内の病院で男児を出産したと発表した事務所によると、野田さんは昨年12月、早産の恐れがあるとして入院。帝王切開による出産で、予定日より約1カ月早いが、母子ともに健康という。 野田さんは6日、報道機関に宛てた文書で「昨年5月に妊娠し、本日午前9時31分、男児を出産いたしました。しばらくの間、産後休暇を取らせていただきます」としている。ブログでも出産を報告する予定という。 野田さんは政治活動をしながら不妊治療を継続。昨年、米国で第三者の卵子提供を受け、事実婚の関係にある男性の精子との受精卵を移植し、妊娠したことを明らかにしていた。
体外受精(2009年1月15日)体の外で卵子と精子を受精させ、女性の子宮に移植して妊娠、出産を目指す不妊治療法。女性の卵管がふさがっていたり、男性の精子の動きが悪かったりするための不妊が主な対象。日本産科婦人科学会によると国内で2006年に実施された体外受精の結果、約1万9600人が誕生。新生児60人に1人以上の割合になる。国内の体外受精児の累計は、1983年誕生の第1例以来約17万4500人。
不妊治療(2009年8月29日)子どもができにくい男女に医学的な処置を行い妊娠、出産を助ける治療。排卵を促す薬物療法のほか、卵子と精子を培養器で受精させ子宮に戻す「体外受精」、精子を直接子宮に注入する「人工授精」などがある。加齢とともに妊娠しにくくなるため、晩婚化も患者増加の一因とされる。医療機関の調査では国内には体外受精の実施施設が600弱あり、治療による出生児数は年間約2万人。統計が残る1983年から2006年までの累計で、約17万4500人が誕生しているという。
それにしても、日本の男性議員は少子化を女性の問題と捉えているのでしょうか。そのうち「子どもを生まない女性」に課税するとでも言いそうで怖いです。日本でも代理出産などの法律を整備して欲しいし、産婦人科医も政策的に増やして欲しいです。
なるみさん、いらっしゃいませ、ありがとうございました。
どんな「先進」資本主義国でも高齢少子化は必然みたいですから、それを受け入れそれを前提nに国作りをするしかないんじゃないでしょうか。
少子化対策とは全く別に、子どもを産みたくなる社会、育てやすい社会にしていくべきですね。
私が言いたかったのは、産まない、産めない、
どうしても産む、いずれも結構じゃないかと。
自己と違う他者を受け入れる寛容さがこれから延々と続く苦しい自体には必要なんだと言うことです。
って、5年ぐらい前に京大医学部の星野教授が言われていました。
確かにと思った記憶があります。