
ロイター通信は、南部のハンユニスに避難した住民の状況などを2023年10月14日、撮影した様子を伝えました。
このうち病院には空爆で両親を含め親族14人を失った4歳の女の子が搬送されていました。女の子は足や顔などにけがをしていて、祖母に頭をなでられながらベッドで目を閉じていました。
祖母は「何の警告もなく、イスラエル側は家を爆撃し、生き残ったのはこの孫娘だけです。彼女が回復することを願っています」と話していました。
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WHO(世界保健機関)は2023年10月15日、ガザ地区の北部にある4つの病院がイスラエル軍の攻撃で損傷したり標的にされたりして稼働できなくなったと発表しました。
また、イスラエル軍からガザ地区内の21の病院に対して退避するよう通告があったということです。
WHOは
「医療従事者や医療機関、患者を守るためあらゆる予防策を取らなければならない」
「ガザ地区北部で稼働している二つの病院が760床の収容能力をはるかに超え、数千人の患者に対応している。(避難者が向かう)南部の病院もすでにいっぱいだ」
「命を危険にさらすことなしに患者を移動させることは不可能だ。重傷患者や生命維持装置に頼る患者もいる」
「病院からの退避を強制することは集中治療や救命手術が必要な人たちにとって死刑宣告となり、国際人道法に違反する可能性がある」
と批判しています。
イスラエル軍に空爆されたガザ地域の病院。
ガザシティにあるシファ病院の遺体安置所で扱える遺体は一度に30体に限られるため、作業員は、ウォークインクーラーの外に遺体を3体ずつ積み上げ、さらに数十体を駐車場に並べざるを得なくなった。「イスラエルの攻撃激化、ガザ最大の病院の遺体安置所を圧迫」ARABNEWSより
イスラエルの攻撃で負傷し、病院に運ばれた子どもたち=11日、パレスチナ自治区ガザ(AP=共同)
ハマスによるイスラエル市民に対する無差別攻撃は絶対に許されない。しかし、イスラエルによる「報復」名目の攻撃がパレスチナ市民に対する無差別殺戮になることも絶対に許されない。
ノーベル平和賞受賞団体の国際医療組織「国境なき医師団」(MSF)は10月13日、
パレスチナ・ガザ地区:市民に対する無差別暴力と「集団的懲罰」の即時中止を
という声明を発表し
『ハマスによる市民の残虐な大量殺戮と、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への大規模攻撃に慄然し、これを非難する。
MSFは、紛争当事者による無差別攻撃の即時停止、および民間人に安全な空間と移動通路を確保するよう緊急に求める。』
「イスラエルの要求は常軌を逸している。医療と人道に対する攻撃だ。可能な限り強い言葉で非難する」
との声明を出しました。
もちろん、民間施設や民間人への攻撃が国際人道法違反であることは当然ですが、特にそれが病院に対する攻撃となればこれはもう戦争犯罪です。
医療物資の準備を行うMSFのスタッフ=2023年10月8日 © MSF
空爆被害を受けた建物とガザの人びと=2023年10月9日 © MSF
国境なき医師団も強く非難しているように、ハマスが10月7日からロケット攻撃とイスラエル領内に乗り込んで赤ちゃんや子どもまでイスラエル市民を大量に虐殺し、100人以上の子どもや市民や外国人まで拉致してガザ地域に連れ去った行為は、どれだけ非難しても非難しつくすことができないくらいの許されない犯罪です。
また、ハマスが今でもロケット攻撃をイスラエルの市街地にしている以上、その攻撃拠点をイスラエル軍が攻撃することだけは自衛権の範囲内でしょう。
子どもを殺し外国人を殺し拉致したハマスは全世界を敵に回した。パレスチナ人とハマス、イスラエル人とイスラエル政府は全く別のものであるということをわきまえて、報復の連鎖を断ち切ろう。
しかし、イスラエル軍がガザの市民が暮らす市街地を攻撃し、人々が避難している学校や病院を攻撃し、電気や燃料や食料や水を一切途絶えさせていることは自衛権行使の範囲をはるかに超え、国際法違反であり、もはや戦争犯罪です。
ハマスの犯罪に対する報復名目でイスラエル政府が戦争犯罪を犯す権利などどこにもありません。
イスラエルのネタニヤフ首相は、今回の攻撃を受けて発足させた緊急政府の初めての閣僚会議で
「怪物を根絶やしにする準備はできている」
と述べ、ガザ地区への大規模な地上侵攻を今にも開始しようとしていますが、「怪物」になっているのはイスラエル軍も同様です。
国連が、世界が、今こそイスラエルの何十年にもわたる蛮行のさらに極限の犯罪を止めなければ。
日本の人道支援関係者 「ガザは今地獄です。逃げる場所もないのに逃げろと言われて、逃げろと言われても空爆は止まらなくて。一般市民はどこにも行く場所がありません。イスラエルは攻撃対象にならないはずの救急車や病院すら攻撃しようとしています。私たちもどこに行くか分からないし、安全な場所なんてどこにもないです」
ハマスがイスラエル市民900人を殺害した上に100人を人質に。報復としてイスラエルがガザ地域の電力、食料、燃料の全てを封鎖して猛攻撃。このままではイスラエル人の何倍ものパレスチナ人が殺される。
爆撃により破壊されたガザ=2023年10月9日 © Mohammed ABED
ガザの人びと=2023年10月9日 © Mohammed ABED
国連が運営する学校に避難する市民=パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスで14日、ロイター
イスラエル軍によるガザ空爆で、国連学校の子ども30人と人道支援活動をしていた国連職員12人が死亡。ガザ地域での死者1500人中500人が子ども達。世界がイスラエル軍の無差別殺戮を止めるべき時だ。
ぼくの村は壁で囲まれた―パレスチナに生きる子どもたち
参考記事 kojitakenの日記さんより
『ウクライナを批判する「左翼」とは要するに権威主義者だろう。
親露派に「右」も「左」もない。』
「反戦」のはずがロシア擁護? “嫌韓”に似るウクライナ批判の左翼(加藤直樹; 毎日新聞のインタビュー)
今こそ国連も世界各国も日本政府も具体的な行動をとるべき時です。
リベラル左派のみならず、日本の世界の良識ある市民が、イスラエル軍の戦争犯罪を強く非難しています。
しかし、ハマスの蛮行もロシア軍の戦争犯罪も批判しない人に、イスラエル政府を非難する資格はありません。
人命や人道よりも反米が主張の基軸になっている自称リベラルが、イスラエル軍のガザ攻撃は自衛の範囲を超えていると言いながら、同時にロシア軍のウクライナ侵略については、「NATOの東方拡大が原因だ」と擁護しているのは片腹痛いです。
ハマスは子どもたち数百人を含む千数百人のイスラエル市民と外国人を殺して、拉致までしているのです。国際条約で決めたどころか文書さえ作ったわけでもないNATOの東方不拡大「約束違反」とは比べ物にならない違法で非人道的な行為です。
それに対するイスラエル軍のガザ地域への攻撃がイスラエルの自衛権の範囲を超えているのがわかるなら、NATOの東方拡大を口実にしてロシア軍がウクライナに侵略し、市街地に無差別攻撃をして、占領地では市民を拷問・処刑・強姦・大量殺戮し、子どもたちを大量に連れ去り、原発を攻撃し、核兵器で脅すことなど許されないに決まっていることも、わかるはずではないですか。
今イスラエルがガザ地域を完全包囲して電気・燃料・食料・水を全てを断つ、それとまったく同じことを、ロシアはウクライナの都市を落とすたびにウクライナ市民にしてきました。
反米拗らせ論者がロシア政府よりもウクライナ政府を責め続けている姿は、今イスラエル政府よりもパレスチナ人を責めている右翼の人々とうり二つです。
彼らはせっかくのパレスチナ人を守れという主張がダブスタ過ぎて全く説得力がないことを自覚して、リベラリストを自称するなら、反米よりも人命尊重、人道とヒューマニズムを主張の軸に据えるべきでしょう。
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イスラエルのネタニヤフ首相は、今回の攻撃を受けて発足させた緊急政府の初めての閣僚会議で「怪物を根絶やしにする準備はできている」と述べ、ガザ地区への大規模な地上侵攻を強く示唆しました。一方、パレスチナのガザ地区では、医療機関が大きな被害を受けるなど人道危機が深刻化していて、民間人の犠牲者が増え続ける中、さらなる被害の拡大が懸念されます。
※16日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
WHO “ガザ地区北部の4病院 稼働できず”
また、イスラエル軍からガザ地区内の21の病院に対して退避するよう通告があったということです。
WHOは「医療従事者や医療機関、患者を守るためあらゆる予防策を取らなければならない」と強調するとともに「病院からの退避を強制することは集中治療や救命手術が必要な人たちにとって死刑宣告となり、国際人道法に違反する可能性がある」と批判しています。
国境なき医師団プレスリリース
パレスチナ・ガザ地区:市民に対する無差別暴力と「集団的懲罰」の即時中止を
2023年10月13日
国境なき医師団(MSF)は、ハマスによる市民の残虐な大量殺戮と、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への大規模攻撃に慄然し、これを非難する。MSFは、紛争当事者による無差別攻撃の即時停止、および民間人に安全な空間と移動通路を確保するよう緊急に求める。また、民間人の食料、水など、必要不可欠な物資や医療施設への安全なアクセス、および医薬品、医療機器、食料、燃料、水などの人道物資のガザ地区への搬入を許可するよう求める。そのためには、エジプトとのラファ国境を開放し、同地点への爆撃を中止する必要があると訴える。
市民220万人に対する「集団的懲罰」
ガザ地区ではこれまで続いていた慢性的な人道的危機が今回の無差別爆撃によって大惨事と化している。地区内には、現在220万人もの人びとが閉じ込められ、MSFもスタッフ300人以上を地区内に擁し、中には家や家族を失った者もいる。移動も著しく困難になっている。
「戦闘機は通りを一区画ずつ破壊しています。隠れる場所も気を休める暇もありません。毎晩爆撃されている場所もあります。ガザでは2014年と2021年にも何千人もの死者が出ました。MSFの医療スタッフは毎日、家に戻ってくることができるか、家族に再会できるか、不安を抱きながら仕事に行きます。しかし、今回はまるで違うと言います。今回の紛争が始まり5日後にはすでに1200人が命を落としました。人びとが生き抜くためにできることや、安全な場所はありません」と、ガザでMSF現地活動責任者を務めるマティアス・ケネスは憤る。
ガザでは何百万人もの市民が、イスラエル軍による「完全封鎖」、無差別爆撃、そして地上戦の脅威という形で、「集団的懲罰」に直面している。封鎖は、食料、水、燃料、電力の供給停止を含む容赦のないもので、命を救うための物資を意図的に断ち切り、戦闘に巻き込まれた患者や医療スタッフにも救命の選択肢を与えないものだ。
いま早急に必要とされているのは、市民の安全な場所の確保と、人道物資と医療スタッフのガザ入りを可能にすることだ。負傷者や病人の医療へのアクセスは確保されなければならないし、病院や救急車は標的にしてはならない。
過去最悪レベルの破壊にひっ迫する医療
「ガザ保健省の病院では、麻酔薬や鎮痛剤が不足しているとスタッフから報告を受けています。MSF側では、2カ月分の緊急備蓄品からガザ北部のアル・アウダ病院に医薬品を移しましたが、3週間分の在庫を3日で使い果たしました」と、MSFガザ医療コーディネーターのダーウィン・ディアスは報告する。
MSFのスタッフは、10月7日以来、移動が極度に制限されている。安全な移動経路の特定は難しく、負傷者の治療に奔走するパレスチナの医療関係者の支援も困難となっている。MSFのチームは、すでに過去最悪レベルの破壊を目の当たりにしている。MSFが支援する2つの病院、アル・アウダとインドネシア病院はいずれも空爆で被害を受け、MSFの診療所も9日の爆発で被害を受けた。
現在、MSFは独自の診療所を運営し、ガザ北部のアル・アウダ病院、インドネシア病院、南部のナセル病院を支援している。10月10日には、火傷と外傷の患者を受け入れるため、ガザ最大のアル・シファ病院の手術室を再開した。MSFはまた、同病院に医薬品を寄付し、今後も現地医療機関への支援を継続する。ヨルダン川西岸地区については、ジェニン、ヘブロン、ナブルスにいるチームが、激化する暴力に伴う医療ニーズを調査している。同地区では入植者による攻撃やイスラエル軍との衝突で、少なくとも27人のパレスチナ人が死亡している。
民間人、民間インフラ、医療施設は常に保護されなければならない。MSFはイスラエル政府に対し、ガザ全域に対する攻撃、市民に対する「集団的懲罰」を中止するよう求める。また、イスラエルとパレスチナの当局および諸勢力に対し、市民の安全な空間の確立、ガザ地区への人道支援、食料、水、燃料、医薬品、医療機器の搬入を緊急に実現するよう求める。

画像提供,EPA
イスラエルはガザ地区との境界付近に多数の装甲車や部隊を配備している(14日撮影)
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルとの軍事衝突で、イスラエル軍は14日、陸海空からのガザ地区への攻撃を計画しているとの声明を発表した。実施時期などの詳細は明らかにしていない。
7日のハマスによるイスラエルへの攻撃では、イスラエル側で約1300人が死亡し、少なくとも150人が人質になった。
一方、ガザ地区へのイスラエルの報復空爆では、これまでに2200人以上が死亡している。
パレスチナの保健省によると、ガザ地区では14日だけでパレスチナ人300人が死亡した。そのほとんどが、女性と子どもだという。このほかに800人が負傷したとしている。
イスラエルによるガザ地区への地上攻撃が近いとされる中、同国のベンヤミン・ネタニヤフ首相は14日、前線の兵士たちに対し、「次の段階が近づいている」と伝えた。
イスラエル軍は、ガザ地区の北部に住む約110万人に南部へ避難するよう勧告。数千人が車や徒歩で移動している。
14日には、住民が通るべきという2つの避難経路を示した。現地時間14日午後4時(日本時間同午後10時)にこの期限が過ぎた。
ガザ地区北部の病院も避難指示を受けた。
世界保健機関(WHO)は、病院にいる患者を強制的に移動させることは「死刑宣告」に等しいと非難している。
こうした中、BBCヴェリファイ(検証チーム)は、ガザ地区北部から南部へ向かう車両が攻撃を受け、乗っていた女性や幼い子供たちが死亡したことを確認した。

民間人が乗った車両がミサイル攻撃を受けた
イスラエル軍、陸海空からのガザ攻撃を計画
イスラエル軍は14日に声明を発表し、地上での作戦を拡大する準備を進めていると明らかにした。
声明によると、イスラエル国防軍(IDF)は数十万人の予備役の力を借りて「広範囲の攻撃を行う準備をしている」。実施の時期は明らかにしていない。
IDFは「空、海、陸」の部隊を含む攻撃を計画しているとしている。
また、「不可欠な戦闘装備は」関連する場所へ「すでに派遣されている」とし、「IDFの大隊と兵士はイスラエル全土に戦略的に配備されている」と付け加えた。
兵士たちは「大規模な地上作戦を非常に重視している」という。
IDFは、ハマスに侵略されたイスラエルの全領土で支配権を取り戻したいま、「重要な岐路」に立っているとしている。
声明によると、ガザ地区への攻撃の準備には「装備品の供給プロセスを合理化し、部隊が効率的に装備できるようにするための物流センターの設置が含まれる」。
エルサレムで取材するBBCのトム・ベイトマン記者によると、イスラエル軍はまだ準備中ではあるものの、きわめて大規模で、長期にわたる可能性のある作戦に備えているという。

画像提供,REUTERS
イスラエル軍の攻撃でがれきと化した建物(14日、ガザ地区)
ネタニヤフ首相、「次の段階が近づいている」
ネタニヤフ首相は14日、ガザ地区との境界付近に展開する兵士たちのもとを訪れた。同首相はこの時の様子を収めた動画や画像をソーシャルメディアで公開した。
「ガザの前線にいる兵士たちと共に。我々は準備万端だ」と、ネタニヤフ氏は書いた。
首相官邸の声明によると、ネタニヤフ氏は、ガザ地区との境界付近の歩兵部隊に「次の段階に向けた準備はできているか? 次の段階が近づいている」と述べた。
WHO、病院への避難命令は「死刑宣告」
WHOは、イスラエルが、2000人以上の患者を治療しているガザ地区北部の22の病院に対し、避難命令を出したことを強く非難した。
WHOは声明で、集中治療室にいる患者や生命維持装置に頼っている患者、保育器の中にいる新生児、そのほか多くの人々の命が危険にさらされていると指摘した。
「2000人以上の患者をガザ南部に強制的に移動させることは(中略)死刑宣告に等しい事態となる可能性がある」と、WHOは述べた。
医療従事者は、重篤な患者を移動させてリスクを冒すのではなく、そのまま留まることを選ぶことを圧倒的に支持していると、WHOは説明。患者の移動という選択は「不可能」だとした。
また、病院周辺では多くの民間人が避難しており、「医療施設が爆撃されると」こうした人々の命も危険にさらされると警告した。
WHOは声明の最後で、「ガザ北部の病院への避難命令を直ちに撤回」し、「医療施設や医療従事者、患者、民間人を保護」するようイスラエルに求めた。
パレスチナの保健省によると、7日から続く軍事衝突で死亡したガザ地区の医療従事者は28人に上る。
また、ガザ地区の2つの病院が使用できなくなり、15の医療センターが被害を受けているという。
BBCはこれらの数字を検証できていない。
ガザ北部を脱出した車列に攻撃
こうした中、ガザ地区北部から逃れてきた民間人の車列が空爆を受けたとする映像が浮上した。BBCヴェリファイはこれを本物だと確認した。
この映像は、幼い子どもを含む複数の民間人の死亡が確認された空爆現場の近くで撮影されたもの。
数台の車両が炎上したり、損傷しているのが映っている。
この場所はガザ市のはずれから南に数キロの地点。
これからもぜひ一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
「前線」からの至近距離に住む一般市民は、人間の盾の役割を持っているとしか。
ついでに、パレスチナ人の居住区に比べ、高級住宅地に見えます。
何にせよ、こどもが犠牲になるのが一番悲しいことです。
余談ですが、以前、沖縄では、赤ちゃんはうつ伏せ寝が主流だったそうです。
大戦後の秩序のために国連が性急に作った「実験国家」という印象が強いですね
実験国家だけに進取のアビリティは高く、現在の科学技術、情報収集・分析能力の高さに繋がってます
しかし出自から言って国連の「インサイダー」みたいな国ですから、さぞかしアメリカやロシアの弱みを握るのも巧みなんでしょう
国連決議なんて今後も破りまくって誰にも邪魔されずエスニッククリーニングに耽るんでしょうね
☆「民族浄化に相当」 ガザ侵攻に警告―国連専門家 >
『民族浄化を行う』今のイスラエルこそ、“新たなナチス”なのは一目瞭然なのですよね。
『ナチスの蛮行を徹底的に反省』したはずのドイツ政府は今度は『新たなナチスのイスラエルに加担』すると宣言していますね。
おっしゃるように(ハマスの暴挙もしっかり非難しつつ)『イスラエルの民族浄化』をなんとしてでも止める必要がありますね。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231018-OYT1T50095/
☆イスラエル・ネタニヤフ首相、会談したドイツ首相との共同記者会見で「ハマスこそ新たなナチス」と言及
2023/10/18 読売新聞
◎ ドイツにはナチスがユダヤ人を迫害した歴史があり、ショルツ政権はイスラエルの安全の保証を「国是」と位置づけ、イスラエル支持を鮮明にしている。
共同記者会見で「ハマスこそ新たなナチスだ」と主張するネタニヤフ氏に対し、ショルツ氏は「イスラエルがテロから自国を守る権利を国際法上有していることは明白だ」としつつ、民間人の被害は最大限回避すべきだとの認識を強調した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101500120&g=int
☆「民族浄化に相当」 ガザ侵攻に警告―国連専門家
2023年10月15日
【ベルリン時事】国連人権理事会の専門家は14日、イスラエル軍が準備しているパレスチナ自治区ガザへの侵攻を「自衛の名の下に、(パレスチナ人に対する)民族浄化に等しいことを正当化しようとしている」と強く警告した。また、各国に対し、即時停戦に向けた努力が必要だと呼び掛けた。パレスチナの人権状況を調査している特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ氏が声明を発表した。
非人道的なことはアメリカがやってもロシアがやってもウクライナがやってもイスラエルがやってもハマスがやっても中国がやっても、誰がやっても非難しないと、全体の意見が説得力を失うと思うのに
☆イスラエルが『日常的に民族浄化を行ってきた』ことが他ならぬこちらのブログ等の発信により、周知されてきたため
①日常的な虐殺に対して“暴発”したとはいえ、明らかに民族浄化の対象だったパレスチナ市民に寄り添う(ように見える)ハマスには“虐殺を遂行する圧倒的な強者”であるイスラエル軍や政府に対するほどには“怒り”が湧いて来なかった?
②イスラエルの民族浄化を欧米諸国が長年に渡り“黙認”してきただけでなく、今回はあろうことか『アメリカが民族浄化に加担』するという“国際社会の欺瞞”を目の当たりにし、“虐殺者なのにえこ贔屓されるイスラエルへの憤懣”が出て来た と推察します。
※“法的に厳正に対処”するという点に於いてはおっしゃるように
“ハマスの民間人へのテロ行為”も
“イスラエルの民族浄化”の双方共にしっかり非難するのが筋ですが。
※※(言い出しっぺはおまゆうとは言え)ロシアのガザ停戦決議案を安保理で英米や“よりによって日本”が反対したそうです。
『双方共に自制を』と言っていた岸田政権は『アメリカの説得』でイスラエル支援に方向転換疑惑が出てきました。
『マスメディアが“イスラエルの民族浄化をまともに報じない”』ことも含めて、『イスラエル(及びダブスタの国際社会)批判』という流れが強くなっているのかもしれませんね。
個人的には『それはそれ これはこれ』でハマスもイスラエルもアメリカも日本も『批判すべきは全てきっちり批判する』のが筋と思います。
https://www.hurights.or.jp/archives/newsletter/sectiion3/2015/01/post-270.html
☆国際人権ひろば No.119(2015年01月発行号)
アジア・太平洋の窓
占領地・パレスチナ自治区ガザの残酷な日常
https://www.tokyo-np.co.jp/article/284235
☆ロシアのガザ停戦決議案を否決 安保理、日米など反対票
2023年10月17日 13時11分 (共同通信)
◎ 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は16日、パレスチナ自治区ガザの人道危機回避を目的として、大規模戦闘を続けるイスラエル軍とイスラム組織ハマスに「停戦」を要請するロシア提出の決議案を否決した。日本や米国などが反対票を投じ、賛成票が採択に必要な9票に届かなかった。
それを入れないから安保理理事国の多数の賛成を得られず、欧米日に反対する理由を与えたわけです。
そもそもロシア政府はどうせ自分の決議案なんて通らないと思っているから不真面目なんですよ。
イスラエルやハマスと同じことをウクライナでやっているんだし、お前が決議案出すなと言われても仕方ないです。
ブラジルの決議案可決に期待しましょう。