米軍基地があれば、事故や米兵による犯罪の被害も集中して受けるのは当然だ。
もちろん、戦争になれば基地は攻撃とテロの対象になるのでさらに危険に巻き込まれる。
米国防総省が今年公表した2017米会計年度基地構造報告書(16年9月末時点)によると、米国外にある米軍基地・施設数は計517で、前年2016年度に比べて70削減されています。
ちなみに、2007年度の米軍基地・施設数は世界で計823で、この10年間で37%減少したことになります。
このペンタゴンが所有する基地・施設数は、米国内50州に4166(陸軍1588、海軍787、空軍1528、海兵隊172、ワシントン本部管理部91)、グアム準州など八つの米領に110(陸軍39、海軍62、空軍9)でした。
これは最新の2018年度の数字。
これに対して、海外の米軍基地・施設数は、
1 41カ国に517(陸軍199、海軍125、空軍170、海兵隊23)
2 陸軍は前年度比で56減り、海軍は3減、空軍は12の減少なのに、殴り込み部隊と言われる侵略戦争用の海兵隊だけはかえって1個増加しています。
そして、驚くべきことに、海外で最も多いのは日本の121(10年間でたった3減)で、資産評価額は775億7270万ドル(約8兆6114億円)となっています。
つまり、日本の9兆円近い不動産が米軍に使われてしまっているのです。
しかも、この10年間で米軍基地は世界で70も減ったのに、日本では3個しか減らない。世界で41か国に517ある基地のうち121も引き受けている。これは日米地位協定で米兵と米軍が日本でだけ特別に守られ、しかも、思いやり予算などという泥棒に追い銭をやっているからです。
日本だけが屈辱的な不平等条約である日米地位協定で米軍を特別扱いし、その結果、日本人が大きな負担を強いられている。
とにかく米兵には日本の法律が適用されない方が原則だというのだから話にならない。まさにアメリカの植民地である。
ちなみに世界で日本に次いで米軍基地が多いのは、ドイツの120(同61減)で評価額は517億8460万ドル(5兆7486億円)、韓国の78(同5減)で229億1140万ドル(2兆5434億円)などとなり、日本が数・資産価値ともにドイツを大きく上回っています。
同じく枢軸国として連合国に敗れ、国連憲章ではいまだに敵国条項で敵国扱いされている日本、ドイツ、イタリアが米軍基地の負担を多くさせられている哀しい現実があるわけですが、その中でも、中曽根・小泉・安倍とアメリカのポチと呼ばれた首相を持ち続けた日本が、ダントツでひどい扱いになっているのです。
そもそも、米軍は日本を防衛するためというよりもアメリカの国際戦略のためにある。侵略部隊である海兵隊はその典型だ。にもかかわらず、国際的にみて日本は米軍基地に対する費用負担の割合がダントツで高い。これが日本の米軍基地が減らない理由だ。
そして、この殴り込み部隊である海兵隊基地。
米海兵隊が海外に展開する基地は、2008年度はケニアに1、韓国1、日本24(沖縄15、キャンプ・富士2、岩国2、5カ所は非公表)。
これが2018年度には韓国に1、日本22(沖縄13、キャンプ富士1、岩国1、7カ所は非公表)となっており、世界でも完全に沖縄に集中するしているのです。
日本にある米軍専用施設の7割が沖縄に集中している。
これでどうして普天間だけでもグアムなどアメリカ本土に帰ってくれと言えないものですか。
沖縄は日本だけでなく、世界の孤児、米海兵隊の負担を一身に背負っているのです。
このまま沖縄の人に我慢しろという人がいたら顔が見てみたい!と思っていたら、それが日本の政府なんだからびっくりします。
てか、辺野古にさらに新基地創るって言うんだから酷くね?!
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米の海外基地 第2次世界大戦後最少だが… 海兵隊の沖縄集中変わらず
米国外の米軍基地数
【平安名純代・米国特約記者】米国防総省が公表した2018米会計年度(17年10月~18年9月)の基地構造報告書で、米国が海外に展開する米軍基地の総数が514となり、1945年の第2次世界大戦後、最少となっていることが25日までに分かった。
過去10年間(2008年度比)で、削減数は247(約32・5%)と大幅に縮小したのに対し、在日米軍の削減数はわずか3にとどまっている。
一方、世界でも沖縄に海兵隊基地の大半が集中する構図は変わっていない。
18年度の海外米軍基地の総数は、40カ国に514(陸軍202、海軍123、空軍166、海兵隊23)。08年度の総数は761(陸軍327、海軍149、空軍259、海兵隊26)だった。10年間で削減数が最も多かったのは陸軍の125、次いで海軍123、空軍110、海兵隊は3しか減っていない。
米海兵隊が海外に展開する基地は、08年度はケニアに1、韓国1、日本24(沖縄15、キャンプ・富士2、岩国2、5カ所は非公表)。18年度には韓国に1、日本22(沖縄13、キャンプ富士1、岩国1、7カ所は非公表)となっており、沖縄に集中する構図は変わっていない。
米国外で最も米軍基地が多い国はドイツ、次いで日本、韓国となっている。
ドイツにおける18年度の総数は194で、10年間で74減っているのに対し、日本は124(18年度)で10年間の削減数はわずか3。韓国は83(同)から4減った。
東西冷戦が1990年前後に終結して以降、米軍の海外基地は縮小傾向にある。
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第二第三は東(南)アジアで(アメリカ大使館などに)何かあった時の備えと、アメリカ政府にとっての軍経費軽減でしょうか。
海兵隊については、売国系の人がよく、というか、それしか言わないような、米軍全部十把ひとからげでなく海兵隊について、議論すべきでしょう。
売国系でなく、韓国系の工作員の方だったらごめんなさい。
辺野古の海洋汚染で、沖縄から中国南部も含めた東南アジアに観光客が逃げれば、東南アジアに貢献することになりますが、感謝はされないでしょうね。