復興庁で被災者支援に当たる幹部職員水野靖久復興庁参事官(45)。が、短文投稿サイトのツイッター上で特定の国会議員や市民団体を中傷する内容の書き込みを繰り返していたことが2013年13日、分かりました。同庁は事実関係を確認した上で処分を検討するとしています。
根本匠復興相は同日の衆院東日本大震災復興特別委員会で「事実とすれば国家公務員としていささか不適切な発言だ。不快な思いをさせたのであれば率直におわびしたい」と述べました。
水野氏は今年3月に被災者を支援する市民団体が開いた集会に参加した後、
「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」
「今日は懸案が一つ解決。正確に言うと、白黒つけずに曖昧なままにしておくことに関係者が同意しただけ」
などと書き込んでいます。水野氏が「左翼のクソどもから罵声を浴びせられた」とツイートした集会を主催したNGO「FoEジャパン」の満田夏花(かんな)理事は「実際には罵声などなかった。とても悲しい気持ち」とため息をついたとのことです。
もうずいぶん長い間、ツイッターがバカ発見器と呼ばれ、橋下市長に象徴されるような暴言・失言の温床になっているわけですが、よりによって復興庁の幹部が被災地・被災者に向かってこういう暴言を繰り返す遠因には、やはり、安倍首相のフェイスブック利用法があるとしか思えません。
安倍晋三首相は6月9日夜、自身のFacebookページに
「聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが、 かえってみんなファイトが湧いて盛り上がりました。ありがとう。 前の方にいた子供に「うるさい」と一喝されてました。立派。彼らは恥ずかしい大人の代表たちでした」
などと街頭演説の報告を投稿しました。これには多数の賛同が寄せられていたのですが、10日朝になってこの投稿は閲覧できない状態になっていました。ただ、公式Twitterには投稿が残っていのですが、10日正午ごろに削除されました。
直接の原因は、この反対の討論を行った人たちが持っていたプラカードが、有名な自民党山形のTPP反対のプラカードで、安倍氏自身が反論に窮したからだと思います。だって、去年の12月の総選挙ではTPP反対と主張しながら今では交渉に参加しているのですから。
そして、ネット上で、TPP反対に右翼も左翼も関係ないと反撃され、上の書き込みを削除したものと思われます。
2013年3月15日 TPP交渉参加表明 安倍晋三首相は民主党にも劣るアメリカのポチだった
今回の問題はTPPの問題でしたから、右翼も左翼も関係ないという話は通りやすいです。
しかし、どういう論点だって、左翼も右翼も関係ありません。たとえば、普天間基地の移設問題も、自民党の人も普天間固定化や辺野古移設に反対していている人はいっぱいいるのです。いや、左翼の人だけが反対する論点があるとしても、左翼だから聞く耳持たないというのは民主主義にもとるのです。
さらにいえば、一国の首相が、「あれは左翼の人の言うことです」と馬鹿にして笑うのは、表現の自由に対して全く理解がない恥ずかしい態度です。どういう人の発言でも、レッテル張りをして逃げるのではなく、どうどうと持論を展開して議論をするのが民主主義です。それがTPPの問題では嘘をつきすぎて恥ずかしいからできないのでしょう。
安倍首相、逃げるな。子どもの陰に隠れるあなたが一番恥ずかしい。
そんな態度が、行政組織の末端にまで及んでいるぞ、と警告したいと思います。
安倍総理総裁と「ネットラーユーゲント」の恐怖 弱者に逃げ込む権力者の卑怯
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市民団体を「左翼のクソ」 復興庁幹部職員が暴言
2013年6月13日 夕刊
復興庁で東日本大震災の被災者支援に当たる幹部職員が、短文投稿サイトのツイッター上で特定の国会議員や市民団体を中傷する内容の書き込みを繰り返していたことが十三日、分かった。この幹部職員は調査に書き込みの事実を認めているため、復興庁は近く処分する。
菅義偉官房長官は記者会見で「根本匠復興相のところで処分するだろう。公務員法に抵触するようなことがある」と指摘した。
根本氏は同日の衆院東日本大震災復興特別委員会で「事実とすれば国家公務員としていささか不適切な発言だ。不快な思いをさせたのであれば率直におわびしたい」と述べた。
幹部職員は水野靖久復興庁参事官(45)。今年三月に被災者を支援する市民団体が開いた集会に参加した後、「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」などと書き込んだ。
また複数の国会議員に対し、実名を出さずに「某大臣の虚言癖に頭がクラクラ」「ドラえもんの通告が遅い」などと書き込みをしていた。水野氏は調査に対し、復興庁の端末からはツイッターに書き込みができないため、自分の携帯電話などを使っていたと説明しているという。
◆原発事故 支援法政策を担当
ツイッターで市民団体などを中傷していた水野靖久氏が務める復興庁の参事官は既存の府省の課長級に相当する。
東日本大震災からの復興を目的に昨年二月に設置された復興庁は既存の府省とは組織が大幅に違う。幹部職員は次官の下に局長級の統括官を三人配置。 統括官の下に局や課のような組織は置かないで、「復興特区」や「復興交付金」など政策のテーマごとに三十二の班が設置されている。
政策班ごとに参事官約三十人を配置。参事官は被災自治体との調整なども含む各班のとりまとめ役を務めている。
水野氏は総務省の出身。千葉県船橋市の副市長を経て昨年八月から復興庁に在籍。所属する法制班では東京電力福島第一原発事故の被災者支援強化を目 的とした「原発事故子ども・被災者支援法」に基づく運用の基本方針の策定作業を担当している。しかし、同法成立から一年たっても基本方針は示されていな い。
毎日新聞 2013年06月13日 11時45分(最終更新 06月13日 12時45分)
復興庁で福島県の被災者支援を担当する水野靖久参事官(45)がツイッターで暴言を繰り返していた問題 は、13日の衆院東日本大震災復興特別委員会で根本匠復興相が謝罪。同県の地元自治体などからは「国は腹の中でどう思っているのか」と国の姿勢を疑う声も 上がるなど波紋が広がった。
◇復興相「深くおわび」
「発言が事実とすれば国家公務員として不適切で、関係者に不快な思いをさせたのなら率直におわびしたい」。根本復興相は復興特別委で、沈痛な表情で頭を下げた。現在事実を確認中として「結果を踏まえ、この職員への指導を含め適切に対処したい」と述べた。
質問に立った委員からは再発防止を求める声が上がった。小林鷹之衆院議員(自民)は「多くの尊いものを失った人たちが明日をつかもうと頑張っており、懸命に支援している関係者にも極めて失礼。厳しい対応を取ってほしい」と要望した。【袴田貴行】
◇福島・川俣町「残念」
「田舎の町議会をじっくり見て、余りのアレ具合に吹き出しそうになりつつ我慢」とツイートした昨年11 月15日、水野氏は避難区域が残る福島県川俣町の町議会全員協議会に出席していた。佐藤喜三郎議長は「我々は避難住民のために何をすべきか真剣に議論して いる。声が高くなったり議論の内容が幼稚に見えたかもしれないが、そういう目で見られたのは残念」と悔しがる。さらに「国の担当者が来ては『迷惑をかけ る』と頭を下げるが、腹の中ではどう思っているのか」といぶかった。
水野氏が担当する「子ども・被災者生活支援法」による具体的な支援を待ち切れず、山形市での母子避難を 断念して4月に同県二本松市に戻った主婦、安斎牧子さん(36)は、課題の先送りを「懸案が解決」としたツイートについて「昨年6月に決まった法律がいま だ活用されない。発言はきっちり決めるつもりがない国の姿勢の表れ」と失望を隠さない。「個人を処分して終わりでなく、政府全体の姿勢を見直してほしい」 と求めた。【乾達】
◇悲しい気持ち
同法の発議者の一人、川田龍平参院議員(みんな)は「原発事故から2年がたち、官庁にはああいう人が多いのではないか」と、霞が関全体の空気を推し量っ た。質問通告が遅いなどとして不満をツイートされた高橋千鶴子衆院議員(共産)は「委員会(の日程)が立て込んでいる中で最大協力し、寝ないでやっている のに」。水野氏が「左翼のクソどもから罵声を浴びせられた」とツイートした集会を主催したNGO「FoEジャパン」の満田夏花(かんな)理事は「実際には 罵声などなかった。とても悲しい気持ち」とため息をついた。【青島顕、日野行介】
安倍首相が都議選の応援演説の様子を「聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて」などと報告したFacebook投稿が閲覧できない状態になっている。
安倍首相、「左翼の人達が憎しみ込めて(笑)演説妨害」Facebook投稿を削除?
安倍晋三首相が6月9日夜、自身のFacebookページに「聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって 一生懸命演説妨害してましたが」などと街頭演説の報告を投稿したが、10日朝になってこの投稿は閲覧できない状態になった。ただ、公式Twitterには投稿が残っていたが、10日正午ごろに削除された。
投稿は東京・渋谷での都議選の応援演説についての報告。「渋谷には本当に沢山の皆さんが集まって頂き感激しました。聴衆の中に左翼の人達が入って 来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが、かえってみんなファイトが湧いて盛り上がりました。ありがとう。前の 方にいた子供に「うるさい」と一喝されてました。立派。彼らは恥ずかしい大人の代表たちでした。」と記した。
投稿には多くの「いいね!」が付いた一方、現地で活動していたのは環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に反対する団体だったという指摘があり、自民党内や同党支持層でも賛否あるTPPの反対派を「左翼の人達」とひとからげにするのは首相としていかがなものなのかという声も上がっていた。
安倍首相は就任前からFacebookで支持者と積極的に交流していることで知られる。4月には、メキシコ首脳会談について「NHKが報道しない」と投稿したものの、勘違いと分かり訂正したこともあった。
窪田順生の時事日想:
安倍首相が「左翼の人達」に演説妨害されたワケ
安倍首相が自身のFacebookに投稿した「左翼の人達が演説妨害」が話題になっている。街頭演説の様子を「聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて」などと報告したが、翌日、その投稿が閲覧できない状態になった。その理由は……。
窪田順生氏のプロフィール:
1974年生まれ、学習院大学文学部卒業。在学中から、テレビ情報番組の制作に携わり、『フライデー』の取材記者として3年間活動。その後、朝日新聞、漫画誌編集長、実話紙編集長などを経て、現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌でルポを発表するかたわらで、報道対策アドバイザーとしても活動している。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。近著に『死体の経済学』(小学館101新書)、『スピンドクター “モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)がある。
安倍晋三首相が自身のFacebookに投稿した「左翼の人達が演説妨害」というカキコミがちょっとした話題になっている。
事の発端は、先週末に行われた渋谷ハチ公前の街頭演説だ。
高い支持率をキープする人気者見たさに多くの人が押し寄せたが、その群衆のなかにアンチ安倍の一団がいてやいのやいのと文句を飛ばしたのである。その夜、安倍首相はFacebookでこの時の様子を以下のように綴った。
聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが、 かえってみんなファイトが湧いて盛り上がりました。ありがとう。 前の方にいた子供に「うるさい」と一喝されてました。立派。彼らは恥ずかしい大人の代表たちでした
こんな調子で煽(あお)ったことで、ネット上の愛国心溢れる人たちからは「これだから朝鮮人は」とか「左翼は日本から出ていけ」なんて声が噴出したが、翌朝この投稿はサクッと消える。公式Twitterには投稿が残っていたが、昼ぐらいにこちらも削除されてしまう。ところが11日未明に、この投稿が再アップされたのだ。
実は「左翼の人達」ではなかった?
なぜ一旦削除したかというと、首相が自信たっぷりに「恥ずかしい大人」としてヘイトスピーチした人たちというのが、実は「左翼の人達」ではなく、単に「TPP」に反対していた人たちだったのではないか、という指摘が寄せられたからだ。
ご存じのように、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)には右から左まで、幅広い人たちが反対しており、自民党のなかでもいまだに抵抗を続けている人々がいるほどだ。
もうすっかり忘れているかもしれないが、民主党政権時代、野田佳彦首相がTPP交渉参加を匂わせたら、自民党は「国賊だ」と顏を真っ赤にして怒って、こんなポスターを日本中に貼った。
「ウソつかない。TPP断固反対 ブレない」
ところが、政権をとったら「そんなことありましたっけ」みたいな顏して、安倍さんはサクッとTPP交渉に参加を表明した。当然、あのポスターにつられて票を投じた農協やらの自民支持者は「ダマしやがったな!」とブチギレしている。安倍さんが「左翼の人達」と茶化した団体のなかには、そんな人たちもいたという。これはマズいと思って一旦削除したものの、何らかの理由で再アップした。
いくら安倍ちゃんといえども人間なのだからミスはある。いちいちそんなちっちゃい揚げ足をとるんじゃないよ、この反日ライターが、という怒りを声が飛んできそうだが、こういう安倍首相の“うっかり”は過去にもポツポツ目立つ。
例えば、2000年6月と8月、安倍さんの後援会事務所や自宅敷地内の倉庫兼車庫に火炎瓶が投げ込まれるという事件があった。
当時、内閣官房副長官に抜てきされ若手としてメキメキ頭角をあらわしていた安倍さんは、「北朝鮮の陰謀だ」なんて周囲に言っていたという。
ところが3年後、パクられたのは工作員ではなく、北九州を本拠地に置く工藤会の組員たちだった。しかも、彼らがゲロッた「動機」がマズかった。
安倍首相は“うっかり”が多い
安倍事務所の秘書から、下関市市長選に出馬した古賀敬章氏について、「在日朝鮮人」とか「北朝鮮の金正日の手先」などという誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)した怪文書をバラまくという仕事を請け負った彼らは、それをきっちりやり遂げた。
業界で言うところの「裏選対」というやつだが、この報酬が待てど暮らせど安倍事務所から支払われない。ヤクザをダマすとはいい度胸しているじゃないかということで犯行に走った、というのだ。
ちなみに、この時、古賀氏を破って市長になったのは、先日の参院補選で見事に国政にまでのぼりつめた江島潔氏である。以前この時事日想でも触れたように(関連記事)、江島氏の選挙は、安倍事務所の全面バックアップでやっている。
自分を批判する者は「左翼」か「朝鮮人」に決まっている――。タカ派でありながら在日社会とも近しいという絶妙なバランス感覚をもつ政治家なのに、なにかとつけて「右」と「左」というベタな対立にしてしまう。こういう“うっかり”が安倍さんには多い。一議員ならば、それもご愛嬌だが、首相という立場で憲法改正のかじ取りをしている今、「安倍ちゃん、ウケるんだけど」というノリにはなれない。
仕事柄かなり気になるのは、憲法第21条だ。これまでの「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」という規定に自民案には、こんな一文がつく。
「前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」
TPP交渉反対なんてのは、考えようによっては「公益」を害する。つまり、この憲法になると、安倍首相に「左翼」と言われた人たちはそもそも「集会の自由」すら認めてもらえなくなるのだ。
そんなのは極論で、ちゃんとケースバイケースで判断をしますよ、と自民党は言う。だが、自分に弓ひく者を見るや、「左翼」や「在日朝鮮人」とレッテルを貼ってしまう“うっかりさん”だけに、かなり不安ではある。
なんてことを書くと、「左翼」とか言われちゃうんだろうか。ま、別にいいんだけど、やっぱりちょっとキツい。
きっとあなた達からすると僕はネトウヨということになるんでしょうね
そうなると実弟は左翼だと言う事なんですね~。
良く分かりました。
左翼のクソ>政治団体に対する誹謗中傷=政治活動
罵声=事実無根の被災者に対する誹謗中傷
曖昧なまま>サボタージュの自白
ビール>長期にわたる、社会通念上のお茶代を超えるもので、政党補助金を含め公金からの支出なら公金横領、自費なら贈賄
ビール>勤務時間中に繰り返していたら、それだけで懲戒免職
戦力の逐次投入、愚か者の行為です。
これでは原発過酷事故の責任をいまだに誰も追及されないのもわかりますね。
で、その首相率いる政権の支持率が70%超ですか、ああ日本人であることが恥ずかしい。
ところで私は半年前、全農の集会でハチマキをして「TPP参加は絶対に阻止する」と目をむいて絶叫していた大島理森を見た記憶があるんですが、今あの人何してるんですかね。
安倍もそんな「左翼」を党内に置いていたらいけないんじゃないですか。
これ、2ちゃんねるで反論者批判者にネットウヨが浴びせる常套句です。
総理大臣までネトウヨ化してしまったんですね、日本は。
なんの裏付けも取らず、事前に許可を取ってやっていたTPP反対デモのところへ、後から乗り込んで来て街頭演説を始め、あろうことかデモ隊を左翼と捏造。
街宣の邪魔って・・・邪魔してるのは安倍の方だろ?
やっぱりアタマがおかしい。
記者会見のたびに「世界一」、「世界で勝つ」を繰り返す。
領空侵犯を繰り返され、アメリカに怒られると、靖国参拝もキッパリ止めて村山談話を踏襲する情けなさなのに。
妄想だけが膨らんで、それを信じる日本人も日本人だが。