ハフィントンポストで、ネットジャーナリストの津田大介氏へのインタビューが行なわれています。
「ネット上の争いでは、リベラルは99%負ける」 津田大介さんが訴える政治運動の姿とは
津田さんは、こう言っています。
「そして、ネット上の争いになると、リベラルは99%負けるんです。リベラルが「多様であることがいい」「多文化であることがいい」と訴えると、保守派の言っていることも「そういう言論もありだ」と認めなきゃいけないから。でも、保守派はリベラルの主張を認めないですから、その点がそもそも非対称なんです。それをわかった上で保守派と同じ土俵で真っ向から対決すると、今度は「リベラルの欺瞞」と責められる。対等な土俵が存在しないという意味で、よほどのことがない限り、ネット上の論争で勝つことは難しい。」
この部分は私もリベラルブログを運営していて同じようなことを感じることがあります。
うちのブログは反対意見もどうぞご自由にというスタンスで管理しているのですが、それに乗じてやってくる反対意見には、他者の意見を尊重するどころか、他人の人権を侵害することや差別をものともしないような人があらわれます。
つい最近、うちのブログには珍しく、3人の右翼コメンテーターを出入り禁止にせざるを得ませんでした。
もし、「多様」「多文化」を貫いていたら、うちのブログも「負ける」ことになったのかもしれません。
さて、それ以外のリベラルが負ける理由は賛同できないものが多かったです。
「一言でいうと、保守の人のほうがマメなんですよ。保守系団体の「日本会議」もそうですが、とにかく参加者たちが地に足のついた活動を継続的にしているし、筆まめなんです。自分達はどういう思想で、何を目指しているのかをちゃんと主張する。自民党も野党時代にマスメディアに相手にされなくなったからネット戦略というのを重視するようになって、マメになりました。ネットを活用して、自分達の主張を訴えている。
その点については確実にリベラル側は怠けていると思いますね。」
私はリベラルがネット上での発信を怠けているということは感じません。
むしろ右翼が自分の意見が根拠なし、論理整合性なし、非人道的、つまり正しくないと論破されても気にしないだけ。
だから彼らと論争してもむなしいとリベラルの人が思ってしまうのは無理ないと思います。
うちのブログでは例えば「従軍慰安婦」問題などで、右翼の書き込みに丁寧に応対し続ける方々がいらっしゃいますが、そういう姿を見るとリベラルは怠けていないし、右翼はマメなのではなくて、何度間違いを指摘されても気にしない、厚顔無恥なだけだと思います。
ネット上で右翼が強いのは無神経が理由でしょう。リアルでの橋下維新みたいなものです。
ともかく、面白いインタビューになっていることは間違いないので、いろいろ感想を聞かせてください。
悪貨は良貨を駆逐する、というところでしょうか。ネット右翼のように聞きたいことしか聞かない、知的に怠慢な人につける薬はないと思います。
リベラルってある程度の知性がないとなれないので、人数的には多勢に無勢になるのは仕方ないかと思います。
それでもあきらめずに、ネット無党派層の獲得を目指して、リベラルは原理原則を貫くのが大事だと思います。
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「ネット上の争いでは、リベラルは99%負ける」 津田大介さんが訴える政治運動の姿とは
東京・六本木の事務所でインタビューに応じる津田大介氏
「ネットは裏社会だと思っている」「リベラル勢力は何もしていない」……。7月の都知事選で落選した鳥越俊太郎氏の言葉だ。8月上旬に前後編で掲載されたハフポスト日本版のインタビュー記事には、賛否両論を含む大きな反響が寄せられた。
新聞・テレビで活躍した著名なジャーナリストで、リベラルな政治スタンスを持つ鳥越氏が、ネット時代の政治運動の限界を指摘したことに、衝撃を受けた人も多かったはずだ。Twitterなどのソーシャルメディアの発達によって、自由な政治討論が実現すると期待されていたが、実際にはヘイトスピーチや過激な差別発言ばかりが拡散しているように見える。アメリカでも共和党の大統領候補、ドナルド・トランプ氏の右翼的な発言も、ネット上で一部の支持を集めている。
鳥越氏がネットやリベラルに幻滅を感じた背景に何があるのか。なぜネット上では保守派ばかりが強くて、リベラルは元気がないのか。ソーシャルメディアを通した情報発信の必要性を訴え続けてきたジャーナリストの津田大介氏(42)に話を聞いた。
■「ネットは裏社会」という発言が出る背景
――鳥越さんは、私たちのインタビューの中で「ネットは裏社会だと思っている」という発言しました。これについて、どう感じましたか?
それについては「残念」の一言に尽きますね。元々、鳥越さん自身が2006年に、ネットを使ったジャーナリズムの先駆けだった「オーマイニュース」日本版の創刊編集長をやっていたわけですから。当時はブログがブームで、ネットを使うことで「ブログ論壇」なんていう言葉も出ていたし、「マスメディアとは違うジャーナリズムをやろう」という機運が盛り上がっていた時期でした。
もちろん、鳥越さんの中にはオーマイニュースが思うように行かなかったことに対する絶望があるのかもしれないですが、他ならぬ鳥越さんの口から、ああいう発言が出てきたことは、自分自身、ネットを使って報道に携わるようになった人間として、すごく寂しいものがありました。
――鳥越さんの考え方は、彼がテレビに長く属していたことが関係していると思いますか?
毎日新聞の記者としてスタートして、「ザ・スクープ」などテレビ朝日のニュース番組の司会者になるなど、既存のメディアとの関係は長かったですよね。2000年以降のトレンドとして、ネットはマスメディアから常に厳しい目に晒されていました。もちろん僕も、Twitterなどで「この報道はおかしいんじゃないか」と言うこともあるし、今の炎上を加速させる装置となったネットに対して思うところもたくさんあります。
ただ、確実に言えるのは、両者の差は年々少なくなってきているということです。マスコミの中にもひどい報道もあるし、全てのネットメディアが駄目なわけでもない。マスコミからヤフーニュース、ドワンゴ、ハフィントンポスト、Buzzfeed、NewsPicksといったネットメディアに転職する人もここ数年で圧倒的に増えましたし、ようやくこの業界の人材の流動性が高まってきている。そうなると、「マスコミはこうだから」「ネットはこうだから」と語ることが難しくなっています。それが現在のメディアを巡る状況ですね。
僕自身はマスコミやメディアに関わっている人は、やはり新しい情報技術を使ってみるべきだし、仕事に活かすべきだと思っています。ところが、ある世代を超えた人……具体的には50代後半から70代くらいで、古いマスコミで仕事をしてきた人は、ネットを一刀両断に全部切り捨てる傾向がありますね。だからシンプルに言えば、鳥越さんもそういう思考から脱しきれていないということなんだろうなと思います。
■なぜ「リベラルは負けている」のか?
――同じインタビューの中で、鳥越さんは「日本のリベラルは現実に負けている」と指摘しました。これについては、津田さんはどう感じましたか?
これについては同感です。一言でいうと、保守の人のほうがマメなんですよ。保守系団体の「日本会議」もそうですが、とにかく参加者たちが地に足のついた活動を継続的にしているし、筆まめなんです。自分達はどういう思想で、何を目指しているのかをちゃんと主張する。自民党も野党時代にマスメディアに相手にされなくなったからネット戦略というのを重視するようになって、マメになりました。ネットを活用して、自分達の主張を訴えている。
その点については確実にリベラル側は怠けていると思いますね。ネット選挙が解禁され、ネットと政治の関係についてほぼ全ての党から呼ばれて講演してきました。その際、「これからの時代は、マスメディアが個別の候補についてほとんど報道しなくなる。選挙期間中にTwitterやFacebookで情報発信することが大事だ。それらの発信源となるスマホを使うことが重要になる」と説明したあとに、「現在スマホを使っている方は?」と、会場の方に手を挙げてもらうと、リベラルな党の方がスマホ率やSNS利用率が低いんですよね。ガラケー率8割みたいな。
本来は「革新」であるにも関わらず、新しいものに対する好奇心が薄いことが一番の問題かもしれません。それが結果的に「自分たちの理念を左でも右でもない一般の人に、わかりやすく説明する努力を放棄してきた」こととも繋がっているんじゃないかと思います。
つまり、なんでこれだけネットを中心とした保守層が浮上しているかというと、やっぱりそういう人達のほうが勉強をしている……あるいは外から見たときに勉強しているように見えるということだと思います。
彼らは少なくとも自分たちの興味関心があるトピックについては勉強しているし、これまで「世間から迫害されてきた」という意識があるから、自分達の主張をちゃんと世の中に広めようと努力する。だから筆まめになるんです。一方でリベラルの側は、ある時期から最新の状況を追いかけなくなり、一般人に広める努力も怠ってきた。そのツケが出てきていますね。
■テクノロジーを敵視してきた「リベラル」
――リベラルの人が、スマホを初めとしたITが苦手なのはなぜでしょうか?
それはかなり深い背景がありそうです。最近は、アメリカの新しい保守層と呼ばれるネット発の「alt-right」もしくは「オルタナ右翼」という層と、シリコンバレー的な思想の相性の良さが表面化してきました。一般的なイメージでは、シリコンバレーといえば西海岸で「民主党の牙城でしょ?」と思ってしまう。「多文化共生でリベラルなのがいい」という風土だから、政治的にも左だと世間では思われている。
でも共和党の大統領候補であるドナルド・トランプの支持者の一人は、シリコンバレーで絶大な影響力を持つ投資家のピーター・ティールです。さらにはVR(仮想現実)技術での最先端企業である「オキュラスリフト」創業者のパルマー・ラッキーも、トランプを支持するオルタナ右翼の団体に約1億円の資金援助をしています。
今やシリコンバレーの経営者たちからトランプを支持する動きが出ている。それは思想的に「転向」したわけじゃなくて、テクノロジーやデータを積み重ねたテックユートピアみたいな技術信仰とトランプの全体主義的な思想の相性が良いからなんです。オルタナ右翼とシリコンバレーの親和性については、経営学者の八田真行(はった・まさゆき)さんが自身のブログで様々な論考を掲載して分析されています。なぜ近年のネットで保守層が台頭しているのか理解に苦しむ方は、その論考を一通り読むことをオススメします。
その一方、日本の労働運動は、テクノロジーを敵視してきた一面がありました。たとえば郵便局に郵便番号が導入された際には、すごい反対運動が起きました。「機械は人間を堕落させる」もしくは「合理化して人減らし」になるという理由で、機械の導入や、テクノロジー信仰に対する反発が、リベラル勢力の中に根付いているように感じます。日本でIT業界が勃興してきたときに、堀江貴文さんが日本に遅れて登場した新自由主義者として、象徴的にメディアで扱われたこととも無縁ではないかもしれません。そうした背景もあって、日本の旧来型リベラル層は、ITを否定する人が多いように思います。
――そうですね。管理社会のイメージがあるのか、人工知能を全否定するような主張もありますね。
そうそう。で、結局「人間が大事なんだ」となる。でもこれも考え方次第なんです。人工知能やテクノロジーが進むことで、全ての職が奪われるわけじゃない。「人間がロボットみたいに働かされていること」がそもそもの問題であって、それをロボットに代替させることによって、より創造的でやりがいのある「人間的」な仕事に配置転換していくことも可能になる。
ロボットや人工知能は振興するが、人減らしの契機としてロボットを導入することには一定の制限を設けようという議論をするだけで建設的な話ができるはずなのに、そういう話にはならずに、「職が奪われる」で止まってしまう。それはひとえに未来技術に対する想像力の欠如が問題で、そうした知的怠慢はリベラル側に顕著だったと思いますね。それは、シリコンバレーの少なくない経営者が、トランプを支持していることとも繋がっていると思います。
――日本のネットでも、いわゆる「ネトウヨ」と言われる保守的な主張が幅を利かせていますね。
逆に「ネットリベラル」の人って、そんなにいないですよね。ヘイトスピーチへのカウンターは一定勢力になっていますが、あれは反差別運動だからリベラルとは違いますし、彼らはヘイトだけでなく、旧リベラル勢力や朝日新聞なども苛烈な言葉で攻撃しています。そうした状況も含め、情報発信の勢力がアンバランスになっているというのがいまの日本の現状なんでしょう。
たまに中道左派やリベラルの人が情報発信をしても、保守系の人たちが数の力で押さえこむことができる。ツイッターは140字しか書けないのでどうしても言葉足らずになってしまいますし、いくらでも発言の不備をついて揚げ足取りできる。攻撃をする側も議論しようとは思っていないから、相手が黙るまで集団で攻撃を続ける。
中道的な意見は左右両方から叩かれ、過激な意見を持つ人に支持が集まっていくので、その結果、普通の人が発言をしなくなっていく……。このあたりは山口真一さんと田中辰雄さんが著書『ネット炎上の研究』で示されていますね。そういう情報環境になった結果、ネット上では保守層の対抗勢力が、数的になくなりつつあるという状況なんじゃないでしょうか。
■「ネット上の争いになると、リベラルは99%負ける」
――そもそも保守系の人が筆まめで、SNSを通してガンガン意見を発信するのに比べて、リベラルの人が消極的な理由とは?
個人的には、まだまだマスメディアの影響力が大きいことと無関係ではないと思っています。だってなんだかんだで日本のマスメディアは総じてリベラルですから。だから、保守的な考えを持っている人達は「マスメディアでは自分達の考え方が限られたことしか報道されていない」と日々痛感している。
そうなると彼らの中に「俺達がネットを使ってやるしかない」という当事者意識が生まれます。そういう当事者意識は、リベラルには少ないんじゃないですか。だって、テレビをつけて「報道ステーション」や「サンデーモーニング」を見れば、自分たちの考えと同じ論調のニュースが流れているわけだから、わざわざネットを使ってやる必要もない。
――リベラルがマスメディアで多数派になったことが、ネット上で情報発信が少ない背景にあると?
そうです。リベラルが既得権益化したとも言えます。戦後の日本は民主主義がインストールされていく過程でリベラルが台頭し、知識人も含めて標準的な日本の思考になっていった。でも、それが既得権益化したことで彼らに対する反動が押し寄せているようにも思えます。
「日本会議」関連の本もこの夏にたくさん発売されましたが、リベラルの人は「こんなひどい人たちがいるんだ」と読むのではなく、彼らの「草の根的な運動論」を見て、自分たちの反省材料にすべきじゃないでしょうか。
韓国の社会運動もそうですよね。すごく地道に拠点を作ってやっていく。最後にものを言ってくるのは、継続すること。組織があること。拠点があること。それらを長い間やっていくことで草の根で広がっていく。市民運動というと、これまでリベラルのものだと思われていたけれども、実はそんなことはなかったという単純な話かもしれません。
情報化社会が進展したことで、情報発信力が勢力拡大に大きな影響を与えるようになりました。SEALDsは、情報発信が重要という点に自覚的で、その意味ではとても上手くやったと思いますが、あれは安保法反対というワンイシューだから可能だったし、左派系マスメディアが好意的に取り上げたということで「ゲタ」も履かされましたよね。それが反発を招いたし、対案を出す形での運動ではなかったため、広がりに限界がありました。
僕はSEALDsを応援していましたし、若者が政治的な問題に対して声を挙げてもいいんだと思わせたことは大きな功績があったと思います。その一方で、彼ら若者を旗印にして協働しなければならなかった日本の左派市民運動の限界も示したと思います。
――脱原発であったり、反安保であったり、争点によってはリベラルな勢力が健闘しているのでは?
存在感は一時的に示せたかもしれませんが、結果は出せてませんよね。脱原発は実現するどころか政府は推進に向けて舵を切っているし、安保法案も通ってしまったし、今夏の参院選では3分の2も取られてしまった。
政治学者の山口二郎さんと先日、東浩紀さんが運営するゲンロンカフェで話したんですが、その際山口さんは「歴史的に見てリベラルは不満を糾合しブームを起こすところまでは行くけれど、統治の論理を持っていない。時間軸で見ると政治は多くの時間保守が担当して、たまにリベラルが担当する。リベラルの天下は長くは続かないので、その短い期間にどれだけ物事を変えられるかが重要だ」ということをおっしゃってました。
そして、ネット上の争いになると、リベラルは99%負けるんです。リベラルが「多様であることがいい」「多文化であることがいい」と訴えると、保守派の言っていることも「そういう言論もありだ」と認めなきゃいけないから。でも、保守派はリベラルの主張を認めないですから、その点がそもそも非対称なんです。それをわかった上で保守派と同じ土俵で真っ向から対決すると、今度は「リベラルの欺瞞」と責められる。対等な土俵が存在しないという意味で、よほどのことがない限り、ネット上の論争で勝つことは難しい。
――勝ち目がない戦いは、どう戦えばいいんでしょう?
やっぱり「こういう考え方が正しいんだよ」ということを地道に訴えていくほかはないと思いますね。数の論理が押しつぶされそうになったときに、冷静な言葉でファクトを出し、「こういう理念を守ることが大事なんです」と、一般人が共感を持てる言葉で発信する人を増やす。
情報発信を厭わない層のバランスが左右で取れるようになれば、今よりかはTwitter上の議論も建設的になるんじゃないでしょうか。あとはTwitterとも、テレビの討論番組とも違う、意見が違う人同士の意味のある対話の機会や場所をどうネットで作れるかでしょうね。でも、それは1〜2年とかの短いスパンで結果が出るものじゃないので、5年、10年、20年かけてやっていくしかない。
でも、世の中が保守とか、右のほうに行きすぎたら、その反動もいずれやってくると僕は思いますけどね。山口さんの話にもあったように、「いざそうなったとき」のために心折れずにきちんと準備をしておくことが大事だと思いますね。
僕自身も自分の立ち位置を巡ってこの1~2年、ずっと悩んできました。カッとなって書いたツイートで炎上することも多かったですし(笑)、「あいつは変わった」なんて言われることも増えましたが、そういう経験も含めて糧にしないといけないなと。結局自分ができることは「メディアづくり」しかないので、改めて自分を見つめ直し、自分が現在の能力でできることを地道に積み上げていくしかないのだなと思っています。
(聞き手:竹下隆一郎、安藤健二)
■津田大介氏のプロフィール
つだ・だいすけ。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。1973年生まれ。東京都出身。ポリタス編集長、有限会社ネオローグ 代表取締役、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事など多くの肩書きがある。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行っている。
【訂正】記事前文でソーシャルメディア(SNS)と、両者を同一視した描写がありましたが厳密には別物でしたので訂正します。(2016/10/19)
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更に雇われて書いてる人がいるという噂もある、まあ時間帯みたらそう思いそう。
しかし、思い込みを垂れ流してるだけなんで、覚悟もないようで、言ったことがどう跳ねかえるか理解してないみたいですね。石原、曽野綾子、長谷川と言った似非右翼の最近の言動見てると、つくづくそう思います。
確かにリベラルは一時的には負けますが、最終的には勝つということになるのかな、ただしブログ主さまや私が勝利を味わうまで生きていられるかは別のはなしですが。
素晴らしいブログだと思います。
確かに仰る通り、左寄りになるには 基礎学習がかなり必要かと思います。
ネトウヨの増殖が進みかけた頃から、、、。
現政権が スタートと同時に 多額の官邸対策費を確保とのニュースで見た時、電通と政権タイアップを予感しました。すると 見事なまでに効果が。
莫大な予算で バーチャル創造し、印象操作できてるだけのことで。実際はどうだか謎。
ネトウヨの思考は海外を知らないことが第一、あと地方の村社会と教育のガラパゴス化が右翼を作ると思います。その件について、全国トップクラスに 右翼等が多いという 田舎にきたことで 文化人類学的な考察ができたと思っています。
私自身が 十年前位までは まかり間違えば ネトウヨに
なり兼ねないタイプだったからこそ、まさに 感じ入る次第です。
また、見にきます。よろしくお願いします。
GoogleやFacebookやYahoo!で検索ワードを入れて検索すると“一般的な検索結果“が表示されると思い込んでいるが、それは間違い。
検索する人によって表示される情報が異なる。
各々が過去に検索したり、クリックした記事や広告情報を元に、スーパーコンピューターがそれに沿った検索結果を瞬時に弾き出し、それが表示される。
だから二人同時に同じ検索ワードを入れても同じ結果にはならない。
***
わたしのスマホ、Googleを開くと検索画面の下に、過去に自分が興味を持った事柄に関連した記事をGoogleが勝手にズラッと表示してくれます。
もうわたしが自発的に探さなくても、表示される記事を読めば興味が満たされるようGoogleが準備してくれます。
「多角的に」とか「“世論・世間“との距離感」とか、いつのまにか失っていきそう・・・しかもその事にも気付く事なく。いくつかの過去の情報が知らぬ間にこれからの自分を支配する世界。
リベラルはリベラルな記事に辿り着き
ネット右翼はネット右翼な(?)記事に辿り着き
そしたら「無党派層」は?
政治(政治と生活の関連)に感心のある「無党派層」はリベラルな記事に辿り着けるかもしれないけど、無関心な「無党派層」だったらポケモンとか猫とかSMAPとかゲスとかベッキーとか、そんな日々見ている情報以外の情報が存在するって気付けるのかな?
ネット右翼さんのスマホにはネット右翼さん御用達の記事が沢山並んでいそう(まあそれはリベラルも同じですが)。検索した情報の「正しさ」を彼らはどうやって知ればいいんだろ。「リベラル」の人が示した情報の方が正しいと信じるには何が必要なんでしょうね。
コメント欄を拝読してると、ネット右翼さんとリベラルコメンテーターさんの議論は全く噛み合わないように見えます。正しいと思っている情報源が違うんですね。ネット右翼さんは主体の区別が少ない感じ(日本兵の集まり=日本軍、みたいな)。でも区別する事ができるのも「正しい情報」を知っている(それを知るだけの学力に恵まれた&「仕事」でその能力を日々研鑽できる)からで、わたしには「仕方ない」と言い切るよりは寧ろ不憫に思えるのですが。
リベラルが「絶対悪」としている「自分ではどうしようもない生まれ」による「士、農、工、商、えた、」的な封建制制度。
現代では「投資家・官僚・政治家、裁判官、検察官、(弁護士)、基幹正社員、専門的正社員、代替可能正社員、契約社員、派遣社員、パート、バイト、専業主婦(エリートの妻ならランクアップ?)、日雇労働者、年金生活者、生活保護受給者、ホームレス・・・」的な序列を皆どこかで息苦しく感じながら生きているんじゃないか、と思ってます。封建制度と違うのは、「民主主義国家において機会の平等が確保されている」という建前があるところですね。
こんな息苦しい序列化された社会で、「日本人」や「健常者」という言葉は、この序列化から脱出したような気分にさせてくれる魔法の言葉になるんじゃないかと思っています。「日本人」でありさえすれば皆、認められる。中韓を叩く仲間も得られる。「健常者」でありさえすれば皆、役に立っていると感じられる。一種の「救済」のような思想だな、って。
だいぶ本音を喋りました(^^;
rayさんと意見が違うなって思いながら前ならスルーしてましたが、思いきって言ってみました。
きっと超マイノリティですが。
根拠・・・因果・・・リベラルが最も必要とするものから、わたしは振り落とされたようですが(^^;
では。
新自由主義経済の導入により、自らを「救済」する為に更に弱い者の命を奪う風潮が作られ、これを良しとするかどうかを今の日本人が問われているのでしょうね。
歴史修正主義者はそれを利用しようとして、むしろ利用されているだけだと思います。
つまり、「救済」を求める「不憫」な人々が自らの首を自らで締め上げているようなもの。
彼等に「気付いて」と言い続けることで、無関心層の人間がそちらに行かないようにするしかありません。
根拠も因果も省きますが、私にはそういう危機感が有ります。
身も蓋もないコメント失礼しました。
特に、ヤフコメ。
■自民党ネットサポーターズクラブ(J-NSC ネトサポ)のネット世論誘導
ネトウヨその世界5
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/24172abb0f4503a72a3238afe593806d
日本のネット上には、自民党の工作員がいて、次のような構造になっています。
1 最上位 自民党のネット戦略委員会や「トゥルースチーム」と電通、NTTなどの司令塔
2 上位 「自民党ネットサポーターズクラブ」
3 洗脳・扇動されたネトウヨ
昔読んだ同じオーウェルの『動物農場』(ちくま文庫版)の附録に、翻訳者の開高健さんのお話が対談形式で載っていて、その中でまさに現在の状況を預言しているような部分もありました。でも開高さんの話しぶりでは、「まさか日本ではこんなことは起こらないだろうけどね」という感じだった(自分の読解力が浅かったからかもしれませんが)。まさかが現実になってしまったんですね。オーウェルも極東の小国にこんなモンスターが生まれるとは思っていなかっただろうと思う。
世論調査やあのろくでもない自民党が多数の議席を
取っているのが何よりの証拠です
私の見方では、勝つことに集中し、正しいことかどうかは、気にしないからです。
今の政権を保守と言ってはいけないと思いますが、保守が政権を維持しやすいのは、私たちは自分の生活を安定的に送りたいと、感じているからでしょう。
体内の恒常性=ホメオスタシスと同じように、環境の恒常性を求めていると。
実際の今の保守政権は、環境などを破壊する企業・大規模開発や社会制度で中流をなくす、破壊者推進よりですが。
また、権威や権力の片鱗にでも触れ、それらに同化しふるう気分を味わいとかも有りそうです。
ナチスの時代の「白バラ」を密告したのは、大学で掃除をする下働きの人だったとか。
その人から見たら恵まれているインテリを引きずりおろす暗い快感がなかったとは言えない気がします。
簡単にまとめましたが、いかがでしょう?