民主党政権時代に、「核保有を検討すべきだ」と発言したことについて、稲田朋美防衛相は2016年10月11日の参院予算委員会で、
「政治家としての発言はそのときの政治情勢によって発言するものであり、いろんな文脈の中で発言するもの」
と釈明し、
「発言を撤回するつもりはない」
と述べました。
自民党が野党だったから言っていいということにはならないでしょう。
問題とされたのは、月刊誌「正論」(2011年3月号)の対談での
「長期的には日本独自の核保有を国家戦略として検討すべきではないでしょうか」
との発言ですが、稲田氏は発言撤回には応じないが、
「現在の防衛大臣として、核兵器のない世界に向けて、非核三原則を堅持し、核なき世界の実現のために全力を尽くす所存だ」
との考えを示しました。
しかし、これも「そのときの政治情勢」によって発言が変わると言っているのですから全く信用できません。
一方、核兵器の使用が憲法上認められるかを問われ、稲田防衛相は
「核兵器であったとしても、自衛のための必要最小限度の範囲内にとどまるものがあれば、その保有は憲法9条2項の禁じるところではない」
という従来の政府見解を説明しました。
稲田大臣はかたや非核三原則にも言及し、
「我が国が核兵器を保有することはありえず、保有を検討することもない」
と強調しましたが、非核三原則は閣議決定にすぎず、憲法で禁じられていないのであれば、いつ核保有がされるかわかりません。
去年、集団的自衛権行使は憲法上許されないという内閣法制局の見解をひっくり返して見せた安倍政権。
稲田大臣といい、言葉が軽い割には、
日本独自の核保有を国家戦略として検討すべき
という発言だけは撤回しないと意地になる核保有執着姿勢が恐ろしいです。
稲田大臣は「若者全員が自衛隊に体験入隊したらどうか」と発言していることも11日の国会で撤回しないと言いました。
全員ですからね。義務にしないと実現しないわけですからもう徴兵制寸止めです。
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核保有発言、撤回せぬ=稲田防衛相-安倍首相は「共有」に言及
稲田朋美防衛相は11日の参院予算委員会で、かつての雑誌の対談で「核保有を検討すべきだ」とした自身の発言について「撤回するつもりはない」と明言した。民進党の白真勲氏への答弁。
稲田氏は、2011年3月の対談で「野党時代の一政治家として、そのときの政治情勢によって発言した」と説明。その上で「わが国は非核三原則を堅持しており、核兵器保有はあり得ず、検討することもない」と改めて強調した。
また、安倍晋三首相は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国に米の戦術核が配備されているニュークリア・シェアリング(核共有)について、検討すべきだと過去に発言したことを認めた。白氏の質問に対し、首相は「どういう意味があったか、抑止力の高め方を検討、研究していく必要があると言った」と述べた上で、「日本が核を保有、使用するということとは異なる」と強調した。
(時事通信 2016/10/11-17:45)
防衛相の「自衛隊体験入隊」発言ただす
(東京都)
参議院予算委員会で11日、稲田防衛相に質問が集中している。社民党の福島副党首は稲田防衛相が過去に「若者全員が自衛隊に体験入隊したらどうか」と発言しているとただした。 福島副党首「稲田大臣の方から、教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですかと言っている。徴兵制と紙一重ですよ。とんでもない発言です。撤回されますか」 稲田防衛相「学生の皆さんがたにも見ていただくっていうのは、教育的には非常にいいものだと思っています。意に反して、苦役で徴兵制をするといったたぐいのことは、私は憲法に違反するというふうに思っていて、そのようなことは考えておりません」 また、民進党の白眞勲議員は稲田防衛相が過去に核兵器保有を肯定する発言をしたことについて撤回する気がないのか追及した。稲田防衛相は「一政治家として個人的な見解を述べたもの」とした上で「過去の発言を撤回するつもりはない」と改めて強調した。
稲田防衛相 この答弁で大丈夫か
毎日新聞2016年10月9日 東京朝刊
稲田朋美防衛相(57)が、国会で野党から集中攻撃を受けている。稲田氏は歴史認識などが安倍晋三首相に近く、タカ派的な言動で知られる。外交・安全保障の経験が乏しいにもかかわらず防衛相に起用されたのは、首相が自身の後継者として育てようとしたためとも言われる。
そういう背景のある稲田氏が、国の安全保障政策の責任者として、どういう考え方にもとづいて仕事をしていくのか、野党が厳しく追及するのは当然のことだ。しかし、これまでのところ、稲田氏が疑問に十分に答えているとは言えない。
参院予算委員会では、民進党の蓮舫代表が、月刊誌「正論」(2011年3月号)に掲載された稲田氏の発言をもとに認識をただした。
稲田氏はこの雑誌で「長期的には日本独自の核保有を国家戦略として検討すべきではないか」と語っている。だが、予算委で問われると「非核三原則を守り、核のない世界を実現するために尽くしていく」「現在、核保有は全く考えていないし、考えるべきでもない」と政府方針を繰り返した。蓮舫氏は「気持ちいいぐらいの変節」と皮肉ったが、認識を変えた理由を稲田氏はほとんど説明しなかった。
就任直後の記者会見では、核保有について「将来的にどういった状況になるかもあるが、現時点で核保有を検討すべきではない」と含みを残すような発言をしたこともある。
これでは、本当に「変節」したのかも怪しい。防衛相として一時的に自重しているだけで、何かの拍子に持論が復活するかもしれない、と疑いたくもなる。稲田氏はもっと丁寧に説明する必要がある。
「防衛費」を「軍事費」と表現したのも、言い間違いと見過ごすわけにはいかない。首相が自衛隊を「わが軍」と呼んだことを思い起こさせる。自衛隊という実力組織を預かるだけに、神経を使ってもらいたい。
衆院予算委では、8月にアフリカ・ジブチの自衛隊部隊を視察し、終戦記念日の全国戦没者追悼式を欠席したことを民進党の辻元清美氏から「言行不一致」と批判され、涙を浮かべたことがあった。
答弁の際、稲田氏が、防衛官僚である秘書官から渡されたメモを読み上げてしのぐ場面も目立つ。
野党からは稲田氏の資質や首相の任命責任を問う声が出ている。
防衛省は、北朝鮮や中国の情勢、安保法制など多くの課題を抱えている。政府は近く、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)で、自衛隊に新任務を付与する方針で、稲田氏の現地視察の結果も判断材料になる。稲田氏は責任の重さを改めて自覚してほしい。
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つまりその時次第でなんだって発言しちゃう、ってことですね。よくわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=_aCQYgYp9L0&feature=share
以前のコメ欄でも指摘されていたように核兵器保有は、現状ほとんど不可能に近いものがありますし、自衛隊への体験入隊など自衛隊の負担を増やすことになり無理な話でしょう。
そもそも、若者に対する意識が如何にも上から目線で観念的だと言えます。
核兵器保有が安全保障に寄与するとか若者を自衛隊で鍛えるとか、昔から観念的な保守が唱えて来た現実を見ない思い込み論に過ぎないと思います。
公務なのにジブチ、南スーダンにはキャップ、エグいTシャツのバカンス・スタイルで。ジブチはリゾート地なのだそう。だからニッコニコだった。
ジブチ滞在3日間。
南スーダン滞在7時間。
はて、わずか7時間で一体何がわかるというのか?
一度南スーダン訪問をキャンセルした過去あり。
その時は自衛隊キャンプのすぐそばに着弾し、数百人の死者が出た時だったな。
表向きの理由は、
「マラリア予防接種で蕁麻疹が出たから」 www
自衛隊員もその口実を使いたまえ。
(なお、南スーダンでの戦闘《安倍らに言わせれば、「勢力と勢力の衝突」w》は、はっきり政府軍が関与しており、しかも国連PKO部隊に敵意を持っているとのこと。7月以降も戦闘があり、民間人が巻き込まれて数十人単位で殺されたということである。政府軍が関与しているなら、参加できないはずだ。)
防衛大臣なのに、いつもフェミニンな格好。いい歳して、ロングヘアをカールして垂らしている。常に美容担当者が随行しているのではないか? カールした髪を美しく保つのは大変なのだ。
国会答弁で「つけま」がはっきり写っている写真があった。整形疑惑も囁かれる。昔の写真と今では、単に加齢や化粧法の影響とは言えないぐらい、顔が違う。
空自? 白い制服を着た組織を視察した時は、胸元の開いたブラウスにパールのネックレス、黒のツーピースでウエストに大きな白黒のリボンが結んであるデザイン。これって、子どもの入学式出席スタイルじゃん w
潜水艦の視察の際は、パンツスーツだったが、ハイヒールで無神経に歩き回り、関係者をヒヤヒヤさせる。特殊な塗装がしてあり、ヒールなどで傷がつくとまずいそうな。そんなことも知らないのか?
チャラチャラしたオシャレがしたいなら、国防なんかに口出ししないで、あと国会議員も辞めちゃって、一弁護士として地道に仕事すれば? (でも在特との付き合いをすっぱ抜いた新潮との裁判では負けました。他にも何かの裁判で敗訴していたような・・・)
国民には自衛隊(体験)入隊を強制したがり、核武装を諦めないだとか、血を流して国を守る者だけが選挙権を与えられるべきとか、戦争は霊的進化だとか、激ウヨな発言をためらわないが、その実体は単なるナルシシストで権力とカネが大好きな超俗物。
自衛隊員は死ねばいいが、息子を徴兵されるのは嫌、と。
夫婦で防衛関連の株を多数持っているから、日本が戦争に踏み込むと株価が上がって嬉しいんだろう。人。
まずこういうのを引きずり下ろし、さらに白紙領収書を出していたほかの30人も辞任させるべき。
腐ったマスゴミはろくろく報道もしないけど。
いい方法あります?
前文を読めば日本国憲法の理念が非武装中立であることは子供にも理解できます。我々は、外交努力に依ってのみ生存と平和を維持するとし、戦力を永久に放棄すると誓ったのです。戦争をしないと宣言しているのですから自衛隊は存在自体が違憲であり、生存権を保証するための専守防衛もまた戦闘行為の範囲内ですから決して容認してはなりません。直ちに自衛隊を解散し在日米軍を全て排除すべきなのです。ガンジーさんの非暴力主義のように何人殺されても平和を訴える覚悟がなければ平和憲法など無価値なのです。
貴公は日本語が苦手なのか。
まず変換ミスだ。「指示」ではなく「支持」と言いたいのではないか。貴公が指示を出せるような立場とは思われない。
「変化摩る」も変だ。また「わ」は主語の後に付けるものではない。「言べき」の送り仮名もおかしい。
貴公は日本を愛しているのではないか。であれば、言葉という文化をもっと大切にすべきだ。ゆっくり落ち着いて書き、書き終えたら再度文章の見直しをすることを推奨する。
p.s. バード様と一国民様が復帰されたことは大慶でした。なんか、やる気出て来ました。