今日は広島の原爆記念日。
稲田朋美氏を防衛相に起用したところ内外から予想以上に極右政治家と言われて、安倍首相が慌てています。
稲田防衛相は、2016年8月3日の就任会見で、
「現時点では核保有を検討すべきでない」
と述べ、将来の検討を否定しませんでした。
安倍首相は6日、原爆慰霊祭のために訪れた広島市で会見し、
「わが国が核を保有することはあり得ず、保有を検討することもあり得ない」
「非核三原則を国是として堅持し、この考えは全くゆるぎない」
と述べ、将来、核兵器の保有を検討することも否定しました。
安倍首相は、稲田氏の発言は
「政府の考え方に矛盾しない」
との認識を示しつつも、稲田氏に対しては、
「内閣の一員として、核兵器のない世界の実現に全力で取り組んでもらいたい」
と求めました。
もちろん、二人とも過去には核武装を検討すべきだと発言したことのある核武装論者ですが、少しは釘が刺された形で、私としても溜飲が下がりました。
稲田氏を防衛相につけたことが安倍政権のアキレス腱になっていることは明らかです。
こうやって口先だけだと思っても、公に約束をさせていくことが大事でしょう。
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魔法から覚めてくださ~い!小池百合子候補は東京都核ミサイル配備論で日本会議と一致した極右政治家。
確かに安倍首相の言葉はいつ「新しい約束」でくつがえされるかわからず、羽毛のように軽いわけですが、それでも将来も核保有を検討しないと言わせたことの意味は大きいでしょう。
広島の原爆の日に収穫です。
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首相、核兵器保有を否定 稲田防衛相の発言に関し
安倍晋三首相は6日の広島市での記者会見で、将来的に核兵器保有の可能性を検討すべきだとした稲田朋美防衛相の過去の発言などに関し「わが国が核兵器を保有することはあり得ず、保有を検討することはあり得ない」と述べた。憲法改正問題を巡っては自民党改憲草案にこだわらず野党側との合意を目指す考えを重ねて示した。
稲田氏に対し首相は「内閣の一員として核兵器のない世界の実現へ全力で取り組んでほしい」と強調した。稲田氏は閣僚就任後「現時点で核保有を検討すべきではない」としている。
安倍首相、核保有「検討せず」=憲法改正は論議深化期待
被爆者と懇談後、記者会見する安倍晋三首相=6日午前、広島市中区の平和記念公園
安倍晋三首相は6日午前、広島市で記者会見し、将来の核兵器保有の可能性について、「わが国が核兵器を保有することや、検討することもあり得ない」と強調した。「(日本は)非核三原則を国是として堅持しており、揺るぎないものだ」とも語った。
核保有をめぐっては、稲田朋美防衛相が3日の就任会見で「将来的にどういった状況になるかということもあると思うが、現時点では核保有を検討すべきではない」と述べていた。首相はこの発言について、「政府方針と矛盾するものではない」との認識を示した。
一方、首相は自民党の憲法改正草案に関し、「そのまま国民投票に付されるとは全く考えていない」と指摘。「(衆参両院の)憲法審査会という静かな環境で真剣に議論し、国民的な議論につなげていきたい」と述べ、国会論議の深まりに期待を示した。
(時事通信 2016/08/06-11:59)
「核保有ありえない」 防衛相発言に言及
毎日新聞2016年8月6日 大阪夕刊
安倍晋三首相は6日、「我が国が核兵器を保有することはありえず、保有を検討することもありえない」と述べた。広島市内で記者会見した。
稲田朋美防衛相は3日の記者会見で将来的な核保有を「憲法上、必要最小限度にどのような兵器が含まれるかに限定はない」と明確に否定しなかった。首相はこれに関し、「政府方針と矛盾しない。(稲田氏は)安倍内閣の一員として核兵器なき世界の実現に全力で取り組んでもらいたい」と語った。
首相はまた、憲法改正について「(衆参の)憲法審査会という静かな環境で真剣に議論し、国民的な議論につなげていきたい」と述べた。自民党の憲法改正草案に関しては「そのまま国民投票に付されるとは全く考えていない」と述べ、各党と柔軟に協議する考えを強調した。【松井豊】
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では軍事的な意味なり抑止効果があるのかと言えば殆どないでしょう。
逆に核兵器に余分な予算を割かないといけないので、他の国家予算や軍事予算を圧迫することになり却って安全保障を危うくすることにしかなりません。
フォークランド紛争で英国がアルゼンチンに勝利したのは英国が核兵器を持っていたからではありません。
もし、英国が負けそうになっていたとしても英国は核兵器を使用することは出来なかったでしょう。
別にアルゼンチンが核の傘に入っているか否かには関係ないことです。
また、中越戦争も核兵器の有る無しとは関係のないところで戦われ、戦術的には中国軍ボロ負けといったところですが核兵器が使われることはありませんでした。
これは、当時ベトナムが核保有国のソ連邦と同盟を結んでいたからだと考えるのは無理があると思いますね。
核兵器は実際には使えない兵器となっており(長年の反核運動の成果だと思います)、核武装したところで抑止効果などは殆ど無く逆に計り知れないデメリットをもたらすものと思います。
【沖縄・高江弾圧から見える憲法改正の恐ろしさ】
http://ameblo.jp/tiger-mask-fighter/entry-12184829736.html
悪魔の緊急事態条項
高江の人には、申し訳ない。
こんなものは、序の口だ
取材陣へも弾圧!
報道の自由を弾圧!
ここまで安倍自民党はやる。
高江市民の踏ん張りで、よ〜く見える?
国民の権利を全否定
高江弾圧、都知事選、憲法改正(改悪)、緊急事態条項は、
全て線で結ばれています。
憲法改正(改悪)
の対案は、現行憲法!
そりゃそうでしょう。アメリカ様が許しませんから。
しかし、将来はアメリカ様から核の保有を命令されるかもしれません。勿論、ボタンはアメリカ様が持っています。保有というより保管ですね。
自由に使える核を持ちたかったら、アメリカ様の奴隷から脱しなければいけません。
でも、安倍や稲田には無理。民衆を騙す能力はあっても、強者・アメリカと対等に交渉する能力も気概も皆無ですから。要するに「カス」ということです。
核を保管させられる事態は最悪。攻撃の対象となり、暴発など事故の危険と膨大な費用を負担させられる。
「カス」を退けて、アメリカの支配から脱する政権を創らなければいけないのです。当然、核の無い平和な世界を目指す政権です。
ほんど答えられていない。
「控えさせていただく」などの逃げ向上、多用。
この「三百代言」様は、有能なのだろうか。今後、失言ボロボロで失脚しないだろうか。
でも、マスコミが伝えないし、中谷元だって務まっていたしなあ・・・
> http://article9.jp/wordpress/
日本はすでにプルトニウム50トンを保有しており、原料として量的には充分だが、未だ連合国にとって敵国扱いなのだから、核を持つのは無理だ。仮にアベ稲田組が
「あたらしい判断で核兵器を保有することになりましたぁ」
などと主張したら、その途端袋叩きの目に遭うだろう。
近々この女のコスプレ(アーミー)を見る日が来るのが憂鬱 w
さて、これで安倍晋三はどうでるか。予想されているような週明けのテント撤去を強行するのか。もし、やれば、安倍の妻も同罪。住民の切実な訴えを聞いてもアメリカ様のためなら何でもやる売国奴。
たぶん、しばらくの間手をつけずに置くでしょう。どのくらいかはわかりませんが。1週間か、一月か。安倍昭恵氏のテント訪問を、ヤマトが忘れたころに強硬となるでしょう。
しかし、だからと言って三宅洋平氏の行動は評価されることはあっても、非難されることはありません。
彼が貫く「チャランケ」(アイヌ語で「話し合い」)の姿勢によるものです。時間を稼ぐことができ、本土にも「高江」の事実を知らせ、ヘリパッド建設を断念させる可能性を広げたのですから。
民主党政権の外交があまりに低劣でしたので、核武装論者に転向したんです。
将来アレにすら劣る無能政権が誕生する可能性は否定できない。
そのとき、日本の外交力と安保を担保する手段として核はクリティカルな効果を持ちます。
なんせ防御不能、絶対的な矛ですからね。核戦争を前提としない限り、他国から直接的侵略を受けることは無くなりますし、間接的侵略や外交圧力にも重しとして作用します。確実に刺し違える武器を持つというのは、そういうこと。
別に核武装したところで国際的に孤立はしませんしね。
ところで、核武装論者は悪人だろうか。
(愚者の善意は悪意より迷惑、とかそういうのはいいです)
善悪ではなく、効果や損得という観点から冷静に議論してもらいたいですね。
多様な価値観や意見の存在を是とするリベラル勢なら、特にそれを望みたい。
核保有国の英国がアルゼンチンによるフォークランド諸島占拠を防げなかったことからも明らかです。
核兵器が良いか悪いかと言えば悪いに決まっていると思います。
そのことは、被爆国である我が国が一番よく分かっているはずです。
被爆国である我が国こそが核兵器廃絶と核兵器不使用の音頭をとる必要があります。
我が国が訴えずして、いずこの国が訴えるのでしょうか?
我が国の訴えほど説得力のある訴えはないはずだと思います。
そんな日本が核武装なんかすれば、もはや核兵器の拡散も防げなくなり核兵器が実際に使われる可能性が高まり世界にとっても日本にとっても良いことなんか一つもありません。
相手国にこちらの要求を呑んでもらうために、「言う事を聞かないと、核兵器で攻撃するかもしれない」という脅しをする、という考え方なのだろうが、そんな国、日本の周辺にあるのか?
核兵器など開発はもとより管理にさえ相当な資金を必要とし、財政を圧迫する。経済規模の縮小及び低成長が懸念される日本にそんな余裕などもはや無い。また一度核兵器が使われれば、紛争自体に勝ったところで、核兵器が打ち込まれた側、場合によっては紛争当事国両国共に放射能汚染が後に残る。特に、日本のような国土が狭く、四方を海に囲まれた国の場合、逃げ場が無いから、余計に核兵器の返り討ちを警戒しなければならない。
核武装など、善悪以前の、短絡的な身の程知らずの考え方とした言いようが無い。馬鹿思考の骨頂。
「ヤバい兵器でも躊躇なく使用を提言できるオレ様カコイイ」
そういうのはいいから。釘バットを振り回す中坊と大差ない。
核兵器を「ちょっとでっかい爆弾」ぐらいにしか考えていないのか。インディ・ジョーンズ4じゃあるまいし。
核なんぞ持ったところで維持はどうするのだ。核物質が放射性崩壊を起こすものだということぐらい知らぬ筈はあるまい。
維持するためには未来永劫核物質を生産する必要がある。つまり原子炉を止められなくなる。放射性廃棄物も出続ける。処理の方法など存在しない廃棄物がだ。ただでさえ福島の放射性汚染に対処しきれていない日本のどこにそんな余力があるのだ。
当然核を装備すれば近隣国は警戒するし、制裁論も高まるだろう。たとえば中国にリンの輸出停止などされたら、100%輸入に頼っている日本の農業は壊滅的ダメージを受ける。元々自給率が極端に低いところにとどめを刺されかねない。
ここからは想像だが、同じ武器を持っていたとすれば、不利になるのは日本だと思う。日本はすでに大規模に放射能で汚染されている。となれば、かえって他国の方が核兵器使用の心理的ハードルが下がるのではないか? 「どうせ汚れた土地だ、核で焼いても大して変らない」「あの島国を処分場にして、世界中の核廃棄物を引き受けてもらおう」そんな暴挙に口実を与えてしまうのではないか?
核装備に抑止力が期待できないのは、洲蛇亜林氏の考察の通り。よって何一つ「得」になることなどないと考える。